「世界樹ユグドラシルが、枯れ始めてるだと!?」
王国一の占い師が告げた、世界崩壊の前兆。大樹の恩恵を受けて生活していた人々にとって、その不安は隠しきれず、国中を覆い尽くした。
なんとか事態を食い止めようと、王様は奮闘するも一向に大樹の
衰えは止まらない。
「もう手立てはないのか……」
万策尽きたと諦めかけた時、占い師が執務室に駆け込んでくる。
王妃の懐妊の知らせであった。喜ばしい出来事に胸が高鳴るが、我が子が生まれ成人になる頃には世界が崩壊してるだろう。
意気消沈の王様に、占い師は言う。
「王よ。我が葉脈の読みにて、お子は『緑の守り人』と出ました」
「『緑の守り人』? それは、おとぎ話ではないのか?」
「そうです。ですが、あれは決して嘘ではございません。『世界樹の力弱まる時、守り人は現れ、大樹を救うだろう』。まだ、世界を諦めてはなりません」
王様の眼に力が戻る。直ぐさま部屋を出て、王妃の元へ向かう。
もし昔話が本当だとするなら、我が子は世界の命運を背負って生まれてくる。出来ればそのような大役は私が背負うべきことなのに――。
◆
やがて時は流れ、第一子が生まれたことを民は告げられる。
王に抱かれたその子の腕には『緑の守り人』の証である、葉の紋様が現れていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-10 20:00:00
5669文字
会話率:25%
最果ての島、古くから存在するパルジュの塔は黒い霧に覆われた。
島で一番の物知りである長老は古い文献を読み漁り、よくない前兆で あることと知る。
塔を守護する天使エルウィンは、長老の指示を受け塔へと向かった。
星の巫女ミリアは大地の声を聞く
ことが出来る、という噂があった。
そんな彼女はある晩、悪夢にうなされていた。
風来坊バズはそんなミリアを心配し、彼女の力になると決めた。
そんな彼らの運命の物語。
これは、魔法世界アルディールの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-30 09:49:37
11843文字
会話率:36%
『ゲームとはあくまでゲームであり、どれだけ現実に近づこうと現実にはなりえない。そしてその境界は決してなくしてはならない』
ある現代の哲学者の言葉通り、PVRゲームは現実に近けれど、決して現実ではない。『ゲーム』という枠の中に納まってい
た。
そんな中ある事件が起きた。
多くのプレイヤーが、崩壊から取り残された世界に迷い込んでしまった。
そこはゲームと似ていて、しかし異なる世界。
境界が崩壊し、『現実』と『仮想』が混ざり合った歪な世界。
前兆などなく、訳も分からず、ただ結果だけがそこにあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-08 00:54:46
972文字
会話率:41%
【死にたがり風情シリーズ】
死んでしまった。
愛する彼女が、死んでしまった。
彼女の死と、私の死は、結び付くのだろうか。ああ、そうだ。きっと、結び付くだろう。
私は抗えない。この定めから、運命から。
彼女の死は、前兆に過ぎな
かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-15 20:42:31
1659文字
会話率:0%
いつもと同じ通学路。そしていつもの面子。
昔望んでいた日常とは違うが、この日常もなかなか捨てがたい。
でも、そんなことを考えるのは何かがずれ始める前兆だ。
主人公である少年の目の前に突如として現れた過去を持たぬ少女。
その少女との出会いで、
少年の日常が変わり始めた。
たまに内容を振り返って編集しますがそれは表現をわかりやすくしたりするだけで内容が変わるものではないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 00:04:14
39440文字
会話率:56%
都会の学校へ進学した田舎娘アリア、彼女はそこで個性的な仲間と出会う。異世界からやって来たダークエルフ、同じく自称女神の妖精。そんな彼女たちは学校の演習で入ったダンジョンで、異世界からやって来たモンスター黒煙に遭遇する。それはアリアの世界が滅
ぶ前兆であった…。
旧タイトル:この田舎娘は世界を救う何かを持っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 12:32:51
65349文字
会話率:28%
東日本大震災の体験記です。都内での体験ですから、それ程劇的な事態に遭遇したわけではありませんが、都内でも相応の被災があったことの一記録です。
また、その時にはそれとは気付けませんでしたが、振り返って見ると事前に大地からの警告があったこと
を記録しておきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 21:18:59
6288文字
会話率:0%
村木恵介は、ブラウザカードゲーム『ブレイブクエスト』に少々ハマっている普通の高校生。だがある時、ブレイブクエストの世界と現実世界が連結し、カードの中にしかいなかったはずのキャラクターたちが恵介の周囲に現れ始める。それは、2つの世界を脅かす大
いなる災いの前兆だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 17:01:15
216917文字
会話率:37%
「さあ、次は何に生まれ変わりたい?」
なぜか好きなものに生まれ変わらせてやると神様から言われ、前世で次に生まれ変わるならと決めていたものを伝えるが…!?
