どう頑張っても静電気並みの雷魔法しか扱えない魔法使い、イナ。彼を静電気野郎と馬鹿にしたギルドは追放を決定する。けれど、それはまったくの誤りであり、イナはいずれ雷神と称されるほどの才能を持っていた。だが、環境に恵まれなければどんな種も芽吹かな
い。環境に潰されたかに思われたイナだったが、しかしその才能を見抜いたギルドマスターが現れた。イナは少々過保護すぎる仲間たちの元に引き取られ、その才能をゆっくりと開花させていく。元のギルドがその誤りに気付いた頃にはもう遅く、イナは希代の魔法使いとして名を馳せるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 21:46:49
23562文字
会話率:48%
茶狂いと呼ばれるほどお茶が大好きな采夏(さいか)。
自分の作ったお茶が皇帝献上茶に選ばれることを夢見て、はるばる都にやってきたはいいが、試験会場を誤り、うっかり後宮へ入ってしまう。
そこで目にしたのは、意地悪な妃に茶も出てこない質素な後
宮の食事、そして、宦官に扮した――皇帝!?
なんでも、皇帝・黒瑛は、兄の仇である宦官に復讐を誓っているらしく、正体を隠して後宮にこっそり通っているそうだが、皇帝としての訪れがない後宮の雰囲気は殺伐とするばかり。
「あの……私、お茶を飲みたいだけなんですけど……!」
ただただお茶を飲みたい采夏なのだが、お茶の力で心を解し、謎を解き、やがて国をも救うことになってしまい――?
中華風ファンタジー×後宮×ミステリー(ライト)
※お茶の名前が出てきますが、全部フィクションでそういう名前のお茶はありませんのでご注意くださいませ。
ただ一応モデルになってる茶葉はあるので、これのことかな?などと考えるのも楽しいやも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 17:00:00
321452文字
会話率:31%
「お願いします、私と契約してください!後生ですからぁぁぁ!」
社畜こと玄田健人(くろだけんと)は仕事ばかりの日々に疲れていた。家に帰っても寝るだけで、特に楽しみもない。
ある日疲れがピークに達してしまい、何がどうしてそうなったのか、ノリとテ
ンションだけでネットの怪しげな召喚術を試してしまう。
何も起こるはずがないと思っていたところに、鴉のような黒髪が印象的な少女が突然現れる…。
食べることは好きだけれど、料理が作れない悪魔と料理を作ることが好きな社畜の日常をどうぞ。
ご感想や誤字脱字、表現の誤りなどございましたら報告していただけるとありがたいです。
この小説は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 21:03:25
52282文字
会話率:38%
コラッツ予想2(24)(25)は誤りがあたったので削除しました。
キーワード:
最終更新:2023-01-05 00:08:42
647文字
会話率:0%
40代のだらしない体のおっさんが誤って異世界転移させられ、一生をそこで終えるが、その誤りを補償をしてもらえることになる。
人知を超えるモノに下手な補償を求めれば、きっと消されると思って慎ましい補償を希望すると、もっと補償を追加してくれる
ことになる。
おっさんは元の世界に戻って普通の生活ができると思ったら、美少女JCにTSしているではありませんか。
おっさん、既婚者で、事情の知らない妻がこれから単身赴任先の自宅に来るんですけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 05:17:11
6247文字
会話率:10%
小心者で臆病でそれでいてズルく太々しい年若い小悪党であるトートはとある領主を騙し抜いて別の領に逃げる最中だった。
騙し抜くまでは計算通りだったが、追い手の数を見誤り雪山へ逃げることを選択する。
食料も尽き、寒く、寂しく、残酷な雪山の中、ト
ートは一つの後悔をする。
「家族が欲しい。」と
亀の歩で雪山を歩く中、物の怪の類かと思うほど恐ろしく強く、美しい少女剣士シシィと出会った。
これは小悪党であるトートが小悪党らしく知謀をめぐらし。
少女剣士のシシィが時にその剣の腕で修羅場を切り抜ける。
