これは、バーチャルに恋い焦がれた人たちの儚い物語である。
拙冬歩夢はどこにでもいる社会人であった。ただひとつ、周りの一般人と違うところがあるとすれば、彼には足と呼べるものがなかった。
胡蝶漣はどこにでもいる普通の配信者であった。た
だひとつ、周りの同業者と違うところがあるとすれば、彼女には自分がいなかった。
『ここはなんでも叶う夢の世界。リアルなんて持ち込ませない無限大な世界』
そんな謳い文句を掲げていたその世界に、彼らは傾倒していった。
一人は、現実と両立させながらそこでしかできないことをしていった。もう一人は、リアルに見切りをつけそこで生きていくことを決めていた。
そんな真逆の――ある意味一緒の人生を送っていた二人は、ひょんなことから一緒にとある案件をこなすことになる。
ただ、同じなのに真逆というアンビバレントな二人が一緒にいて何も起きないはずもなく…………。
二つの世界で生きる、そんな現代の当たり前から目を背けた少女。
あの世界とこの世界の自分は違う、そう決めつけて人生を歩んでいた少年。
そんな価値観の違う二人が交わる時、社会を巻き込む大事件が二人の間を渦巻いていく。
――限りない夢に包まれた空間ではどんなことだって叶えられる自分だけど、目覚めた後ではそのすべてなくなっていて、自分は無力だった。
夢では何でもできる二人がそこを追い出され、不器用にしか生きられない現実で生きていく。そんな二人が掴むものとは――。
元タイトル『VTuberの彼女と現実主義者な俺と 〜僕らは鳥のように羽ばたけないけれど、少しだけなら不器用に空を飛べる〜』
※すべて書き終わっている作品になりますので、モチベーションが保てればエタる可能性はゼロです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-15 18:09:44
128788文字
会話率:43%
山奥にある魔族だけが住むマイロンド王国。
種族が違うだけで、別に人間と戦いたいとか支配下に置きたいなどとは毛ほども考えていない平和主義な魔族の国なのだが、なぜか人間は被害妄想を拗らせて、『聖女を召喚して魔王を滅ぼさねば』と騒いでおり、
とうとう召喚に成功したらしい。
別に悪魔の王じゃなくて魔族の王である。
人と違うのは寿命と魔力の多さと、攻撃魔法が使えるかどうか位である。それも狩りの時位しか使わないが。見た目が人間のタイプも多いし、食べるものだってほぼ同じである。刺激があるのがいいので辛いモノが好きなだけ。
魔王は血を見るのが嫌だし面倒臭がりなので、なんとか穏便に事が運ばないかと考え、聖なる力を相殺する同じ異世界の人間を召喚して、コミュ障なのでついでに折衝役にしようと思ったが、やってきたのはごく普通のそれも女性だった。
まだ勇者選抜中なので、実際にマイロンドまで来るまでは半年以上はかかる。それまで客としてもてなし、折衝が終わったらちゃんと同じ時に元の世界に返すと説明し了承してもらうが、することがないのはツラいので、念願だったメイドをやらせろと言う。
「勝手にしろ」と自由にさせるが、次第にそのメイドが気になって仕方がなくなる魔王なのであった。
コミュ障な魔王レルフィードと、平凡なファンタジー小説や映画、ゆるキャラと料理を愛するぽっちゃりOL・橘(たちばな)希里(きり)(27)とのラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 12:34:52
104937文字
会話率:38%
私は他の人とは違う!
【私は他の人と違う。】
私は、幼い時からずっとお父さんやお母さんにそう言われ続けてきた!
最終更新:2020-04-24 03:00:00
2124文字
会話率:56%
ふと思いついた作品です。
キーワード:
最終更新:2018-03-10 12:22:26
293文字
会話率:19%
ーこの俺、長谷川武久は、どこにでもいる普通の高校生である。
ただ一つ他の人と違うところはと言えば、
「『可愛い』という感情がない」
ということだろうか。
ペットを見ても、ラブコメを読んでも、アイドルを見せられてもそうは思わない。
ずっとこの
ままだと思っていた。
そう、あの時まではー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 22:16:33
1632文字
会話率:34%
東京のとある大学に通ってる大学3年生の高梨翔平21歳は、平凡学生だった。
決して特別な能力があるわけでもなく、ごく普通の顔、頭、運動神経だったが、
きっと自分にはほかの人と違う何かがあると信じてはや数十年、今は就活を前に進路に悩んでいた。
そんなある夏、いつも通りベッドに入った翔平は夜中に目覚めると知らない景色が目の前に……
そこで出会った少年と話していると、モンスターに遭遇!?
