高校生――高崎恋音は二年前までは中学生シンガーソングライター「光咲レイン」として活動をしていた。
ギターをかき鳴らし、叙情的な歌詞と熱のこもった歌声、優れた容姿から「王子」と呼ばれ、
カリスマ的人気を誇っていた。
中学校卒業を機に引退
した今は、冴えない高校生高崎恋音として素性を隠して過ごしている。
春――、そんなある日に恋音の前に金髪の美少女中野ミネバが現れる。天才中学生歌劇女優として有名な、絶世に美少女にして「妖精」の異名を持つ。
「知ってる? 光咲レイン。マリーゴールドの花言葉はね――、絶望。よかったらあたしにギターを教えてほしいな~」
「僕は光咲レインじゃない。高崎恋音です。ギターは教えられない」
影で覆われた恋音をミネバは執拗に追いかける。ストーカー行為を繰りかえされ、恋音は辟易とする。
「知ってる? あたしはね光の円舞曲を探してるの。弾けばどんな願いでも叶うという、伝説の楽譜」
根負けした恋音はギターを教えることになるのだが……。
音楽や演劇を通して自分を表現する高校生の恋愛純粋ストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 12:00:00
81911文字
会話率:68%
「私はこれから体育館で自殺します」
ある日の中学校――。校内放送で雨宮ゆゆは宣言する。
遡ること三ヶ月前。
虐めで不登校になっていたゆゆはひょんなことから超能力を獲得した。
復讐クラブ”エンジェルトランペット”の仲間と共に、自分を虐めてきた
相手に復讐を始めるのだが、PTSDの発作が起きて思うようにはいかず……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-12 21:25:23
77963文字
会話率:25%
中学校に流れるとある噂。女子中学生が妊娠したというその話題は密やかに囁かれ、町中に広まっていく。
最終更新:2021-12-12 14:28:19
5497文字
会話率:47%
中学生になった宮倉鈴音は水瀬風市に引っ越してきた。不安を抱えながら中学校に通う。ある日、部活で走っている先輩の姿に目を奪われて、彼が入部している陸上部に入ることにした鈴音。
それから、先輩の下川弘貴に好意をよせる鈴音。
最終更新:2021-12-11 11:00:00
1212文字
会話率:21%
杠葉龍斗(ゆずりはりゅうと)は、幼い頃ある事件でトラウマを抱える……。数年が経ち、十六歳になった龍斗は念願の亜来学院に入学することができた。ところが、神器適正試験で龍斗だけが神器を出せる詠唱を唱えられないでいた。その日の放課後正門の前で、女
子中学生と出会う。なんと学院序列一位のチームメンバー神宮寺聖羅(じんぐうじせいら)の妹、日向(ひなた)だということがわかり連れていくのだった。
日向と別れ、家に帰っている道中でデプレに遭遇してしまい対峙することとなり……。
次の日学園に着くと、ヘクト級デプレが街に出現したと学院に警報が鳴り響き、担任の雪焔緋奈(せつえんひな)に現場に向かえと言われる。
龍斗は迦賀美紅葉(かがみもみじ)と天龍寺葵莉朱(てんりゅうじありす)とともに向かうも龍斗はなにもできないでいた。だが、龍斗は人を見る力だけは誰よりも長けており無意識に人間観察を始める。突如デプレに向かって歩き始める龍斗、デプレの動きを一瞬止めることに成功するも……。
デプレ殲滅後、龍斗は学院に行く事はなく一週間が過ぎた……。
一週間ぶりに学院に行くと、突如警報が鳴り響く。『エクサ級デプレ出現!! 凛精中学校三年神宮寺日向と判明、直ちに殲滅に向かえ』と。龍斗は、学院を飛び出し現場に向かいながら、トラウマが蘇る。現場に到着すると姉の聖羅が泣きながら立っていた。龍斗は聖羅に対して助けたいかと問い、聖羅は泣きながら助けて欲しいお願いをする。龍斗は、デプレの前に立ち先輩たちに攻撃を止めるよう叫ぶがきいてもらえず攻撃をうける。ボロボロになりながらもデプレを庇うように前に立つ。学院序列一位のチームリーダー伊集院渚沙(いじゅういんなぎさ)は、激怒して攻撃を放ち当たる直前で龍斗から突如黒い靄が現れる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 21:33:31
16884文字
会話率:40%
この作品はボカロP「をとさきP」のボカロ曲のシリーズになる予定です。
幼いころ竜巻で離ればなれになった三つ子、凛水(りんず)、月樹(るき)、玲香(れいか)。たまたま3人とも同じ中学校に進学し、奇跡の再会を果たす。もともと凛水が曲を作ってい
たこともあり得意分野を活かして三人で曲作りを始めるが――……
それぞれの悩みを抱えながら、ときにはぶつかり、ときには輝く、中学生3人の青春ストーリー。
異世界ものしか書けない筆者、初めての学園ものです!温かい目でよんでください!