「これ、頼んだのと違うよね?」
「あの野郎!!またこんなもんに転生させてやが
る!」
なぞの青年も望まないものに転生されて!?
神さまの為に多分最後の転生をして生まれたのは世界最強の守りの国ラナンティア。
歴代の女王は誰とも交わらずに必ず女の子、王女を生んできた。世界中で女の子の出生率が下がる中、神に愛されしこの国では女性で溢れていた事から世界中から狙われていた。
そんな中双子の王女が誕生する、この国では双子は忌み子とされ不吉の前兆であった。姉は歴代最強の魔力を誇り絶大な権力を持ち、妹は魔力が皆無であった為に神に見放された子として疎外される。
仲の良かった姉妹は次第に憎しみ合うように……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-27 17:22:07
74063文字
会話率:37%
川の主にあった。海南地震の前兆か
最終更新:2017-03-20 22:53:11
360文字
会話率:0%
何の前兆もなく、起きたら異世界だった。
ポイント交換というスキルで、スキルや仲間を増やしていくエロふぁんたじー!
18禁描写はないよ!
エロい事をするために迷宮や魔境などに乗り込み冒険者として活躍していきます。
しかし種族ごとの性癖に振り回
されて色々アブノーマルな事もやっちゃいます!
これパクリやろとか、これはヤバイだろとかがありましたら修正か小説自体の削除をします。
作者は、読み専から妄想が迸りすぎて書き始めました。
プロットなし思い付きで書いているので矛盾などが出てくるかもしれません。
それでも良ければ見てやってください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 18:57:24
21990文字
会話率:54%
【機械化病】
この国はいま、そんな奇病に侵されていた。
前兆はなく原因すら全くわからない。
それは一種の災害……突然私たちの前に現れた恐怖の対象。
でも、私だけは…私だけは、――違う。
この恐怖に屈したりしない。
私にはきっと救えるはず。
この小さな城の住人たちを。
『ねぇ……幸せって、なに?』
生は絶対的な幸福?死ぬことは必ずしも不幸?
私たちはどうしたら幸せになれるんだろう。人間にとっての幸せって?
私は導く。私の思う幸福に、彼らを。
その結末も知らずに。
※自作ゲームのシナリオを加筆修正したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 19:04:20
7620文字
会話率:22%
玄関の扉を開けるとひとつの黒い物体が。自分の解釈次第でどうにでもなりそうな前兆。俺は言葉にすることで物語の始まりを終えた。
最終更新:2016-05-14 11:19:07
367文字
会話率:0%
40歳になるという男性から、夢の相談を受けた。
2年付き合ったという彼女は病気で亡くなってしまっていた。
ところが、3ヶ月前の命日に、彼女の実家に行ってから
夢の中に彼女が出て来る彼女が、急変したという。
彼があげた指輪を、指から外して投げ
捨てるというのだ。
「実家で何か私、粗そうでもしてしまったのでしょうか?」
それとも、彼女にウソついてホントは安かった指輪を、
高価な指輪に様に偽って渡しのがいけなかったのでしょうか?
また、簡単な結婚式はやったのですが、籍を入れなかったのを怨んでいるのでしょうか?
