何にでもなれる。ただ一本の葦がそんな希望を抱く。
ただ砂を散りばめただけの、テニスコートと名のつく枠組みの中で、
けれどこの枠組みの中でなら無敵になれた。
舞台は2014年、とあるテニススクール。
久しぶりにラケットをとった主人公が
向かったコートにいたのは、とても初級とは思えない荒くれ者の集団だった。
理不尽に思いながらも続けていくことで初めて見えたもの。そしてそれが自分の欲していたものだと気づいた時、見ている世界がガラリと変わる。そうして初めて人と出会う。
誰かの許可ありきの競技。
異性と同じものを愛でることは、そんなに罪なことなのだろうか。
全57話。これはテニスをするために集った、プロでも何でもない者達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 08:05:12
173171文字
会話率:28%
オランダ船の下っ端乗組員ハンスは、ドクトルシーボルトの命を受け硫黄島へお使いに行く。
本来、出島のオランダ人は、島から出るのは御法度だ。もしも掟破りがばれれば〝サムライに斬られる〟とハンスは怯える。
約束の七日間の間に、平佐田たる人物から、
海底の皇子についての情報を貰って戻るというのがハンスに課せられた仕事である。お礼にドクトルはオランダに帰った折には、ハンスの病の母を診てくれると約束した。優秀な医者であるシーボルトに診てもらえればきっと、母ちゃんの病はなおると仕事を引き受けたハンスだが、ドクトルが言うように簡単にはいかない。おかしな子供に懐かれたハンスは、ドクトルとの約束を果たせずに迎えの舟に乗る。
一方、異国人ハンスを〝居王様〟と信じた智次は、ハンスにくっついて出島へと渡った。困ったのはシーボルトである。
内々に硫黄島へハンスを出しただけでも大事であるのに、島の子供まで連れてきてしまったのである。
ところがこの子供が、海底の皇子の話を知っていると知り、シーボルトは大いに興味を覚える。
神様に召されたと覚悟を決めた平佐田は御館家で目を覚ました。琉球国の密偵、那医とともに、神隠しの犯人捕獲に協力することになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 22:23:07
55631文字
会話率:19%
やむなく船出した平佐田だが、心は未練がましく薬園にしがみついてる。
遠ざかる岸を見つめ、涙を堪える平佐田を、でかい蟹顔が案じて近づいた。
ほんとうは、行きたくない。密命なんぞ糞食らえと、腸が煮えくりかえる思いの平佐田は、田崎を思わせるでかい
蟹顔に向って、邪険に手を振った。
何もかもが平佐田の神経を逆撫でする。大声で叫ぼうとして、胃の腑のものを吐きだした。
ひどい船酔いに悩まされる平佐田を、色黒の子供が介抱する。
本土の子供とは少し違った印象の子は、平佐田の向う硫黄島の子であった。
島の子供、智次と、その父親のおかげで、平佐田のささくれだった心が穏やかになっていく。
でかい蟹顔の男、那医と、智次とみた島の外観は、平佐田を気絶させるほどの圧巻だった。
皆にお礼も言えなかったことに心残りを感じつつ、船を下りた平佐田は、若い女の平手打ちを以て、島に出迎えられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 19:03:27
187350文字
会話率:22%
平佐田が島を去って五年、神隠し騒ぎも落ち着き、島は平穏を取り戻していた。
神隠しの時子とともに現れた二人の子供も、島の子に交じって道場に通っている。
安仁と言徳ー出自不明の二人の子供を、神隠しの子と、気味悪く思う者もいる。
御館様はこのたび
、御館家の氏神様とも言える黒御子様が、島神様に拝謁する祭りを計画した。島人から印象の悪い黒御子様を、子供の神様として島神様に格上げする祭りである。
島野子供たちの中から、島男七人衆と呼ばれる子供が選ばれ、祭りを盛り上げる。その中には、謎の子供、安仁も含まれる。
攫われた平佐田の子供の行方、お館様の計画、那医の苦悶……神様は全てお見通しです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 15:51:48
90433文字