そしてそんな2人が家族になる旅の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 03:43:03
47748文字
会話率:58%
38歳になった獣医師、ケイト・マックスウェルは離婚を経験し愛する息子とも別居生活を送っていた。一人暮らしで味気のない日々に活力を奪われるばかり。
しかし代理の仕事を引き受け、とある牧場へ。そこにいた厩務員のヒルデと出会い、彼女は変わって
いく。良い方へ。または悪い方へ。
※ 馬についての情報はネットや本で調べた程度です。誤りがあればご指摘ください。
※わかりやすいようにオスとメス表記にしてあります。
※別サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 17:00:00
262829文字
会話率:33%
私は、愚かだから「仕方が無い」や弱いのが「悪い」ではなく、
最愚最弱者(最も愚かで最も弱き者→さいそこびと)達が最愚最弱者のまま、
健やかにつつがなく暮らしていける世界こそが本当に良い世界だと考えます。
勿論、最愚最弱者の発言ですので、
至らない処や誤り等も多々ありますが、
これから言葉を司る事になる作家志望の皆様をはじめ、拙稿を
目にされた全ての方々に、タイトル・本文に記された文章を
「はじめの言葉」として捧げます。
伝言ゲームは「はじめの言葉」を如何にそのまま伝えるかを
競うものですが、皆々様には「はじめの言葉」をより良く
なる様に伝えていってほしい。同時に世の中も良くなって、その恩恵に
是非あやかりたい(本当にそう思っています)
そして、
世界は唯々より良くなっていく
私が好きな(信じるではなく)神様もそう望まれている様です。
最後に、その神様の一言を紹介します。
「わるき言葉は言ってはならんぞ。言葉はよき事のために神が与へてゐるのざから忘れん様にな」
※私も気をつけます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 12:08:26
574文字
会話率:8%
貴族の家に生まれ育ったフローレッタは、誕生パーティーの当日、料理人のフランベで激しく立ち上った炎にショックを受け、倒れる。
次に目覚めた時、彼女から現世の記憶は消えていた。
残っていたのは、前世の〝フリーターの小鳥遊華〟だった頃の記憶だけ
だ。
華として目覚めたフローレッタは、前世でやっていた乙女ゲームの最推しが父に、悪役令嬢が母になっていることに呆然とする。
人生詰んだと覚った彼女は、魔法で自分好みの〝モフモフ使い魔〟を召喚し、癒してもらおうと考えた。
しかし、召喚してもいないのに、外見モフモフ、内面俺様の、ギャップありすぎ使い魔が出現し、彼女はガッカリするが……?
注1)プロローグのみ三人称です。
注2)タイトル変更してプロローグを追加しましたが、以前、十数話だけノベルアップ+で連載していた作品です。(ノベルアップ+は6月上旬に退会済み)
こちらでも予約投稿を誤り、昨年の秋頃に公開されてしまったことがあります。
※『アルファポリス』にも掲載している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 17:01:44
155913文字
会話率:22%
「ビレイユ・デスワー! そなたとの婚約を破棄させてもらう!」賓客として招かれた王立アカデミーの卒業パーティーで聖女ガナルーナは王太子による断罪&婚約破棄現場に遭遇する。聖女として善意で検証に立ち会うガナルーナ。そこで彼女は窮地に立たされた侯
爵令嬢ビレイユの疑惑を晴らし、王太子の誤りを指摘する。しかしそのことを根に持った王太子がガナルーナを偽りの聖女として処刑するように命じて……!?
ビレイユとその兄の手助けあってからくも隣国に亡命成功したガナルーナ。しばらくは大人しく暮らさねばかと思いきや、長らく空席となっている聖女の座についてほしいと頼まれる。神々の加護を乞う儀式でガナルーナは類稀なる神力を得て大聖女にランクアップ! 生真面目侯爵や少年王、ビレイユとともに災害続きで困窮していた隣国を立て直していく──! 大団円のハッピーコメディ!
