刺激がなければ私たちは、
日々の記憶を忘れてしまいそうになる。
何でもない日々に
少しの刺激が加わることで
多色に色褪せた日になり、
記憶の片隅にいつまでも残っている。
君はそんな刺激が欲しいと思わないか?
最終更新:2013-04-14 01:49:49
277文字
会話率:0%
その甲冑がいつからそこにいたのかは、分からない。違和感を覚えない理由も、誰か教えてほしい。
俺の記憶は1日前からしっかり残っている。何の1日前なのか思い出せない。
結局、部屋を歩き回って気付いたが、過去の記憶よりも、直面する現在の方
がいくらか信憑性がありそうだ。
しばらくは今のことを、そのうち思い出したら昔のことを書く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-07 22:07:38
1950文字
会話率:0%
彼らは雨の中を歩き続けている。
とりわけ彼らは、とあるデスゲームにまんまとはめられたわけじゃないし、だいたいその行く先すら誰も知らない。
物心ついた時から、雨具を手に持たされていて、大昔ほんのわずかに背中を押された感覚だけが名残惜しそうに残
っている。
そもそも彼らは、世界を変える力なんて持ち合わせていないし、やがて無邪気な悪意に蹂躙されるであろうことを十分理解していた。
詰まるところ、彼らというのはそんなありふれた存在だ。
これは土砂降りの雨から始まった、彼らが歩き続ける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-28 17:50:13
30762文字
会話率:35%
近世と近代の狭間に一つの激動に満ちた時代があった。
手に剣を胸に魔法を秘め、誇りと伝統を枕に戦う時代に終わりを告げられ、手には銃を胸に階級章を付け、自らの命を奪わんと降り注ぐ砲弾の雨の中を恐怖に身を竦ませながら兵士が駆け抜けたそんな時代。
かの時代に一つの国家が産声を上げた。
その名は<ヴァイゼンラント帝国>。
無数の困難を乗り越え生まれたこの国は、その成り立ちに批判的な史家達ですら『神の大いなる寵愛を受けた国』と皮肉に侮蔑、そして嫉妬に身を燃え上がらせながらも称せざる得ない。
あの時代において類稀な機知と知略、謀略に身を染め上げながら羽ばたいていった帝国。
そんな帝国には一つの御伽噺が残っている。
それは『ヴァイゼンラントの白蛇』。
本書はその御伽噺の人物『白蛇』と化した彼女が人間として生きた本当の軌跡の証明であり、御伽というベールによって隠された向こうに確かに存在していた真実の告白なのだ。
『ヴァイゼンラントの白蛇』ユリアナ・フォン・エーデルシュタイン (著、監修、編集)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-20 23:04:05
1272文字
会話率:0%
科学が生まれた。神話は正しくなかった。それでも神話は残っている。
キーワード:
最終更新:2012-03-25 22:27:52
727文字
会話率:0%
かまってほしいと願うとき、誰もかまってくれなかった。その傷は今でも心に残っている。かまってちゃんが嫌われるのはわかっている。でも、それ以外に心を充たす方法がわからないから。だから今日も、私にかまって、と願い続けるのです。
最終更新:2012-01-11 20:00:00
451文字
会話率:0%
ビジネス街の中に民家が残っている。
キーワード:
最終更新:2010-06-11 23:19:52
747文字
会話率:8%
例え存在は消えても、人の心にはいつまでも残っている。
最終更新:2009-05-14 22:08:38
3431文字
会話率:20%
一生に一度の、卒業式が終わった。まだそこかしこに残るクラスメイトの気配を感じながら、私は一人、教室に残っている。
最終更新:2009-02-25 14:53:02
1480文字
会話率:42%
「綺麗だね」白く息を吐く横顔と、世界でぼくにしか聞こえていないその声が、まだ頭に残っている。
最終更新:2008-02-16 00:32:07
2104文字
会話率:56%
『僕』は北国のとある高校に通う普通の高校二年生。そんな僕には幼いころからずっと好きだった道があった。それは十六年たった今もずっとそのまま残っている。終業式前のある日、僕はその道の途中にある墓地で不良に襲われている女の子を助け、一目ぼれをして
しまう。そして強引に彼女のボディーガードをすることを決めた。思えばそれが僕の運のつきだったのかもしれない。目の前に襲い掛かる広大な現代ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-04-18 17:12:20
56016文字
会話率:48%
四人の神が統べる国、GURDEN。その四神に仕えている三人の翼人によって秩序は護られていた。三人の翼人の名をフィデリオ=グラジオ、カスケード=ニウ。しかし三人目の翼人であるオルレカはいなかった。死を司るオルレカはその重い役目の為に短命で、前
任者も早くにその生を閉じていた。だが増えすぎた人口を間引く為に再びオルレカが選ばれた。スプレケリアという名の紅い花。人々を間引く仕事に傷ついていく。そんな中、カスケードが反旗を翻した。短い生涯を閉じた前任のオルレカは彼が育てたのである。神の方針に逆らうカスケードの思いに惹かれていく現オルレカのケリーだったが立場故に剣を交える。元よりカスケードはこの地の番人であり、古いその身は戦闘中に終わりを告げた。生を司る神の消滅でこの地に咲いた人々も滅んでいくと、残った神と翼人は新天地を求める事を決意した。オルレカにも同行するように言うが、彼はこの地に残り、カスケードの復活を待つと答える。オルレカの手にはカスケードの身体から零れた種が残っている。そして時が満ち、孤独に耐え待っていたオルレカの元へカスケードは新しい肉体を得て帰ってくるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-01-28 09:15:26
105558文字
会話率:21%
主人公清隆(きよたか)は、決まって同じ夢を見る。顔はハッキリとしないが女の子はさよりと名乗り、そして同じ場面で何かを話しているが、声は聞こえない。だが、その姿だけは夢から覚めても鮮明に記憶に残っている。そんなある日、夢で見たのと同じ事が現実
に起こり始めた。(以上、企画スレッドより引用)という共通設定で書いた私の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-11-13 23:17:04
4025文字
会話率:17%
大昔は晴れと雨が混在している世界だった。昔話でよくそう聞かされ、歴史上でも残っている。それは随分昔。今は、雨が止まない世界。
最終更新:2006-06-28 04:26:39
687文字
会話率:0%