地龍騒動という音斑佑を一躍有名にした事件があった。
二ヶ月ほど前、突如現れた地龍を学生僅か数人で撃破したという内容。大災害とも呼ばれる龍種の撃退、それを為した英雄の最年少記録である。
佑率いる魔力研究会には現在六人の学生がいる。俺以外のメ
ンバーは以下の通り。
部長、音斑佑。
史上初の”増幅“魔法の使い手。
紀伊原鏡。
佑の幼馴染で魔力量十四万の『水』使い。
音斑風花。
佑の妹。百万越えという前代未聞の魔力量を誇る『風』使い。
野坂焔。
魔力量二五万の『火』属性魔法使いという人類最高位の才能の持ち主。
安登恵。
鳳翼学院の学生会長をしている『地』属性の魔力を持つ心優しき才媛。
ここまでが世間で騒がれている今をときめく英雄たちだ。
残念ながら俺の名前はない。
さて、これは英雄譚のその後を描く物語だ。佑はもう終わったこととして地龍騒動を扱っているけど、俺にとっては始まりだ。
まだまだやりたいことはあるし、佑にやってもらわなければならないことだってある。
さぁ、見城三月の物語を始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 00:18:55
137194文字
会話率:40%
目が覚めると知らない爺が目の前にいた。どうやら俺は死んだらしい。その後、色々あって異世界に送られることになったが、爺が言うにはその異世界には魔法が存在する世界だと言う。その際に魔法の属性は何があるのか聞き、俺は『地』属性だけに特化させてくれ
と頼む。不人気だけどいいのか?と聞かれたが・・・俺は『地』属性が『最強』ではないが『最高』だと思っているので何の問題も無い。他にもいくつか能力をもらって異世界への扉をくぐる。こうして俺の第二の人生が始まったのである。―――――※注意!この小説には恋愛要素が全くありません。適当に主人公が好き勝手する話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-24 05:29:50
112456文字
会話率:43%