※この作品はノベルアッププラスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 12:31:35
32497文字
会話率:38%
4度嫁いで出戻った「出戻り姫」シャルンは、5度目にカースウェルのレダン王に望まれて、無事輿入れを果たした。ミディルン鉱石を巡る陰謀や婚姻離縁を繰り返した理由などが明らかになり、シャルンの故国ハイオルトはカースウェルに統合されて、ようやく落ち
着いたシャルンとレダンの元に、エイリカ湖の龍神祭りへの招待が届く。どうにも裏がありそうな招待だとレダンは警戒を強めるが、エイリカ湖の巫女リュハヤが、2人の婚姻は誤りだと言い出して……。シリーズ第3弾。
この作品は「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/246208161)」「楽天ブログ(https://plaza.rakuten.co.jp/segakiyui/)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 00:00:00
172440文字
会話率:57%
「Jag älskar dig」と言えない俺だけど彼女もそれを言わない。
高校入学前に隣の空き家に越してきた一家。
四年ほど前に日本に来たらしい一家には美麗な娘が居る。
日本語が不自由な両親とは異なり、かなり流暢な日本語を操る彼女。
でも
言葉の端々に元の国の言語があったりも。
そんな彼女だったが、なぜか同じ高校に入学したようだ。
その日から登下校は一緒。
クラスまで同じだったこともあり、かなり頼られることが多くなる。
最初はやや他人行儀だった彼女も次第に慣れてきて。
互いに少しは気持ちがあるかと思ったある日。
女子同士の話で落ち込む事態に。
結果、彼女と距離を取る俺だった。
しかし、それも違うようで。
外国人はよく分からん。
でも。
「Jag vill att du ska fascinera mig」
この言葉で俄然やる気出た。
※スウェーデン語が多数出てきます。独学浅学ゆえ間違いも多々あろうかと思いますが、ご容赦ください。
なお誤りに気付いた場合、お知らせ頂ければ修正します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 20:00:12
91680文字
会話率:50%
最強の剣士として転生したはずの青野成哉は、勇者転生実行者の魔法使いの誤りによって、全てのチート能力をメガネに宿してしまう。途方に暮れる成哉だったが、ある方法によって成哉は成りあがる。
最終更新:2022-07-10 00:10:32
7124文字
会話率:42%
約100年前。インヴィリオ帝国、フェリミオス騎士国、ヴァルキュローズ戦王国、サリヴィエット魔法国、アリシディア公国の5カ国は常に戦争状態にあった。
しかし、長年の膠着状態が続き、疲弊しきった5カ国は和平への第一歩として、宇宙空間から衛星を落
下させ資源を抽出する計画、MES計画を行った。結果は失敗。世界最高峰の科学者達が集められた研究所は落下させた衛星の制御を誤り壊滅し、落下の余波は世界中を変質させた。
同時に、それ以降に生まれてくる子供達の中に不思議なエネルギーを持っている子供が現れ始めた。科学者達は研究の末、それらの人体干渉エネルギー物質を魔力と名付け、それら物質と特定の手順で構成された陣を以て発現される超常的現象は"魔法"という名で世界中に普及していく事になった。
だが、新たに人類が得た力はあまりにも強大過ぎた。
再燃した5カ国による戦争は、銃から魔法へと姿を変え、世界を戦火へと呑み込んでいく。
五芒星同盟が結ばれるまで・・・・・・
やがて、40年が経ち世界は転換期を迎えようとしていた。
学園バトルファンタジーです。
初めて書かせて頂いているので誤字や脱字など諸々あると思います。是非諸々指摘して頂けると嬉しいです。
題名はかいこくのペンタグラムと読みます。
この物語は銀き災厄の再世歌と関係する物語となっていますので、ぜひそちらも読んで頂けると嬉しいです。
