今は昔。昔々あるところに。はるか旧代の御世において。
語るとすれば、そのように語ってしまえるほどの昔のこと。
伝記伝説に描かれる生誕の物語。口伝口承に語られる原初の言伝。
その程度には歴史を遡っての過去のこと。
されど
この語りには、そのよ
うな大々的な価値は無く。
紐解かれるのは、個人の記憶。名など残ってはいない。ただの一人の人間の話。
いわゆる一つの与太話。
歳をとりすぎた老人が語るだけの、ただの思い出。
改訂前ver
※この話の改訂版をハーメルン様にて投稿させて頂いています。
第45部『談笑』以降より同時投稿・同内容のものとなりますのでご了承の上でのご閲覧をお願い致します。
この作品は東方Projectの二次創作です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-09 17:35:45
384884文字
会話率:21%
ある噂があった。それは都市伝説の類。誰も真に受けることもなく一笑に付すような与太話。『ノアの商会といわれる正体不明の電話。その電話を着信した者は救われる』。ある日、神白永遠は突然の死を宣告される。治療法はおろか病名すら定かではない。明らか
なのは、余命幾許もないという事実だけ。現実を享受できず、漫然と残る時間を生きようとする永遠。だが、そんな少女に容赦なく襲い来る懊悩と希望、そして絶望。そんな少女に『ノア』は救いを与えるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-09 00:06:18
26606文字
会話率:51%
時は平成云年6の月。
岡山県民俗学研究部、通称オカ研のハリボテ部長こと金尾拓也(かなおたくや)♂は、後輩の尾前後見(おのまえあとみ)♀と共に真夜中の山に繰り出していた。
草木も眠る丑三つ時、とある山の奥から夜ごと金槌を叩く音が聞こえて
くるとかこないとか。そんな噂が生徒たちの間に広まっていた為である。
どう考えても与太話。しかしオカ研としては朗報もっけの幸い。
二人が通う高校は部活動の入部を義務付けられているが故、楽な文科系に人が流れやすい。中でも幽霊部員の溜まり場となっているオカ研は学校、とりわけ生徒会にとっては目の上のタンコブ、もといめばちこ。
対外的にも見た目が悪い。ならば膿は出したほうが良い。
夏休み前までに活動実績が見られなければ廃部との御触れが出たのは今年の5月。残す時間は後わずか。
このままでは廃部。そうなれば他の部活への強制入部は必至。
そんな時に飛び込んだこの噂。
事の真偽を見事確かめる事が出来れば、まさしくオカ研の面目躍如となるに違いない。
妙なところで律儀な二人はわざわざ実地まで足を運ぶ事になったのだが、今にして思えばこれがケチの付き始め運の尽き。
その事に気が付くのは、ほんの少し先の事である。
※三人称の練習で行き当たりばったり書いていこうかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-25 19:39:38
796文字
会話率:0%
終末戦争から、実に3000年の時が過ぎた。今、世界は魔物という驚異に晒され続けている。そんな中、アストライアの二人による、暇な時間の与太話。
最終更新:2011-04-03 00:39:45
6049文字
会話率:54%
ある学校の入学式後で出会った二人の生徒がかわす与太話。幼馴染の二人は出会った瞬間、ちょっとした会話をすることになるのだが・・・
最終更新:2010-05-30 23:37:50
1597文字
会話率:83%