自宅でも不思議な事があったという。倒れるはずがないロウソク立てが倒れて、
白いロウソクが真っ二つに割れたんです。なんか不吉な前兆かと思って、お伺いしました。
やがて、その意味が分かるのである。
占い師・かや博史の事件簿 第3話 (AMEBAにも投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-15 03:10:53
2904文字
会話率:22%
”ラジウム、それはいずれ消えゆく運命のストーリー”――第1回カクヨムWeb小説コンテスト応募作品(https://kakuyomu.jp/works/4852201425154871778)
レディウ人――それは放射性元素ラジウムで形作
られた、突然現れて突然消える存在。
現れる時は自分に関する記憶を持たず、消える時は今までの記憶を失う。それは、変化する時に失われる、『四』という数字に秘密があった。
ホクトは、そんなレディウ人としてミモリの森で誕生する。そして学園に通い、新たな友達と交友を深めていくのであった。
ある日突然、友人が不調を訴える。それは、二度と元に戻れない変化の前兆だった。ラジウムが持つ運命に翻弄されながら、ホクトは『四』という数字に秘められた真実と、彼を優しくつつんでいた深い愛を知るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-28 06:24:53
159105文字
会話率:37%
桜ノ宮市を襲う災厄の予言を受け、政教分離の原則から寺社を頼れない怪異対策神霊局は一つの計画を立てる。それは九尾の狐・玉藻前を復活させ、その力を利用しようと言うものだった。
高校生の守部終夜は、その計画に巻き込まれ、依り代として玉藻前に取
り憑かれてしまう。
神霊局から説明を受けた終夜だったが、信じることが出来ず、その場を飛び出す。
しかし、飛び出した先で鎌鼬に襲われた彼は、頭に響く声に促され、玉藻前に変身してこれを撃退する。
実は彼は、取り憑いた相手が最も活動しやすい姿に体を変える事ができる特異な体質だったのだ。
事実を受け入れた終夜は改めて神霊局から協力要請を受け入れるが、父親との軋轢により、共に暮らす妹との日常を優先し、これを拒否。玉藻前も利用されるのを嫌い、同様に拒否する。
その後は、取り憑いた玉藻前との奇妙な生活の中で二人は交流を深めていく。
そんな中、災厄の前兆とばかりに桜ノ宮市の博物館から神器が盗み出され、玉藻前には、因縁深い陰陽師の技を使う謎の男が接触してくる。
その結果、様子が変わった玉藻前の様子をいぶかしんでいた終夜の目の前で、妹の梓が件の男に誘拐されてしまう。
男は神政復古を目指す世界の七賢が一人で陰陽師・安倍成泰。梓を攫った理由は、終夜と同じ破格の霊媒体質であったため、神政復古後の指導者の依り代として選ばれたからであった。
手始めに妖怪や幽霊と言った怪異達の存在を知らしめるべく成泰が桜ノ宮市内に結界を張り、瘴気をばらまいた事で、住み着いていた怪異達が暴走。市内は大混乱に陥る。
事態を受けた終夜は玉藻前と共に梓を救出するべく神霊局に協力を打診。成泰が指導者復活の祭壇として選んだ桜ノ宮タワーへと向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 23:37:17
146007文字
会話率:44%
ガラス細工職人の青年英二と、ガラス細工と英二が好きな小学生さらの恋物語。ある大雨の日に、さらへの気持ちに気がつく前兆が現れ戸惑う英二だった。
※ピクシブ、自サイトにて掲載したものと同じものです。
最終更新:2015-11-07 23:26:13
28632文字
会話率:51%
夢見の姫からの依頼を受けた、青年ジタンは一人北の大陸ザーンへ向かう。
交易都市になりつつあるアンバルの町がある。
その町から滅びか始まる。
大陸ザーンが滅びる前兆を調べ、阻止する
アンバルの町に封印された祟り神ボルタの復活が預言された。
ジ
タンが急ぐなか最悪が起こる。
アンバルに災害が発生し、多数の死傷者がでた。
そして、豪雨災害により北東の山に土砂崩れが起こり、山津波が村を襲った。
祟り神の要石を守っていた聖なる社が破壊された。
ボルタの先兵が現れ、人を襲い始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-28 22:12:52
45233文字
会話率:17%
生きていくために巧みに人を騙す男。複数の名前を持ち本名は不明。社会の情報化が進んだことで今までのように個人相手に詐欺を働くが困難になった男は、良いアイデアを出すために街へ繰り出す。男の前に偶然とは思えない確率で現れる過去に騙した人々、手を組
んだ連中、連んでいた友人達。それはすべて、この街で何かが始まる前兆であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-07 11:00:00
2084文字
会話率:5%
仮想。妄想。夢想。幻想。絵空事だと嗤えるか。予兆。前兆。凶兆。奇兆。何処を探しても見当たらず。終焉。終極。顛末。結末。筋書き通りは赦さない。正義と悪と勇者と魔王。どれにも属さず、どれにも組せず、自分の利益を追求する。そんな僕の物語。
最終更新:2015-07-11 18:14:20
50080文字
会話率:27%