1936年5月12日。
ドイツ国でナチ党と連立政権を組んでいた政党である大ドイツ銀翼突撃党は、17歳以上の女性を一定数徴兵する事をナチ党首脳陣に提案した。
大ドイツ銀翼突撃党の党首であるアイリス・フォン・フリューゲルは、強力な労働者として
の若い男子を国内に一定数残す事で工業力の低下を防ぎ、より完成度の高い復讐戦闘国家"ナチス・ドイツ"を作り出そうとしたのだ。
当初、ドイツ国総統アドルフ・ヒトラーは、アイリスが旧ドイツ帝国における貴族階級の人間であった事からこの提案を黙殺する予定であった。
しかし、アイリスの強い説得と国防軍に女性徴兵に対する肯定的な意見が増えて来た事を鑑みて、17歳以上の女性を一定数徴兵するように記されている総統命令を出すことになる。
これは、女性兵士のみで編成された初の装甲師団。
"ワルキューレ独立装甲師団"第601装甲中隊中隊長、へレーネ・フォン・フリューゲルの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 22:10:42
9859文字
会話率:28%
昨年十二月に連載開始し、三月頃に完結した『ペンギンの海』のスピンオフ作品になります。
未だに『ペンギンの海』は、多い時で三桁中盤のPVがあり、その感謝を込めての集中連載であります。
この作品の主人公は、『ペンギンの海』で砲手を務めたディー
ター・クラッセン軍曹になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-09 03:09:52
124116文字
会話率:13%
船乗りである「私」は、敗色が濃くなりつつある祖国のため、予備役の軍人として海軍に志願する。
そして、小型哨戒艇での国境警備任務につくが、強行偵察に着た敵国のコルベット艦と交戦の末、撃沈されてしまう。
制空権を取られた祖国はますます敗色
を強め、海上輸送すらままならなくなるが、打開する手段はなかった。
ある日、乗艦を無くし失意の日々を送っていた「私」に、再び招集がかかる。「私」に再び艦艇が与えられたのだが、それは陸上を走るべき戦車に航行するための装備を加えただけの代用兵器だった。
操手と艇長は海軍、機銃手と砲手と装填手は陸軍という変則編成で、圧倒的な戦力差の海に「私」は出撃する。
所属の違いによる乗組員同士の反目や、航空支援がない海戦の絶望感と戦いながら「私」は祖国を守るため奮闘する。
※この世界に似た、別の世界の物語になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-09 22:29:12
260398文字
会話率:14%
これは此処とは"異なる世界"、1942年~1943年の冬にかけて北欧……ラドガ湖周辺で勃発した【とある戦い】の記録である……
後に【第二次冬戦争】と呼ばれる事になるこの戦いで何故、少女達は戦場に立ち、若い命を戦火に曝し
たのか?
雪原に響く砲声に、マズルフラッシュと共に放たれる砲弾……
それは互いの装甲を削り穿ち……
そしてその度に消え行く命……
これは鋼鉄少女達の視点で描かれる、血と硝煙の物語である!!
☆☆☆
いや、お久しぶりの連載に内心冷や汗な暮灘です(^^;
まだPPG正伝を連載してる真っ最中ですが(汗)、ちょいと体を壊し入院してしまい、イマイチ執筆の調子が戻らず……なんて体たらくでした(泣)
そして気分転換の【PPG外伝】として始めたこの【突撃お嬢】、思いの外に長いシリーズになってきました。
作品的に外伝に止まらず、半ば独立した物語となりここまでこれたのも、本当に皆様のお陰ですm(__)m
いつまで書き続けられるかわかりませんが、これからもご贔屓どうかよろしくお願いします(__)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-15 08:07:57
139791文字
会話率:23%