人の感情が目に見える透風静琉は、アルバイト先の貸本屋「白夜堂」で呪いの式本をもらった。
本から現れたのは手のひら大の小さな女の子。実体と心をもつ少女など式で組めるはずがない。
静琉は本の少女の正体を追ううち、街の少女達が眠ったきりになるいば
ら姫事件に巻きこまれる。
それぞれがいばらの道を歩み、それでも光を探す荒野の女達を描いた少女小説、完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-27 11:00:00
179116文字
会話率:26%
戦国の世。独眼竜伊達政宗が当主となる以前の物語。志津は幼くして孤児になったところを、片倉家に引き取られ育った少女。伊達家の長子政宗の乳母を務める姉と、家臣である兄に愛されて成長した。政宗はどこかつかみ所がなく、それでも彼を慕う人々は多かっ
た。志津もその一人で、生まれながら毒に免疫を持ち「毒味役」として政宗を守る役目を担ってきた。だがある夜、政宗に連れられ城の秘密の通路の裏で聞いた話は、志津を愕然とさせる。政宗の弟が、兄毒殺の計画を練っていたのだ。志津はかける言葉がなかったが、伊達家の嗣子ではなく「政宗」を守ろうと決意を新たにするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-15 22:19:18
10506文字
会話率:40%
平安と称される御世‥‥‥中納言の父を持つ三郎太は寝殿に呼ばれる。
そこで父の命令で友達になった少女は、隣家である内大臣家の三の姫だった。男の子として、彼女と友達になれ‥‥‥そんな無理な命令に、自分の先行きを冷淡に見つめていた三郎太は、この先
ずっと深窓の姫君として屋敷の内に閉じ込められるだろう彼女のことを思い、せめていい思い出を作ってあげようと手を差しのばす。
舞台は平行世界の平安時代中期。遠い親戚にあたる少年と少女の物語。(完結)
【月の都シリーズ】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-17 22:13:28
73881文字
会話率:29%
初恋もまだの日野灯。高校1年生。おとなしい性格でチビだからなのか?3年のお姉さま方にいきなり囲まれてしまう。なにやら有名人の彼女アリの「真先輩」とやらに、灯がしつこくつきまとっているらしい?そんな覚えはまったくないどころか…真先輩と話したこ
ともないんですけど!?片思いすらしてないのにこんなんアリ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-17 04:47:33
17537文字
会話率:18%