降矢千雪(ふるやちゆき)は両親をとある出来事で失い、彼自身もその過去を背負って生きていた。
高校三年生の冬を迎えた千雪はある日の朝、怪我をして倒れていた狐を助けた。するとその狐は可憐な女の子の姿になり、千雪と一緒に暮らすことを望んできたのだ
った。一人暮らしだった千雪の周りはツキネとの出会いで次第に賑やかになり始め、彼自身もツキネ達との暮らしを大事に思うようになっていく。その一方、数百年の時を経て再び蠢きつつある怪奇な存在と少しずつ深く関わっていくことになった千雪は、忌々しき刀と古来より受け継がれた剣術に魂を賭ける決意をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-25 16:52:19
73360文字
会話率:50%
特技は現実逃避、趣味は日向ぼっこ、好きなタイプは小さな女の子。そんな僕、片桐悠里が異世界で繰り広げる幼女と少女とお姉さん、時々魔法のファンタジー。や、知らない内にトリップしてたけどね。
最終更新:2012-11-04 01:31:38
203660文字
会話率:31%
※現在執筆停止中。詳しくは筆者の「活動報告」をご覧下さい。絢爛豪華な高度文明に彩られた現代の夜。その昔、人と共にあったはずの存在、〝妖《あやかし》〟は、今や棲むべき闇を奪われ、その勢力を大きく減退させていた。そんな人と妖のバランスを保つた
めに、幻妖界《げんようかい》よりこの世に遣されてきた無愛想な白狐《びゃっこ》の少女、葛葉《くずは》。そして、その彼女の元に次々と奇妙な話を持ち込んでくるのは、ちょっと変わった怪談マニアの少年、夜彦《よるひこ》。彼は葛葉と共に、人と妖にまつわる様々な事件を解決しようとするのだが、その思いとは裏腹に、彼女は非常に気まぐれな性格で、会う度にいざこざばかり……。種族の違う、人と妖のアンバランスな凹凸コンビは、この世に蔓延る奇妙奇天烈な怪事件を解決できるのか!? ――第四話―― 夜彦の住む町で連続通り魔事件が発生。夜彦はその事件の異常性から、犯人は妖と考え、葛葉に調査の協力を頼むが、なぜか、門前払いに近い扱いを受けてしまう。落胆する夜彦、しかし、そんな彼の前に現れたのは黒い毛並みの狐。その妖狐は、ヒチセと名乗り、夜彦に協力したいと言い出すが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-08 21:45:55
142628文字
会話率:43%