【追記】
恐らくかなり先になりますが一章を一度纏めて修正を行いたいと思います。一章の中盤辺りまでは余りに見るに堪えない出来なので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 20:45:52
351731文字
会話率:47%
オークションサイトに出品された、維士(ドク)の描いた一枚の絵に、心を動かされた信一は、絵を落札、どんな人物が絵を描いてのか気になり、無理矢理会う事を承諾させた。類稀な天使の美貌の男子高校生の維士がドクだった。一眼で恋に堕ちた。
「後悔しない
生き方を」と、祖母の助言を、信一は見誤りシンガーソングライターになる、自分のやりたい事しかしない、人に合わせる事もしない、好き勝手に生きてきて、幼い考えで、将来を決める時、間違えた、パソコンで作る好きな音楽を、仕事に選んだ、
「好きな事は、人を守る、お守りの様もの、仕事ではない」の助言の意味を3年後、信一はやっとわかった、
若者音楽のトップに登りはしたが、信一は全てが面倒くせぃ、くだらない、うんざりが口癖で幼いままだった。売れる為の音楽を作り、売れる為の言動をして、売ってもらっている商品だと気付く。そんな時、心を揺さぶる絵に出会った。 維士(ドク)は、小さい時からのトラウマで人間不信だった。維士の容姿は、人を異常にする、商品にしたく人がよってくる、母も苦悩し小さい町に引っ越すが、どこでも同じだった、人は、どこの場所の人でも人だった。パソコンで絵を描く事で心の内側を出した。
1枚の絵がきっかけで、信一と維士は出会う。 維士の大学入学直前、手を取り合うはずが、唯一の連絡手段の携帯電話を、信一が無くした、仕事が休みの日は、ドクが通っているであろう、大学校内をウロウロした。3年後に再会出来たが、人間不信の維士は黙って引っ越しをした。
1年後維士は、個展を開き、信一はその個展を見つけ再び再会したが、
大きな光に大きいな影、良い事半分、悪い事半分、人生不思議だね、大きな影に呑まれないで生きてね、程々ね信ちゃん。
維士は、上辺だけ良い信一に気づいた、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 00:04:25
26371文字
会話率:17%
オークションサイトに出品された、維士(ドク)の描いた一枚の絵に、心を動かされた信一は、絵を落札、どんな人物が絵を描いてのか気になり、無理矢理会う事を承諾させた。類稀な天使の美貌の男子高校生の維士がドクだった。一眼で恋に堕ちた。
「後悔しない
生き方を」と、祖母の助言を、信一は見誤りシンガーソングライターになる、自分のやりたい事しかしない、人に合わせる事もしない、好き勝手に生きてきて、幼い考えで、将来を決める時、間違えた、パソコンで作る好きな音楽を、仕事に選んだ、
「好きな事は、人を守る、お守りの様もの、仕事ではない」の助言の意味を3年後、信一はやっとわかった、
若者音楽のトップに登りはしたが、信一は全てが面倒くせぃ、くだらない、うんざりが口癖で幼いままだった。売れる為の音楽を作り、売れる為の言動をして、売ってもらっている商品だと気付く。そんな時、心を揺さぶる絵に出会った。 維士(ドク)は、小さい時からのトラウマで人間不信だった。維士の容姿は、人を異常にする、商品にしたく人がよってくる、母も苦悩し小さい町に引っ越すが、どこでも同じだった、人は、どこの場所の人でも人だった。パソコンで絵を描く事で心の内側を出した。
1枚の絵がきっかけで、信一と維士は出会う。 維士の大学入学直前、手を取り合うはずが、唯一の連絡手段の携帯電話を、信一が無くした、仕事が休みの日は、ドクが通っているであろう、大学校内をウロウロした。3年後に再会出来たが、人間不信の維士は黙って引っ越しをした。
1年後維士は、個展を開き、信一はその個展を見つけ再び再会したが、
大きな光に大きいな影、良い事半分、悪い事半分、人生不思議だね、大きな影に呑まれないで生きてね、程々ね信ちゃん。