この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816700427363525154)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 15:05:21
47332文字
会話率:41%
中学生の頃に演劇に関する大きな賞を総なめにした天性の演劇センスと人並外れた努力した事で得た「迫真の演技」の持ち主 重屋演二郎。
10年と少しの時間を演劇に捧げてきた彼は、中学を卒業後、京聖学園中学校高等学校に入学し、演劇部に入り青春という青
春を演劇に捧げることを決意する。しかし、京聖学園の演劇部は重屋の予想を悪い意味で裏切る演劇部で...!?
棒読みの演劇部と迫真の演技の主人公が送る、学校生活あり、演劇あり、笑あり涙無しの青春演劇ギャグコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 19:11:27
29918文字
会話率:55%
中学校の卒業式を終えたミオは、慕っている歳上の女性春香さんに、無事に卒業できたことを伝えるため、いつも彼女がいる丘へ向かっていた
女子中学生と成人女性の不思議な絆の物語です
最終更新:2021-10-31 20:09:29
2203文字
会話率:13%
桜井溟【さくらいめい】は神社でお参りするのが日課の中学生。
中学校の卒業式が終わり、いつものようにお参りしようと鳥居を潜ると目の前には神社がなく薄暗い洞窟の中にいた。
すると【βダンジョンに入りました。入口を封鎖します。参加者1名ダンジョン
クリア後称号を付与します】
と謎の声が聞こえ後ろを振り向くとそこには壁があるのみ。
出られない事に絶望した溟はダンジョンクリアしないと出られない事を理解し動き出す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現実世界×ダンジョン
恋愛要素やいろんな要素も入れられたら入れていきます
不定期ですが、出来るだけ毎日更新していきます。
カクヨムでも連載始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 02:26:16
55954文字
会話率:70%
両親を事故で亡くした柳美夏海は、武道の達人であり清源寺の住職である祖父の文教に幼い頃から育てられた。
祖父は、両親がいないというハンディを感じさせまいという思いから、美夏海に古武道を教える。美夏海は、祖父のそんな心配をよそに、自然に恵まれた
環境の中、のびのびと明るく活発な少女へと成長していく。美南海の一回り上の兄雅も美南海と共に清源寺で暮らしていたが、大学進学を機に東京で一人暮らしており、美南海が中学生になったのを機に、雅の住む東京近郊のマンションに移り住む。
山陰の山奥から、いきなり大都会にやってきた美南海には戸惑いも多く、当初中学校に馴染めない美南海であったが、気は優しくて力持ち的性格の北斗冬美という親友もできた。
美南海は、文教の元から離れても、日々の鍛錬を怠らず、技は益々磨きがかかり、兄雅はその技ゆえに心配が増す。
また勝気な冬美にとって、中学の部活動での柔道は、性に合っていたようで、その後、オリンピック強化選手候補級にまで上達する。
物語は、そんな美南海・冬美が、高校一年生になった所から始まる。
1A
高校1年生になった美南海達の夏休みまでの日常、祖父文教の住職に至るまでの経緯、AIデザイナーである雅が量子コンピューター向け次世代AI開発に一人葛藤する様子を描く。
1B
2月期に入り、高校生活にも慣れてきた頃、ある半グレ集団にいじめ・ゆすりの被害にあっている友人を助けた事から、二人は半グレ集団の暴力に巻き込まれて行く。しかし、二人は期せずして、逆に半グレ集団を壊滅に近い状態にまでしてしまう。
一方の雅は祖父文教からの助言でヒント得、漸くAIのコード作成に着手する。そしてスーパーAI「D」の覚醒。
覚醒したばかりDの追跡で、雅は、美南海達の格闘の様子をモニターし、陰ながら援護する。
1C:Coming soon(校正中)
辛くも警察の包囲網から逃げ延びた半グレ集団のリーダーらは、彼らのバックにいる組織に匿われる。美南海達にしのぎを奪われた彼らは、美南海達に強烈な恨みを持つ。
復讐を考える彼らに、組織が開発したある種のワクチンを彼らに投与する。そのワクチンは彼らのDNAに作用し、彼ら自身のDNAに眠っている機能を覚醒・強化させた。ワクチンの効果でビースト化したリーダーが再び美南海達に襲いかかる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 06:41:55
62364文字
会話率:64%
両親を事故で亡くした柳美夏海は、武道の達人であり清源寺の住職である祖父の文教に幼い頃から育てられた。
祖父は、両親がいないというハンディを感じさせまいという思いから、美夏海に古武道を教える。美夏海は、祖父のそんな心配をよそに、自然に恵まれた
