回りを海に囲まれた国の片田舎に住む少女を中心としたファンタジー。
科学と魔法が適度に発達した世界に住む少女フェリエラ・エアーリヒは、退役軍人である祖父と共に田舎で暮らしていた。彼女の住む世界には、15歳になった子どもをテストし、優秀な成績
を収めた者を王都に徴用し、活躍の機会を与えるという制度があった。
彼女の日常は、祖父から習った剣を頼りに飼い犬で友達でもある半獣のクロと村の墓守をするだけだった。しかし、15歳になったフェリエラはクロと二人でテストを受け、見事王都への切符を手に入れる。
別れ際に祖父から貰った東方の刀を持って、フェリエラとクロは王都へと赴く。そこは、田舎で暮らしていた二人には信じられないような世界だった。見たこともない程お洒落な街並み、街の周りでは軍隊が未知の空飛ぶ機械まで使っている。
二人がそれらの物に目を奪われているうちに、馬車は宮城の地下へと入って行く。宮城で働けるかもしれないという二人の期待とは裏腹に、そこで待ち受けていたのは人間を食肉として加工するための巨大な工場だった。
フェリエラたちを引率していた兵士の話では、フェリエラたちは王都で働くためではなく、ここで殺されるために連れてこられたようだ。フェリエラとクロは、それを聞いて剣と魔法で抵抗を開始する。不意を衝いたせいもあったのか、フェリエラたちは宮城から逃げ出すことに成功する。しかし、抵抗する過程でクロが消耗しきってしまい、途中で出会った王都に住む少女の屋敷に身を寄せることになる。
二人はそこでクー・シー名乗る少女から食糧生産を上回ってしまった人口を支えるための食人の制度について説明を受ける。
少女自身も、軍でそれなりの地位を占める貴族だった良心が現体制に反対し、革命を起こしたために処分されるところだったという。
三人は、ひとまず少女の家で休息し、現状を知るために次の日に王都の街へと繰り出した。
そこでは、華やかな世界が広がっていて、しばらくは昨日の出来事を忘れて観光するフェリエラとクロ。だが、クーに連れられて行った食料品店で、平然と人肉が売られているのを目撃する。
それを見て、宮城に乗り込んでクーデターを決行することを決意する三人。だが、王都や宮城の警備は厳重で、なかなか宮城に侵入する方法が見つからない。
そんな時、フェリエラは王都に来る時に見かけた飛行機を使うことを思いつく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-21 22:36:42
92172文字
会話率:46%
兵役に出ているジニョン。兵役後の事を夢見ていた。それは、韓流スターとなって日本でデビューする事。
なぜスターになりたいのか?
そこには、もう一つ叶えたい夢が隠されていた。
少年期に、その原因となる出来事があった。
九年前の夏。
ジニョンはも
うすぐ十二歳を迎える年の夏休みに、親戚を尋ねて日本に来ていた。
ある日ジニョンが散歩していた時、運命の出会いが起こった。
女の子との出会い。その娘の名は美咲。ジニョンより四つ年下だった。
二人は友達になる。ジニョンは、毎日の様に美咲と遊んでいた。美咲の事をミニョルと呼んで、美咲もその呼び名が気に入っていた。そんな二人だったが、ジニョンは一月後には韓国に帰ってしまう。
その日がやって来た時、美咲はジニョンに恋をしていた。所謂、初恋。そして、ジニョンの方も同じ初恋だった。
ジニョンが韓国に帰る日、美咲も駅まで来た。そして、一つの贈り物を手渡した。
紙粘土で作った花だった。その中央には、二人の笑顔の写真が貼られていた。自分を忘れないでいて欲しいとの思いを込めて贈ったのだ。ジニョンはそれを喜んで受け取ると、別れ際に美咲に言った。
「必ず、もう一度会いにやって来るから…… ミニョルも僕の事を忘れないでいて欲しい」
美咲は泣きながら頷いた。
だが、ジニョンには心配していた事があった。九年の時が流れて、お互いが変わっている。それに、ジニョンが韓流スターになって日本に行ったとしても、美咲が韓流を好んで聞いているとは限らない。もしも関心が無ければ、広い日本で再会する事は難しいのだ。
その頃日本に居る美咲はと言うと、運命を感じていたのか韓流にハマっていた。九州に住んでいる美咲は、韓流スターを観る為に東京まで足を運ぶほどだったのだ。
美咲は、ジニョンを忘れてはいなかった。、ジニョンと居た時にきいた夢の事を信じていた。
「僕は、大人になったらスターになるんだ」
その言葉を、美咲は心から信じていた。
高校二年生になった美咲は、様々な韓流スターの出身地を調べた。
そんな時、美咲の目に飛び込んできた。それは一つの韓流スターのグループだった。リーダーの名前はジニョン。出身地は韓国の『忠州』。そして年齢も美咲より四つ年上。
「ジニョンが夢を叶えたんだ」
そう確信した美咲だった。もちろんそのグループのペンになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-22 09:46:06
9997文字
会話率:40%
とある少年二人の別れ際の会話です。
最終更新:2013-08-21 22:53:14
733文字
会話率:68%
幼馴染みの彼女にブログを始めることを進められた主人公は、しかし何を書けば良いのか悩んでいた。
彼女は、ブログとは近況報告のようなものだ、と簡単に言う。実際、彼女のブログは、そんな感じだった。下らないようなことを書いて、暇を潰すような。
学校
からの帰り道。別れ際に「また次回」と変わった挨拶をして、彼女は主人公の下を去る。
ある時、主人公が彼女のブログを見ていると、何やら意味深な文章の最後に、とある言葉を見付け……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-24 04:46:00
1478文字
会話率:25%
明(あきら)は大学の入学式の日に、とある言葉を思い出す。それは、大切な人が自分との別れ際に言ってくれた、その後の人生に大きな影響を与えた言葉だった。
最終更新:2013-01-25 00:42:24
4233文字
会話率:4%
ただの逃避です
ふんわり終わります
最終更新:2013-01-20 05:31:44