会話率:24%
川と海に囲まれた孤島のような地、葦沢町(あしざわちょう)。
その町に住む少年、高峰孝史郎(たかみね・こうしろう)は、中学卒業を控えた冬のある朝、自転車で一匹の黒猫をはねてしまう。
転倒して気を失った中で、彼の夢にその猫が現れる。黒猫は
コクミツと名乗り、自分は瀕死の状態にあるがボス猫として町を守る役目があってまだ死ねない、孝史郎の身に自分の身を受け入れてもらう事で生き延びたい、と語った。
そしてコクミツと一つになり、意識を取り戻した孝史郎が初めて目にしたのは、道に倒れている自分を助けてくれた見知らぬ少女。その初恋物語と共に、ある時は高校生の風紀委員、またある時はボス猫として、人知れず猫知れず二重生活を送る彼の平凡な非日常は始まった。
人と猫、二つの社会が共存共栄する情に溢れた田舎町で、巡る季節に心を染めて織り成される日々の記録。
一話完結シリーズです。現在、第7話まで終了済み。
※この作品は、以下にも掲載しています。
「小柴迷曲譜」http://fkoshiba.weblike.jp/kuroneko/kuroneko_yoko.html
「Pixiv」https://www.pixiv.net/series.php?id=105871折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 21:39:55
205360文字
会話率:46%
★★★★★富士見ファンタジア文庫より書籍発売(イラスト:大槍葦人先生)★★★★★
★★★★★電撃大王よりコミカライズ(作画:長月みそか先生)★★★★★
「人には等しく、8枠の天賦《スキル》ホルダーがある。【腕力強化】のような1枠ならよいが
、レアなスキルは4枠や5枠、あるいは8枠すべてを使ってしまうでのう」
天賦珠玉《スキルオーブ》が発掘されるオーブ鉱山で、ヒンガ老人は僕にそう語った。
だけど僕ら「奴隷」は契約魔術でスキルを取得できず、奴隷に未来なんてものはなかった。
それは運命の日。
鉱山を所有する貴族——つまり僕らの「主」がオーブ鉱山に視察に来た。
地震によって崩落する天井。貴族の脳天に直撃する岩塊。
貴族の死。
瞬間、僕らの契約魔術が消える。
目端の利いた奴隷は走った。スキルオーブが格納されている倉庫に。そしてレアなスキルを取り込むと、目を疑うような能力や魔法によって警備兵を薙ぎ倒し、鉱山から飛び出していく。
暴動だ。
出遅れた僕に拾えるオーブはなかった
——終わった。僕はまた奴隷戻りだ。
絶望したときに見たのは、「あり得ないスキルオーブ」だった。
ホルダー「10枠」を使う【森羅万象】《ワールド・ルーラー》。
使える人間がいないことから研究者以外、興味を持たれない、規格外のスキルオーブ。
だけれど僕は、【森羅万象】を取り込むことができた——なぜか?
それは僕が「転生者」だったから。
僕には一般人の8枠+8枠、「合計16枠」ものスキルホルダーがあったから。
鉱山は包囲され、出口は1か所。僕の手には謎のスキル【森羅万象】。
さあ、どうする——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 18:00:00
1238138文字
会話率:43%
あたし玲萌(レモ)には2年前の夜、暗闇から突如、人があらわれるのを見たという不可解な記憶があった。
王立魔道学院の三回生になったあたしは、卒業試験に合格するため葦寸(アシスン)の洞窟に魔術剣を抜きに来た。しかしこの洞窟、去年もおととしも行
った学生が戻ってこないという曰くつきの場所。今年はこの優秀な玲萌(レモ)が試験突破してみせる!と意気込んでいた矢先、旅の連れである夕露(ユーロ)が誘拐事件にまきこまれた!
夕露(ユーロ)誘拐事件の犯人を突き止めるため向かった先で、初対面のはずが33日前に会ったと主張する不思議な少年に出会う。銀髪に碧(みどり)の瞳を持つ彼は、肩から角を生やし腕には青白い鱗が光り、一度会ったら忘れられない姿。だけどあたしに彼と会話した記憶なんてない。
少年の謎、誘拐事件、そして2年前の夜の記憶、すべての事件には失踪中の若き天才魔道医、摩弥(マヤ)がからんでいるらしい。あたしは真相究明と、卒業試験合格に向けて走り出す!
