セリアは卒業を間近に控えた貴族学園に通う公爵令嬢。
卒業と共に婚約者であり、王太子殿下でもあるアーロンとの結婚が決まっており、日々胸をときめかせていた。
そんなある日の昼休み。
アーロンと食堂に向かっていると、男爵令嬢のカルメンに声
を掛けられた。
「セリア様! アーロン様! こんにちは!」
「やあカルメン、こんにちは」
「こ、こんにちは、カルメンさん」
「はわぁ! 今日のセリア様も、とってもお美しいですぅ!」
「そ、そうかしら……。ありがとう……」
「フフ、そうだろう、僕のセリアは世界一可愛いからね」
「で、殿下!?」
アーロンがセリアの肩をグイと抱きながら、ドヤ顔で胸を張る。
「ええ! ええ! もちろんですとも! ――実を言うと前から私、お二人のことが推しカプだったんです!」
「――!」
「おや、それは嬉しいね」
「はい! ですから今後も、是非お二人のイチャラブを私に見せてくださいね!」
「フフ、いいとも」
一瞬で打ち解けた二人を見ていたら、セリアの中にとある想像が浮かんでしまった――。
『アーロン様、私、もっとセリア様のこと知りたいです!』
↓
『フフ、いいよ。じゃあ今度、僕の部屋で秘蔵のセリアコレクションを見せてあげよう』
↓
『わあ! いいんですかぁ!』
↓
そして数日後――。
↓
『ほら、これが八歳の時のセリアの写真だよ』
↓
『きゃあ~! 可愛い~!』
↓
『そしてこれが貴族学園の入学式の時』
↓
『はうう~! これはもう天使ですよ~! ――あっ』
↓
偶然手と手が触れ合う二人。
↓
『ゴ、ゴメンなさい! 私ったら……』
↓
『いや、いいんだ。――どうか君のことも、僕によく教えてくれないだろうか』
↓
『ア、アーロン様……』
↓
禁断の関係とはわかっていながらも、互いの若いリビドーには勝てなかった二人……。
↓
そして迎えた貴族学園の卒業式当日――。
↓
『セリア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!』
「イヤアアアアアアア!!!!」
「セリア!?」
「セリア様!?」
あまりの最悪の未来に脳が焼かれたセリアは、その場で意識を失った――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 21:03:53
3677文字
会話率:62%
実際に体験した怖い話です。
最終更新:2023-06-16 07:19:44
996文字
会話率:0%
魔法大国のアコール王国に住む十八歳の少年ソランには、美人の義妹がいる。名前はエリス。ある雨の日の夜に、道端で蹲っていたところを保護したのがきっかけで、二人は出会った。
ところが、義妹として迎え入れて一年以上経っても、エリスは一向に心を開か
ない。何を話しかけても素っ気ない反応を示すだけ。そんなある日、エリスは突然ソランに対して愛情表現をするようになった!? しかも、「結婚して!」と言いながらソランに抱きついて――?
妹としてエリスを愛しながら、あと一歩近寄れなかった兄と、ずっとソランに恋い焦がれながら、近づくことの許されなかった義妹。
これは、すぐ側にいながらすれ違い続けてきた【両片思い】の二人が紡ぐ、小さな愛のストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 20:09:04
20083文字
会話率:29%
連載停滞中。
常春の楽園、エリシオン。
将軍アトラスには四人の子供が居る。長女・エリテュイア。長男・アイアコス。次女・アイグレー。そして、三女・ヘスペリエ。
物語はエリシオンに一人の傭兵がやって来た時、始まった。
国を追われた青年。彼は
その国の王子だった。
彼は貴族の娘と共にエリシオンに逃れてきた。
そこから、新たな物語の幕が上がる。
※この小説は古代ギリシア、古代ローマ及び、ギリシア・ローマ神話から用語等をお借りしました。
2015/1/21 タイトルから副題を消去、章タイトルを一部変更
2015/5/19 「エリシオンの四つの春」完結、第二部連載まで休止
2015/7/14 第二部「灼熱の夏のテーヴァ」連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 22:36:32
62147文字
会話率:29%
ハコフグであそぼう。へいリシ、空調を予約して。
(効果音)はい、エアコンを炊飯します。
これは実験的怪文書小説です。
最終更新:2023-04-07 01:19:34
1086文字
会話率:0%
友達の家は、エアコンもないのに一年中快適。今日も遊びにいった私は、その秘密を知ることになった。
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2023-03-30 19:00:00
1429文字
会話率:56%
乙女が集う聖ロクサーヌ学園にある噂が流れた。学園の外れにある東屋に魔女が現れるというものだ。その噂の真相を解き明かすため、生徒会長の外間アコが調査に乗り出した。魔女の招待を追ううちに、もう一つの噂の存在――幽霊の姿があらわになる。魔女と幽霊
。外間は二つの噂が生まれた理由を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 21:32:19
8716文字
会話率:35%
魔族が世界を脅かしている世界で魔物を倒す新人ハンターとなった俺、レージ・オアコベトはひょんなことから超サバサバ系シーフと腕っぷしの強い魔法使いと攻撃力0ヒーラーとパーティを組むことに!?
クセの強いメンバーを抱えながら奮闘するギャグコメディ
!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 18:02:18
59821文字
会話率:45%
魔王こと俺と勇者の決戦。だが、こいつなかなかやるじゃないか。勇者は切り札を使用し魔王はそれを止めに入るがその魔法は暴発!? 気が付けば……目の前に俺!?
訳がわからないが、もう決着なんて考えている暇はない!!
この状況を自分たちを知る人に知
られるわけにはいかない!!
