『光代を甲子園に連れて行く』
幼馴染みの亮平の言葉は、冗談だと思った。
でも、そうじゃないと分かったとき、わたしも決心した。
彼が本気ならわたしも頑張る。同じ舞台に立つのがわたしの夢になったから。
なかなか出番は回ってこなかったけれ
ど、一生懸命に努力をしていたことは、わたしが誰よりも知っている。
そして迎えた高校3年生の夏。
わたしたちにとって、最初で最後の大舞台。
だって……、悔いの残らない日々にしたいから……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 19:51:30
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会話率:41%