この幾千、幾万と存在する無限の世界。この数多の世界には多くの人々が物語を紡いでいた。ある世界は緑に包まれし優しき世界。ある世界は水に満ち溢れた潤いの世界。優しき世界のあれば、悲しみと怒りに満ちた世界もある。長い間人々が武器を手に戦い続ける世
界。強者が弱者を虐げる差別の世界。これは、幾つもの世界を旅する一人の男の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-21 03:00:00
9842文字
会話率:56%
科学者、ロザンヌ・パポールによって開発された薬品。
それによって魔法を手に入れた者達は自らを神子と名乗り人間を虐げるようになる。
ヴィアス帝国第一王子、ミエラ・ヴィチィアスは人間の子供、天然の、生まれえながらの神子。
両親を殺され、国王に引
き取られたミエラは恨みつつ、父として国王慕っていた。
カリューナ・パーパスはミエラの実の妹。
人間によって引き取られたカリューナはレジスタンスの一員として戦っていた。
10年後、危機を迎えた国で王族とレジスタンスのリーダーとして再開を果たす。
人間を虐げ殺しすぎた故の労力の減少と人間達の抵抗によって傾いた国家は人間、神子ともに滅びる寸前だった。
一刻を争う事態にミエラは平等を唱える神子とともにレジスタンスのリーダーに加担する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-30 20:03:39
1504文字
会話率:19%
『能力革命』、現在から十年前、全人類は、別の次元軸の人間の、『能力』を得た。
自分のために『能力』を使い、弱い『能力者』を、強い『能力者』が虐げる。街に能力で八つ当たりをする。精神的になにも成長していない子供まで能力を持ったのだ。世界は徐々
に壊れていった。
そして、十年後、壊れきった世界の、一つのスラムに、妹を捜す男の姿があった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-22 16:42:45
26286文字
会話率:33%
岸本少年は、自分を虐げるいじめっ子達へ仕返しを考えた。彼は人づてに死神と出会い、地獄送りの術を習得するのだが……。
最終更新:2009-03-02 04:37:59
9700文字
会話率:31%
宗教とは本来、行為基準ではなく、自分たちが定めた行為基準を権威付けし、正当化する道具の一つに過ぎないはずの存在。しかし、時としてそれは「最大多数の最大幸福」の名目で特定の集団を虐げることをも正当化してしまう。そして、その毒が愛しき存在に及ば
んとしたならば……。俺はそんな不条理、許容できるわけがなかったんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-13 22:06:40
3363文字
会話率:0%