なんの能力もない平凡な人間だった翔平は実はこの世界では唯一の魔法使いだった。
ここだったんだ……自分の能力に気づいた翔平は普通の日常とは真逆のこの世界で
平凡だったあのころとは違った生活を送る決意をして、自分の魔法に磨きをかけること
を決める。
これは突如として魔法使いとなって転生した普通の大学生が異世界メルビルで
様々な人や出来事に会い、人間として、魔法使いとして強くなっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 17:53:03
2081文字
会話率:31%
人間と魔族が栄えた時代、人は人のため魔は魔の為に生きる。
人と違う姿形を成すものは悪と決めつける人間に対し魔は生きる為に人間を喰う。
害を為すものに制裁を与える両者にはどんな想いがありそうするのか。
果たしてどちらが正義なのか。
最終更新:2020-03-15 15:59:30
4611文字
会話率:35%
お題『始まり』で、2,500文字以内で書く企画に投稿したものです。約2,500字のショートショート。
※
赤銅色の肌をした彼女は大地の精霊から生を授かって後、14回祝福を受けた。
物心が付いてからは、自分が他の者と違う事に彼女は気
付いていた。
なぜ他の人と違うのだろう。
誰に問うても「それは大地の精霊の授かり物」としか答えてくれなかった。
彼女は決心した。自分は何者なのか。自分の名「ニーヨル」のルーツは何か。
長老は伝えた。
「ならば、風に向かえ。旅立て。風の吹く元こそ、お前のルーツ」
その言葉を受けた彼女は翌日、父母兄弟に頭を下げると、わずかばかりの旅装でこの地を離れた。
※
一作目の『人生 』とは違ったテイストで人生を書いてみました。
カクヨムの個人主催企画に参加した作品です。
【初出:2019年3月10日 カクヨム】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 23:00:00
2440文字
会話率:29%
10歳のときに病気で女の子になってしまった主人公のちとせ。
高校生になった彼女は普通の女子になることを目標に、他人の目を気にして生きている。
そんなちとせに「好き」と付き纏う、美人で傍若無人、他人を気にしないかえで。
ちょっとだけ人と違う、
二人の女子高生の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 17:51:20
117769文字
会話率:42%
なんの変哲もない男の子である晴人。ただ、彼がほかの人と違う部分は、夢の中で前世の記憶を辿ることが出来るということ。その前世の記憶を頼りに、運命の人と巡り合うため、前世での不幸を払拭するため、必死に足掻き続ける男の物語。
最終更新:2020-01-08 22:47:01
1209文字
会話率:58%
それ、運命の人と違う。ヤバい人。(※重複投稿しています)
最終更新:2019-11-17 19:00:00
511文字
会話率:0%
イルは遊牧民トルク―ド族の幼い少女。過酷な自然の中での生活だが、優しい家族と一緒でイルは幸せだ。彼女の夢は大好きな家族とずっと一緒に暮らすことと、大きくなったら幼馴染のアマルのお嫁さんになること。でもイルには少し他の人と違うところがある。そ
れは前世のおぼろげな記憶と魔法が使えること。これはそんなイルの日常の記録である。
カクヨム及びアルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-31 16:41:38
175752文字
会話率:43%
異常な私が、少しずつ自分の人と違う部分に気づいていくお話です。
最終更新:2019-10-16 01:34:43
384文字
会話率:0%
超能力を持って生まれることは珍しいことではないが、相澤孝人のもつ『精神感応』の能力はそこそこ珍しい。
人の心を覗いたり、意のままに操ったりとその能力範囲は広い。
だけど、ここは戦国の世ではない、人類はその歴史から文明をより高度なものにしてき
た。
そんな世界で相澤はどこか周りに馴染めないでいた、他人の心は覗けても自分が幸せになるという未来がどうしても見えないのだ。
おれは『普通』になりたい、皆が思い描くような『普通』の人生を歩みたい。
無理だ、進めない。
少年が他人と違う自分の心を抱えて生きることができない話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 21:12:25
14067文字
会話率:33%
心の中に大きな傷痕のある少年、諸星流星。
街で多発する事件にその時彼らはどう挑むのか。
大人と違う子供の立場で必死にもがく
幼く切ない少年達の青春の物語。
この作品はフィクションであり、登場する個人名団体名などは、全て架空の物です。
また
実際の警察とは異なることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 22:56:56
72211文字
会話率:32%
高校1年の宮下 凛斗は幼馴染の小野 刹那のことが好きなストーカーにナイフで刺されて殺されてしまう。その時に自分の中のもう一人の自分と契約をして「自分が死ぬ時に代わりに一番近くの人間が死ぬ」という能力を手に入れてしまう。死なないという最強の能
力を手に入れてしまった彼は普通の人と違う特別ということが何を生んでしまうのかを問いながら生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 18:32:31
9259文字
会話率:45%
他人の灯りで自分の影を知る。
人と違う、同じことができないというのは、ある意味で道を開拓しているというのと、同じことだと感じる。
そして、どん底を乗り越えられた人は、必ず幸せになれると信じている。
振り幅が大きければ大きいほど、絶頂のときに
空を飛んでいる実感を噛み締められると思うからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 00:32:12
846文字
会話率:7%
ある不思議な能力を持った子供の人生の葛藤と楽しい人生のものがたり。親は、子育てにどう奮闘をするのか。ある家庭の小さくて大きなものがたりが今幕を上げるかもしれない。
最終更新:2019-07-27 23:21:16
615文字
会話率:0%
この作品の背景はいずれ語れたらと思います。
ただ言えるのは、人と違うことをアイデンティティと理解することは強みであること。
最終更新:2019-07-17 17:42:47
1035文字
会話率:0%
高校生になった結城神奈は、人と違う見た目のせいでいつも奇異の目を向けられていた。
そんな彼女は、幽霊を見ることが出来るという秘密を持っていた。
ある日、人の目から逃げるように学校の屋上に訪れた神奈は、幽霊の少女に出会う。
幽霊になることで記
憶を失った少女は、自分のことが見える神奈に、自分の記憶を取り戻す手伝いをして欲しいと頼み込む。
断り切れずに手伝いをすることになった神奈は、少女を始めとした様々な人達と関わっていき、少しずつ変わっていく。
しかし、彼女には幽霊が見えることの他にも隠していることがあるようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 21:01:35
311547文字
会話率:30%
自分が考えている事を思ったまま書いたものです。
エッセイというものなのでしょうか?
最終更新:2019-05-08 18:34:00
1228文字
会話率:0%