2620文字
会話率:48%
パソコンを買い換えたときの心情と言うか、色々な物を文章にしてみました。
最終更新:2012-12-12 15:57:06
378文字
会話率:0%
家に爆弾魔がいるんだが……。新沼佳祐は普通の高校生であったが、かわいらしい優等生の妹がいた。しかしその妹は少し変わったクセ? を持っていて、自分と付き合った人が合わないと思うと別れ際に手榴弾を投げてしまうのだ。そんな妹に、ある日恋をされてし
まって……(第一部の前半だけ少々残酷な描写あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-11 00:32:11
25785文字
会話率:30%
大学生である海城翔と竜宮あやめの二人は、交際を始めて一年目の記念日を祝うデートのためにとある遊園地まで来ていた。しかし秘境の地にある遊園地の中のアトラクションで、ささいなことが積み重なり翔は冷たくあやめを突き放してしまう。その直後にアトラク
ション内で翔とあやめはなぜか分かれた乗り物のレールにより離れ離れにされる。その別れ際に翔が見たのは、今まで見せたことがない、あやめの弱々しく儚げな表情だった。
そうして翔が着いた先は、元の遊園地と全く同じ場所であった。ただ一点、他に誰も人が居ない、ということを除いては。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-08 00:37:30
13074文字
会話率:50%
あなたへの想いの断ち切り方
最終更新:2012-04-17 00:15:19
354文字
会話率:0%
物語は主人公千里がワルシャワでショパンピアノコンクールを明日に控え眠れずに今は離れ離れの従兄(周一)との思い出を回想するシーンから幕を開ける。
5歳の千里は12歳違いの父方の従兄である周一を慕っていた。わがままや駄々を優しく諭しながら周
一は千里を愛しむ。幼いころに母を病で失くし、父は海外在住のため1人暮らしをしながらピアニストを目指す周一の孤独は、千里の無邪気さによって癒されていた。母のお手製のイチゴジャムを届けに行きながらいつか自分もイチゴジャムを作って周一に渡すのだと千里は夢みるのであった。
周一は父の意向で東京の音大進学のために、上京することになる。別れを嫌がる千里に周一は手紙が書けるようにと文字を教える。周一は引っ越しまでにお泊りや一緒にお料理を作ることなど、千里の今までに叶えてやれなかったすべての願いをできるかぎり叶えてやる。
別れ際に目をつむり好きなものを思い浮かべて10数えるおまじないの世界は発車ベルで打ち破られ目を開けると周一は手の届かないドアの向こうにあり、あっという間に列車は消え去っていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-11 12:34:51
99655文字
会話率:35%
軽めの純愛モノ。人に好かれる努力はして友達には困らないが、人を好きになる努力はしない男と、地味で目立たないが「さかさま理論」という変わった考え方を持つ女が出会って別れる話。/2012年04月06日完結しました。
最終更新:2012-04-06 08:31:16
21100文字
会話率:48%
さよなら先輩こと楢木小夜子先輩は、誰もが気分の良くなる「さよなら」を言えることで有名な僕の部活の先輩。ある日、先輩たちの修学旅行中のパートリーダーを楢木先輩から任された僕。引き継ぎの資料を受け取った別れ際、いつものように爽やかに「さよなら」
と言われ、何の気なしに「先輩はさよならが得意ですね」と返した僕だったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-06 01:40:14
5675文字
会話率:55%
別れ際に詠む詩として考えたはずなのに……
どうしてこうなった
最終更新:2012-02-20 14:44:11
559文字
会話率:0%
友人との別れ際、ふと感じた感傷。
重複投稿作品です。
最終更新:2012-01-22 23:55:55
385文字
会話率:67%
この小説は、普段最強物を連載している私が息抜きと、ちょっとの勢いで書いた小説です。とある街に、引っ越しで離ればなれになった一組の男女がいた。彼らは別れ際、数年後に再会する約束をする。そして再会の日時。彼らは無事、再会することができるのだろう
か…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-14 16:38:00
3698文字
会話率:39%
【大切に、大切にしてきた髪飾りを、今、君に・・・】想いを伝えることができた、ヘタレな主人公。しかし、物語はそれだけでは終わらなかった・・・。*『大好きと言えなくて』の続編です
最終更新:2010-03-15 13:53:08
1950文字
会話率:28%
謎の空間にいる謎の男。何故そこにいるのか明かされないまま物語は進行していく。ある朝、一人の少女が悪夢から目覚めるところから始まる。そこへ妹が起きてくる。妹も同じ夢を見たという。疑問に思うが所詮夢だと気に留めない。その日は登校日。姉妹は同時に
家をでる。そこで妹が聞く「今日何の日だか覚えてる?」どうも思い出せない。妹に聞いても答えてくれない。別れ際に「今日家に帰ればわかるよ」と答える。そして家に帰った少女が見たものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-31 12:46:16
2615文字
会話率:12%
恋人との距離感や、別れ際の切なさ、寂しさ‥少しでも何か感じて頂けたらと思います。
最終更新:2008-04-18 21:30:21
639文字
会話率:0%
ケンカ別れしてしまった亮と麻美。数カ月経ってもお互いの存在が心から離れずにいた。そんな中偶然の再会。話をしたいという亮に対して、麻美は別れ際に放った『もう亮とは口ききたくない』という言葉に従って筆談で返事をする。
最終更新:2006-09-21 07:33:10
6659文字
会話率:34%