1945年4月、ナチスドイツ第三帝国の命は風前の灯となっていた。英米軍は空から空爆を繰り返し、復讐心に燃えるソ連赤軍は地上から首都ベルリンへなだれこんだ。ナチス政府高官を夫に持つエリザベートは廃墟と化した首都に取り残され、途方にくれていた。
略奪と暴行が横行する大混乱の中、彼女は紳士的な敵軍将校と運命的な出会いをする。誰も問うことのなかった戦勝国の犯した戦争犯罪……わが日本よりはるかに辛酸をなめさせられたドイツの戦後を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-12 16:34:56
106765文字
会話率:50%
1944年。まだ日本が戦争の中にあった時代。レイテへ臨む、一人の青年将校の目を通して、「海の侍」と呼ばれた西村祥治中将の戦いを描く中篇小説です。(※フィクション含みます)
最終更新:2009-07-09 00:51:58
30729文字
会話率:45%
貴族ディーター・フォン・ダンクヴァルトが猟銃で獣を追い、いのししと勘違いして、歩いていた青年オスカル・アレンシュタインを撃ち殺してしまった。悲しむ母親コージマ・アレンシュタイン、青年の葬式の日、貴族は詫びにもこない。やってきた母親を横柄な態
度で追い返す貴族に、母親は怒りと、不信感を抱き始める。殺された青年の友人で、オーストリア帝国従属の将校ゼップルが真実を突き止めようと動き出すが・・・・・・。いわゆる二時間ドラマのノリで。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2005-02-04 18:01:13
6185文字
会話率:51%