「……どうしよう」
「とりあえず……逃げるか」
元の身体に戻るべく俺たちはその方法を探すためにとある村に辿り着いた。
*カクヨムにて同タイトル掲載(同時投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 20:00:00
136625文字
会話率:30%
10年前オール電化の新築に住みはじめた時は、ゼロエミッションを目指しましたが
その後、化石燃料で暖房、給湯する古い家に引っ越したので
二歩後退しての環境取り組みになりました
最終更新:2023-02-08 14:54:26
39081文字
会話率:0%
エアコンが壊れました
最終更新:2020-01-09 14:55:17
336文字
会話率:0%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和癸卯(ミズノトウ)肆拾 如月
弐陸捌参 伍 弐零弐参
えっと……いつから?
三つ目心象素描研究ラボ
最終更新:2023-02-07 14:13:22
812文字
会話率:0%
真夜中に外に出たことはありますか?
そこはいつもと違っていた筈。
エアコンの壊れた真夏の夜、寝苦しさで目覚めた主人公は
冷たい飲み物を求めてコンビニへ向かうが……。
最終更新:2023-02-02 19:16:39
5071文字
会話率:11%
あるツアーのコンダクターが今回同行するツアーの説明 人生最後の迎え方の選択肢として
キーワード:
最終更新:2023-02-02 17:36:28
1936文字
会話率:0%
あまりにも寒すぎると、人は倒れる……のかもしれない。
最終更新:2023-02-01 19:00:00
1889文字
会話率:12%
全143話。他サイトで完結済作品を改稿しながら公開します。一話1500~2000字が主で一日複数回投稿予定。
楽園と言えるどうか知らないけど、生き延びた人の末裔は築き始める――
温暖化と戦争と疫病で消滅した文明。そこから人類はやりなおす
。その尖兵たる若者たちの物語。
病や地震や戦争が続き文明が衰退した世界。季節になれば氾濫する川を避けて丘の上に作られた村。そこに差し迫った危険を指導者は信じようとせず、十一人の若者たちは村を捨てる決意をします。それは自由を求める旅立ちでもありました。
丘を捨てて川を渡れば、新たな高台を見つけるまで安息できる場所はありません。山賊団もいます。よその村の自警団にも敵視されます。さらには失ったはずの文明を取りもどした人たちも……。
さ迷い苦しみながらも新天地をめざし、理想郷へと育てて守る冒険が始まります。
・SFを僭称するほど考察が存在しないので、近未来ファンタジーを名乗らせていただきます。
・愛してやまぬ動物ファンタジーの古典名作から着想をいただき、擬人化された若いウサギたちを完全に人化した物語です。展開と名シーンの名セリフを追わせていただいています。元ネタを知らなくても楽しめます。
ハシバミ――主人公。十八歳の青年。知恵と野心を持つリーダー的存在。
ゴセント――ハシバミの弟。小柄だが危険を察する能力を持つ。
カツラ――上士であった大男。粗雑だが男気あり頼りになる存在。
ツヅミグサ――褐色の肌の好青年。昔話を語るのがうまく、動作も敏捷。
サジー――黒人の巨漢。優しくて戦いにおいてはカツラに匹敵する。
シロガネ――特権階級出身の白人。穏やかな気性だがひそめた心は強い。
クロイミ――知識と智謀に長けている。ハシバミの参謀的存在になっていく。
ツユクサ――ゴセントの友だち。臆病で体も小さいがハシバミを信奉している。
コウリン――体が大きいだけののんびりした性格。
ベロニカ――村内でも立場が弱く、村から逃げだすべく参加した。
アコン――ベロニカの友だち。
ヤイチゴ――クロシソ将軍に支配された村から逃げだしハシバミたちと合流した。
ヒイラギ――村の上士頭。滅ぶ村から逃れ若者たちの後を追う。
ブルーミー――ヒイラギに従いハシバミの村に加わる。
キハル――空の民の末裔。女の子。ミカヅキの乗り手。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 08:21:17
311832文字
会話率:47%
羽田医作は両親を探すため、旅に出ていた。
彼はアメリカである男に出会う。
男は人類に神が与えた力を使えるようになった、「キュリアコス」であった。
男は羽田をキュリアコスの集まりである、「エクレシア」へ招待する。
最終更新:2023-01-12 18:04:56
3304文字
会話率:21%
地元の高校からの親友、宮下から連絡があった。都内への転勤で、近くに引っ越してくるので高校時代の部活仲間を誘って飲み会をすることになった。部活仲間には、憧れだった先輩、橘ゆかりがいる。彼女は来るのだろうか。あの頃の思い出が蘇ると、きゅっと胸が
苦しい。会いたい気持ちはあるけれど、正直なところ複雑だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 00:38:19
6148文字
会話率:38%
『恋愛』することがよくわからない主人公のアコが、『恋』というものを知るまでの話です。
最終更新:2023-01-06 17:52:51
566文字
会話率:25%
残暑のきつい日のこと、実家で兄と暮らしているはずの母親から市営住宅に引っ越したとの連絡が入った。母の元を訪れることのなかった主人公が様子を窺うと、エアコンのないその部屋は蒸し風呂ようだった。生活苦に親の面倒さえ見る事の出来いがせめてエアコン
を購入するのだが、母はそんな息子の心配をする。親はいつまでも子どもを心配するが、息子は親の面倒をみることが出来ないのかと主人公は思い悩む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 12:57:01
9483文字
会話率:53%
優歌は本気で推しと付き合いたい、リアコである。
一番手っ取り早く近づけるのかを考えたところ、自分も同じアーティストになることだと思い、とりあえず吹奏楽部に入る。
最終更新:2023-01-04 15:00:00
311文字
会話率:0%