(『極楽魔道記』シリーズ長篇)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 17:14:14
107664文字
会話率:51%
綾幡米彦は物心付いた頃からある記憶を持っていた。月明かりの下で少女が笑み掛けてくる光景だった。
中学三年の夏休み、彼はその記憶と同じ景色を目の当たりにする。彼女こそは前世よりももっと前、遥か昔からの恋人だった。
米彦はそれを聞いても思
い出せない。彼女は彼が覚えていないのを嘆き悲しむ。
それから彼女は、自分達は何度も生まれ変わりながら、どんな願いでも叶えられるようになる万能の書物を集めていると言う。彼はそれも覚えていない。
そして、彼女は自分達に関する記憶を失った彼との恋人生活を楽しみつつ、書物を求め、それを巡っての血生臭い殺戮と決闘の日々に身を投じるのだった。
苦界にたゆたう姫神の、御手に塗れる血潮の色は、伏せしまなこを流れつる、紅の涙を伝えしか
夏衣幡織綾紗(なつに はたおる あやの うすぎぬ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 08:08:05
142379文字
会話率:43%
「鉄の時代には、こんなことはなかったのに」
神代には「鉄の時代」と呼ばれる人間の時代があったという。
時代が下り、「鉛の時代」になると世界は魔王の手に落ちた。
しかし、その魔王も勇者アガメムノンによって倒された。
そうして世界は再び
人間のものに戻ったのだ。
だが、その「鉛の時代」での人間社会には不正と不法が蔓延っていた。
かつては勇者と呼ばれたこともあるユーティスは、この腐敗した時代を流浪する。
a lonesome brave in the leaden age.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-19 18:22:13
39857文字
会話率:37%
僕は勉強をしない似非浪人生。ある夏、僕は浜辺で猛烈に臭い石を見つけた。価値は億を超えるかもしれないお宝。嬉々として持ち帰るが、なんと翌朝に盗まれてしまう。代わりにタイムマシーンと『合同会社石川五右衛門』と書かれたうさんくさい名刺が置かれてあ
った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 19:50:09
10003文字
会話率:28%
あゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝあゝああああ
最終更新:2018-07-12 23:37:00
2180文字
会話率:55%
絶対の<死>をさだめられた主人公の<チタ>。それは最大の投資銀行である<ペンタクル社>の計画——平行的に存在する六つの資本主義の世界を統合し、アセンションするために必要な工程の一つであった。
追い求める殺人鬼の<妹>、飛龍、性別不明の騎士団
長、消える<親友>、策動する老婆、学者の男、悪魔の<エス>......はたしてチタは襲いくる数多の苦難を退け、黒幕を打ち倒すことができるのであろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-13 18:57:20
32336文字
会話率:39%
体育の前の着替えの時間、高校二年で吹奏楽部の内気な葦沢奏はソフトボール部エースの羽村葵に声を掛けられる。その時から、彼女の青春は変わって行く。
これは、対照的な二人の織りなす、フェティシズムと成長と絆の物語。
※この作品はpixivにも投稿
しています。
※この作品には「女子の筋肉」に関するフェティッシュな描写があります。抵抗を感じる方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 20:51:44
4267文字
会話率:42%
ヤマトの侵攻を受ける古志国。「一度竜宮へ行って戻ってきた者に、以前と同じ性質を求めるのは、無理というもの」幼い頃に海に落ちた古志加は、以来宮の奥に隠され、兄の“つなぎみ”として育った。内憂外患に揺れる高志国。古志加は「豊葦原を盗る」と切望し
、一計を案じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 20:24:43
26064文字
会話率:43%
私、“藤咲 ありす”は、元の世界では社会人。
色々あって、中世風な異世界に転生しちゃいました!
お気楽? いえ、そうではないんです。
私の両親は、悪役貴族!
その娘である私は、悪役令嬢!
…なのに、上手くいかないのは、従兄やメイドたち、執事
たち、婚約者のせいなんだからね!
