空には当たり前のように月がある。
出回る都市伝説、「黒い天使」。
月が照らす彼女は何を見るのか。
それとも初めから見ることは諦めているのか。
ヒトの夢は醜いから。
しかし、
少女は出会った。
真実を追う瞳に。
最終更新:2011-03-23 19:23:16
172740文字
会話率:40%
外では人達の怒号が鳴り響き 盾と矛が煌めく
血と汗と埃が舞う まひるの太陽を烟らす
すべての父は狼とのとっ組み合いに敗れ 膝から崩れ落ちる
ワタリ鴉は英雄たちの眼球と脳髄を挵り出す
大蛇は痛みに耐えかねて ぎりぎりと大地を締めつける
ひび
割れたその膣から 息子たちは勇み飛び出してくる
波濤の九人姉妹は憤怒に我を失い 恵みの穂を取り返しに来る
竜が翼を広げ 娘たちを攫っていく
カーテンを降ろし 蝋燭を温もりとしよう
暗がりは貪り 衣擦れは震え
叢を押し開き 戦きを味わう
痛みは兆し
窓を叩く雨音と風は 悦びに遠のく
滴りを掬い取り 至上の香りを肌膚に刷り込もう
月は砕け星々が降って来る
夜に凍え、昼に焼きつくされる
やがて世界は静寂に支配される
そしてふたりは沈みゆくだろう折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-23 12:47:38
311文字
会話率:0%
暗がりに歩く道で足音が重なって聞こえる。それが人ならざる者が闇に潜み、後をついて来る足音なのだろうか……。
キーワード:
最終更新:2010-12-26 00:30:58
1975文字
会話率:24%
いつも眠る前に夢想をするのが、私の癖。幼いころからずっと続いている。
綺麗、醜い、苦しい、楽しい、悲しい、ありえない。
どんな夢がお望み?
最終更新:2010-10-06 12:59:37
2768文字
会話率:0%
―――それは不思議な出会いであった―――女性的過ぎる容姿と霊感の高さに悩む少年は、深夜の帰り道に『不思議』を体験する。それがきっかけとなり、変貌を遂げる生活。愉快な友人と不思議な力を持つ少女達。暗がりで蠢く、不気味な影に、朧気に残る過去の記
憶。―――狐を自称する先輩との出逢いにより、次々と起こる『不思議』。その中で少年は自分の中の『何か』を見つけ出していく―――。辛い過去に向き合い、新しい出会いに騒ぐ。和やかに進行していく非日常系アクションラブコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-23 20:53:47
53061文字
会話率:42%
世界は寄せ集められ、積み上げられた「つみき」。生きているつみきがあり、死んでいるつみきがある。形のないつみきがあり、限られたものにだけ見えるつみきがある。そんな世界の欠片に気が付くのは、ちょっとした暗がりでふらふらしている人間達。これはそん
な彼らの呟きの「つみき」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-19 19:41:52
24013文字
会話率:33%
短いkissの続編。これだけでも、読めるとおもいます。暗がりの映画館でのちょっとしたドキドキです。
最終更新:2007-11-27 09:54:06
1241文字
会話率:22%