気がついたら、森の中にいら。戸惑っていたら、銀髪の美青年に保護され、この世界で、生きるすべを学んでいく。分けの分からないまま、修行というなの、うさばらしに付き合わされる。一癖も二癖もある青年の元、薄幸の少女は、今日もひたすら、突き進む。いっ
たい、何の為に此処にきたのか、誰か教えて!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-05-31 21:40:51
5441文字
会話率:44%
フランス南西部を流れる、ロアール川の流域には、いくつかもの古城が点在する。そこは、この国に無数に存在する観光ルートの一つだった。しかし、フランス政府の財政事情も手伝って、そのどれもが見学可能という訳ではなかった。外観は立派でも、中は廃虚同然
であったり、土台と外壁以外は、すべて崩れ落ちてしまったようなものも多かった。観光ビザで入国した秋津隆也は、そんな薄暗い廃虚のような城の一つの中で、大きく口を開けた石畳の床下を覗いていた。その穴の中で、炭坑夫のように穴を掘っていたのは、ピエールという名の金髪の美青年だった。日本で、建築家としての夢に敗れた隆也は、この国の古い城を巡る旅を続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-07-17 15:38:11
33592文字
会話率:41%