と言う訳で。
“アリス=ド=ルーテシア”として、異世界生活頑張ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 00:07:44
40792文字
会話率:25%
【大学生×大学生/ゲーム/両想い/甘々】
智は、やや風変りな友人と、初めてネットゲームをプレイすることになった。
ゲームの迫力に怯え続けてしまい、休憩を挟むことになる。
飲み物を買いに行って戻って来る途中で、友人が女子生徒から告白され
ている場に遭遇し
友人が、ゲイだと口にしたことで、智に僅かな変化が起こる。
ゲームオタクの大学生と、ゲームに不慣れな大学生の話。
完結 / 2019.07.01
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 10:00:55
5561文字
会話率:36%
金銭の単位と同じ名《めい》を名付けられたその少女は、街中を徘徊する乞食であった。
――ある日少女は、葦の群生地に溜まった水たまりで身を清めているところ、一人の身なりの良い貴族とばったり顔を突き合わせる。
貴族は非礼を詫び立ち去ったが――
どういうわけか、その後も貴族は少女が水浴びをしているところへ、人目を忍び現れるようになった。
そしてついに、ある日のこと。
少女は貴族の男に誘われ、彼の家へ招かれることとなった。
貴族はどうやら、少女を家族として迎え入れるつもりのようだが――貴族には四人の妻がいた。
反対、観察、誘い、三者三様の反応で少女に接する妻たち。
前途多難な暗雲が漂う少女の行く先だが――暗雲は予想外の形で屋敷に滴れた。
騒然となる屋敷内。
明らかな他者による凶行。
屋敷内で、殺人が発生したのだ――。
被害者は、四人の妻の一人。
――果たして、少女の辿る結末は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 19:18:21
19265文字
会話率:33%
一人暮らしにして勤労少年、今年の春から高校一年生になったばかりの葦崎 透は、最近ある事に悩んでいた。
───学園を代表する美少女、黒川優希に嫌われている───。
そんな思春期特有のありふれた悩み、程度では終わらないのだ。なにせ、彼女が冷
たいのは俺にだけ。それも毎日嵐のような激しさでこちらへ向かってくるのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 11:15:41
8007文字
会話率:22%
やっぱり いつだって ずっと
最終更新:2021-06-10 10:00:00
214文字
会話率:100%
「東宮の妃に、お前が選ばれた。入内だよ」
「……は?」
一匹の龍を祖に持つ皇家を中心に、十三の国で成り立つ大国、東和葦原国。
その西の最果ての小さな里に暮らす山守の娘である鈴は、ある日突然皇家の若宮への入内を告げられる。
嫌々ながらも今ま
で捨て子の自分を育ててくれた里のため、鈴は帝都へ向かうけれど……───
東の龍と呼ばれる皇子と西の最果てに住む少女が辿り着いた、最後のかみさまのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 22:00:00
548846文字
会話率:52%
昔々、西から海を渡って民がこの地を訪れたと言うが、誰も知らない。金色の髪をしている、「特別な人」に率いられた彼らは、アギタと呼ばれる港へたどり着いたとも言う。これは、秋田の地が、瑞穂の葦原が国と呼ばれた遠い時代のお話。
最終更新:2021-05-17 04:30:04
7802文字
会話率:47%
とある国の王族として生を受けて早5年、その間ずっっっと軟禁状態にあった主人公はある事をキッカケとして長年自分のなかにあり続けた違和感の正体に気付くッッ
なぁーんてカッコつけてはいるが実際嬉しい
超嬉しいぃぃ
ガッツポーズしたその勢いのまま飛
べるくらいには嬉しいゼッッツ
俺がこの世界にこうして生まれる事ができたからには必ず…必ず!
自由に楽しく生きて行くぜぇぇぇえ
追記
BADENDはキライです
やっぱりどうせ創るならハッピーな世界
作者です
初めて書きました
所謂処女作です。
よくある転生ものと言えばそうですが
実際言われると傷付きます
泣きます
嘘です
まぁぼちぼち頑張って投稿していければなぁと思っています。
どうか温かい目で見てやって下さい<(_ _)>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 21:36:31
851文字
会話率:43%
※本作品はpixivにて行われた「第3回百合文芸コンテスト」用に制作したものです。現在進行中の『日奉一族シリーズ』の一部に関わる作品であるため、こちらにも投稿しました。
自身に関する全ての記憶を失った少女千草は、自分の事を知っているとい
う日奉秘色が住む島、天美島へと出向く。まるで古い馴染みかの様に接してくる彼女と自分を歓迎していない様子の島民の姿を見た千草は少しずつ疑念を抱いていく。
ある日、葦舟簸子という少女と出会った千草はこの島に纏わるとある儀式の事を知り、かつて自分の身に何が起こったのか、そして今の自分が何者なのかを知っていく事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 09:01:48
28608文字
会話率:64%
今一番ハマってるネットゲームを自宅のパソコンで遊んでいた葦草暁人(いぐさ・あきと)は、気づいたら異世界に飛ばされていた。何かの儀式に巻き込まれた暁人は召喚師としての力を手に入れ、その力で異世界を生きていくことを決意する。だが、その世界では召
喚師は別の忌み名で呼ばれていた。そう魔王と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 10:00:00
131038文字
会話率:36%
この世界には二種類の人間しかいない。正義を善行とはき違える愚者と、正義を自己満足と受け入れる猿だ。
万引き一つ起きない平和の具現化・海葦村に住む久我時雨は、あやかしという化け物に出会う。あやかしに喰われそうになった時雨だが、怪異現象調査隊
と名乗る少女、新宮結に出会う。
伝説上の妖怪。それは本当に存在するのです――。結の勧誘(脅し)により、時雨は彼女の怪異退治に協力することになる。しかし、そこには誰も記憶しない嘘が隠れていた。
カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 23:57:34
11820文字
会話率:36%