環境の中、のびのびと明るく活発な少女へと成長していく。美南海の一回り上の兄雅も美南海と共に清源寺で暮らしていたが、大学進学を機に東京で一人暮らしており、美南海が中学生になったのを機に、雅の住む東京近郊のマンションに移り住む。
山陰の山奥から、いきなり大都会にやってきた美南海には戸惑いも多く、当初中学校に馴染めない美南海であったが、気は優しくて力持ち的性格の北斗冬美という親友もできた。
美南海は、文教の元から離れても、日々の鍛錬を怠らず、技は益々磨きがかかり、兄雅はその技ゆえに心配が増す。
また勝気な冬美にとって、中学の部活動での柔道は、性に合っていたようで、その後、オリンピック強化選手候補級にまで上達する。
物語は、そんな美南海・冬美が、高校一年生になった所から始まる。
1A
高校1年生になった美南海達の夏休みまでの日常、祖父文教の住職に至るまでの経緯、AIデザイナーである雅が量子コンピューター向け次世代AI開発に一人葛藤する様子を描く。
1B:Coming soon(校正中)
2月期に入り、高校生活にも慣れてきた頃、ある半グレ集団にいじめ・ゆすりの被害にあっている友人を助けた事から、二人は半グレ集団の暴力に巻き込まれて行く。しかし、二人は期せずして、逆に半グレ集団を壊滅に近い状態にまでしてしまう。
一方の雅は祖父文教からの助言でヒント得、漸くAIのコード作成に着手する。そしてスーパーAI「D」の覚醒。
覚醒したばかりDの追跡で、雅は、美南海達の格闘の様子をモニターし、陰ながら援護する。
1C:Coming soon(校正中)
辛くも警察の包囲網から逃げ延びた半グレ集団のリーダーらは、彼らのバックにいる組織に匿われる。美南海達にしのぎを奪われた彼らは、美南海達に強烈な恨みを持つ。
復讐を考える彼らに、組織が開発したある種のワクチンを彼らに投与する。そのワクチンは彼らのDNAに作用し、彼ら自身のDNAに眠っている機能を覚醒・強化させた。ワクチンの効果でビースト化したリーダーが再び美南海達に襲いかかる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 00:00:00
45591文字
会話率:65%
普通の中学校で起こっていた生徒による殺人事件
その裏で生徒を操っていたのは、、、
第1巻
最終更新:2021-10-20 21:20:38
698文字
会話率:0%
超ド田舎にある姫乃森中学校。 たった三人の同級生、夏希と亜沙、冬美は、中学三年生の春を迎えた。 始業式の日、担任から告げられたのは、まさかの閉校!? ドタバタ三人組の、最後の一年間が始まる。
最終更新:2021-09-27 19:00:00
103622文字
会話率:41%
思春期を拗らせた少年少女たちのちょっと不思議な青春物語。
●第一弾「Girls be ambitious!」
最初の主人公、津秦ノボル。
彼は自身の在り方から目を背け自堕落な中学校生活を送っていた。親や友人や教師からも心配されるも津秦自身
はその心配こそがストレスとなり荒れていた。
そんなある日、転校生のアリスという少女と出会う。
彼女は驚異の身体能力と頭脳で瞬く間に学校一の人気者となる。
そんな津秦とアリス。二人には何の接点もないと思いきや、アリスからの突然の告白により幼少期、二人は親しい間柄だったことを知る。ただし津秦は全く思い出せない。
二人との過去に津秦が忘れてしまった在り方根源が隠されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 17:00:00
17231文字
会話率:44%
僕たちは学級崩壊した。
新たにやってきた担任のタンドウには【絶対】逆らえない。タンドウは自治体ぐるみで僕たちを縛る。
タンドウの指導のもと、僕たちの手で制定されていく学級法は確かな報酬と罰を僕たちに与える。
【学級通貨と絶対服従】
【レッドカード 誰も逆らうことの出来ないシステム】
【市内の土地の売買】
【恋愛事案における絶対優先権】
新たに制定される【法律】と、中学生の欲望、葛藤。
僕たちはまだこどもだから。
そんな理由じゃ決して許されない。この学級の中では折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 00:12:28
1500文字
会話率:23%
中学校の教室で俺と少女は抱き合っていた。まるでこの世界に二人しかいないような静けさに包まれた教室で、聞こえるのはお互いの呼吸音と、心臓が脈打つ音だけだった。
まるで無限にも感じたその時間は、下校所間を知らせるチャイムが鳴ることで急に終わ
りを告げた。
「帰らなきゃ。」
そんなつぶやきとともに、少女は消え、少年の体には今まで肌を重ねていた温もりだけが生々しくも残っていた。
目を覚ますとそこは、見慣れた高校の教室だった。
好き嫌い。ヒエラルキー。偏見と差別。
そんな最低の言葉がはびこる教室。
自分とかかわる人間がクラスからハブかれ、陰口をたたかれる。
