就職して2年目の松本夏美は、人生を平穏無事に過ごしたいだけの24歳。
日本語堪能な、欧州系私企業のお飾り日本支店長(イケメン御曹司?)は、どうやら高名な錬金術師の子孫らしいです。謎の『宝珠』に反応する人を探しに来た彼に、その宝珠の関係者と言
われてしまった夏美は戸惑いつつも、その『宝珠』の謎を一緒に解くことにしたのですが…。
サブタイトルに☆が付してある部分の後書きには、タロットカード語りがあります。
また、文中において、ドラゴン、龍、竜という名称が混在しておりますが、その種族由来、その地方由来の呼称を優先しておりますので、ご了承ください(白銀龍、白蛇竜等)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 17:15:36
891811文字
会話率:30%
科学文明が崩壊した世界。
絶望の淵で人類は悪魔を召喚し、悪魔から得た知識と魔術にて崩壊した世界を立て直し、魔導科学文明を作り上げた。
しかし、その知識の中には巧妙に悪魔の悪意が込められていた。
その悪意により、人類は魔術の根源となる魂を奪い
合う、混沌の時代を迎えようとしていた。
そんな中、1人の魔術師と1体のピエロ人形がいくつもの国を巡る。
魔術師の名前はラビィ=リンス。純粋無垢な少女で、魔術師の本懐である救世主としての役割を全うしようとする正義の人である。
お供のピエロ人形の正体は、悪事の果てに全ての能力を失った悪魔である。人を憎みこの世界に混沌をもたらした張本人なのだが、純粋無垢なラビィに惹かれ、何だかんだと悪態を吐きながらもラビィと共にいるのだ。
そんな正義と悪の凸凹コンビが、魔術生命体(ゴーレム)や機械人間(サイボーグ)が蔓延り、混沌の時代を迎えようとしている世界で、いくつもの困難を乗り越え人々を救って行く物語。
謎の魔術師、ラビィの正体とは。
ラビィが持つ、全ての願いを叶える《賢者の石》とは何なのか。
どうして正義と悪、正反対の2人が出会ったのか。
物語は科学文明が崩壊し、人々が悪魔を召喚するところから始まる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-05 12:05:36
169334文字
会話率:37%