魔法と科学が共存する世界。それらは特に争いごともなく相手の力を敬遠しあって対立する二つの派閥なのだが、互いが手を取り合って生活する地域もあった。その地域で暮らすマキと、話すことの出来ない車椅子に乗ったティナは親戚の家へと向かって旅をしていた
。最初は順調に進んでいた旅なのだが、ある日立ち寄った廃れた町で足止めを食うことになる。だが、その町には羽の生えた初老が一人しか住んでいなかった。彼からこの先の道が土砂崩れで通行止めで通れなくなったことを聞かされ、少しの間泊まることになったのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-05 19:36:33
9477文字
会話率:40%
一つの事件が起きた。/少年は目の前で母が殺されるのを目の当たりにした。/犯人には娘がいた。/それから14年、二人は同じ高校の同じクラスに通っている。/母を奪われた悔しさはどこに持って行けばよいのか。/母を奪った償いはどう果たせばよいのか。/
何もかもを知り尽くした二人は、幼なじみというには苦しすぎ、赤の他人と言うには空しすぎる。/それでも二人は手を取り合って進もうとする。/「わかりあえるはず」と願って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-05-06 00:46:35
52383文字
会話率:49%
十万石の藩主に就任した一弥は参勤交代で江戸に出仕する。藩江戸屋敷には筆頭家老の秋山鉄斎が待っていた。藩主を歓待してくれると思った一弥。ところが鉄斎は梨絵姫と手と手を取り合って茶屋へ出かけてしまう。怒り狂った藩主が跡を追うと・・・
最終更新:2007-04-11 17:26:58
7299文字
会話率:83%