クラスメイトのほとんどに目を合わせてもらえず、腫物を扱うような状態。
クラス1の嫌われ者、芦名拓真。それが俺だ。
どうやらいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
そして目の前には何枚もの原稿が散らばっていた。
手書きで何度も書き直された原稿。誤字や脱字、訂正の跡が残る紙。
これは俺の弁論であり、自分への戒めであり、もう会えない少女への手紙だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 17:19:43
3996文字
会話率:70%
人生負け犬のフリータ童貞入江イツキは借金を背負いボロアパートとコンビニを行き来する生活を送っていた。
借金返済のため働く地獄のような日々。
ある日、トラックに轢かれかける。
その瞬間、入江イツキは人生でたった一度の後悔を思い出していた。
それは中学生時代初めて告白し、無惨に振られてしまった椎名小鳥という少女のことだった。
目を覚ますと中学生時代にタイムリープしていた。
タイムリープした入江イツキの目の前には学校一の美少女椎名小鳥が居た。
同じように入江イツキは椎名小鳥によって振られてしまう。
入江イツキは思い出した。この告白が原因で彼女がいじめを受け始めて自殺してしまうことを。
入江イツキは椎名小鳥の自殺する未来を変えるために動き出す。
ヒロインである椎名小鳥視点のお話になります。
学校に戻った俺は学園一の美少女の自殺する過去を変え未来に戻ったら彼女と結婚していました。と照らし合わせて読んでいたたでるとより楽しめると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 00:13:25
10304文字
会話率:29%
中学二年生の夏
発達障害を抱え、学校で頂点から転がり落ち、いじめにあっていた春樹は東京から埼玉の田舎に中学校に引っ越してくる。そこは小中一貫で、全校生徒11人しかいない。超超超ど田舎の学校だった
最終更新:2021-09-01 23:12:28
106116文字
会話率:51%
小学校の頃から仲が良い1個下の優しい女子。
中学校で久しぶりに一緒になったら、ヤバい奴と友達になってました。
そんなことから2人の女子の板挟みになった、男子中学生の物語です。
今後連載するかどうかは、皆さんからの評価やブックマークを見て
判断いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 23:25:31
4773文字
会話率:52%
中学生の頃は吹奏楽部に所属していた筆者が、日常生活を送る中で気づいたことや考えたことなどをつらつらと書いていくエッセイ。自身の中学校時代を振り返りながら読んでみてください。
初投稿です。かなりだらだらと進めていきます。毎週金曜日と投稿頻度
も遅いです。それでも許せる方のみお読みください。登場する人名はすべて仮名です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 12:00:00
14615文字
会話率:22%
オレが通う中学校の七不思議は3つしかない。三不思議なんて締まりもないし、あと4つネタが足りないけど、七不思議と呼ばれている。1つ目は屋上に通じる階段、2つ目は理科室、3つ目は校舎全体が舞台のかくれんぼ――落としものさがし、なんとも摩訶不思
議な話だ。
「永遠に落としものが見つからずに、抜け出せなくなる」
そう言われたにもかかわらず、オレたちは七不思議の調査――かくれんぼへの参加を決行した。
小説家になろう企画「夏のホラー2021」への参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 18:00:00
21365文字
会話率:31%
21歳の麻木(あさぎ)真樹(まき)は、まだデビューして2年目の駆け出しライトノベル作家。本屋さんで働きながら、一人暮らしをしているマンションの部屋でパソコンで執筆する毎日。
そんな彼女には、ずっと彼氏がいない。でも、モテないわけではなく、彼
女自身がすべて断っているのだ。
その理由は、「初恋の相手が忘れられないから」。彼女は中学時代、卒業まで丸二年、ずっと一人の同級生に片想いを続けていたのである。
それでも告白すらできず、卒業とともに音信不通となった彼への想いは、5年経った今もなお真樹の中で〝終わらない初恋〟として燻っていた。
そんな4月のある日、真樹のもとに中学校の同窓会の案内状が届く。それと同時に、真樹の片想いの相手だった岡原(おかはら)将吾(しょうご)から電話がかかってくる。
「俺も出るから、お前も絶対に同窓会に出ろよ。お前に伝えたいことがあるから」と。
彼が自分に伝えたいことって――? 真樹はバイト先の店長に有給休暇をもらい、同窓会に出席することに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 15:04:18
37828文字
会話率:46%