大陸を分かつ二つの種族が剣と牙とを向け合う世界。ひとしく生まれた二つの種族が紙の上には血濡れた歴史を、大地の上には深い爪痕を繰り返し刻み続けた世界。諍い合う《人間》と《魔族》――その二つの種族のあわいに生み落とされた少女ルナは、身のうちに“
かみさま”を宿していた。それが所以か。ルナは、月光しか降らない夜の国で、一人の悪魔に出会う。――凍えるような、冬の夜◇◆◇蛇は語る。神に弓引く謀反の弦は、詩人の詭弁でしかないのだと。魔女は騙る。それなら毒孕む林檎でも、ひと口ばかりは含みましょうと。《魔女と蛇》※※※本作は、【魔王の恋と勇者の愛】の番外編になっております。……いちおう。単品でも読めるようにはしていきたいですが、そちらの方も一緒に読んでいただければより楽しんでいただけるかと思います。作者的には。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-08 13:25:00
10684文字
会話率:24%
「奪い合え、愚かな者たちよ。その頭上に血濡れの栄光を戴け」
落城する最後の夜で姫と従者が過ごす一時。同時に明かされる国にまつわる呪われた話。
……逃れられぬ、毒薔薇の意志。アズマ、お前だけは逃がしてやろう。
最終更新:2011-07-08 16:39:39
5663文字
会話率:23%
異世界から帰還を果たした奏歌達だったが元の世界では1ヶ月の時間が経っていた、後5日で侵略を開始するエミティを迎え討つべく各々のレベルアップに努める!果たして奏歌は無事、平和を取り戻し、自分の人生を取り戻せるのか!
最終更新:2008-09-08 23:09:03
62186文字
会話率:62%