維士は、上辺だけ良い信一に気づいた、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 00:00:20
67690文字
会話率:6%
基準を勘違い、某〇倫で発覚、期待はずれで書いていた小説。
勉強不足、難しいです。
最終更新:2022-05-25 22:00:58
658文字
会話率:0%
能力開発学校に通う主人公──神無月 柚留は、ある日の事件をきっかけに別世界の別次元へと飛んでしまう。驚くことにそこはステータスや魔物が存在するファンタジー世界だったのだが、主人公は運悪く最難関ダンジョンに閉じ込められる。
その後、無事約10
0万年後出てきた主人公は、元々最底辺の実力だったが故に自分の強さを見誤り、地球と異世界を無自覚で無双することに──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 00:00:00
105735文字
会話率:26%
ダンジョンが出現し、10年後、ダンジョンに憧れた一人の少年{戦闘狂}がダンジョンで無双する話。
基本的に主人公最強で眷族TEEEでのりと何となくで書いてっている小説です。
誤字脱字に文法的誤りが結構ありますがあんまり気にしないで下さい。
こんなのやりたいと作者が思えば書いてくような小説です。感想欄でこんなのやってほしいが来たらそうするような感じです。
まあ、短いですし暇つぶしに読んでくれるとありがたいです
それと、よろしければ、ブックマークとポイントお願いします。
途中から主人公が異世界に転移しますのでハイファンタジーにしています。
主人公が異世界から戻ってきたらローファンタジーに戻します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 23:43:38
549213文字
会話率:37%
なろう小説や、それを原作にしたコミックで何度も目にしたことがある、けっこう気になる日本語の誤りについてです。「これだから、なろうは」と言われないように 気を付けてください。そして商品化するなら、その段階に立ち会った方々も気付いて、あえて狙
った表現でない場合は修正をかけたほうが作品のためでは、とちょっと思い投稿しています……折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-04-14 08:24:39
2230文字
会話率:0%
聖女は公職。
本来なら未婚の王族が結婚までの期間任命される名誉職。
しかし今代、めぼしい王族や血縁の公爵家には該当者が居なかったため、やむをえず白羽の矢が立ったのがわたくしレテシア・マクレーンでした。
わたくしの実家マクレーン公爵家は一
応公爵という爵位は頂いているものの、百年ほど前に断絶した当時の王家の某系で、現在の王室とは直接の繋がりの無い家柄。
お飾りではあったけれどとりあえずは食べるのに困らないし落ち目で貧乏な実家の助けになるかと引き受けたのですが……。
なんと、聖女は恋愛禁止なのです!? 恋愛すると聖女の力が弱まるからダメですと?
でもわたくし、魔力特性が無いのでもともと聖女の力は使えないのですけど……。
そんな折、聖女庁を統括するマクシマム王太子がわたくしの目の前で宣言します。
「聖女レテシアよ、本日この時をもって貴様は解任だ。聖女の位は剥奪、この聖女庁より追放する!」
と。
冷たい視線をこちらに向ける王太子。
はう。急に一体何が?
そう思って首をかしげていると。
「お前のそういうとこ所が私はずっと気に入らなかったのだ。聖魔法も碌に使えない半人前のくせに。お前のような者を聖女として迎えた事自体が誤りだったのだ!」
そう怒鳴るマクシマム殿下。
「まあいい。真の聖女が見つかった今となってはお前はもう用済みだ。荷物を纏めてとっとと実家に帰るといい!」
まあでも。
それなら。
ええ、望むところです!
このまま恋愛も出来ず干物のような人生を送るくらいなら、貧乏にだって耐えて見せますわ!
おうちに帰ればわたくしの愛しいティア(猫)も待っている筈。
彼女の真っ白なもふもふの毛並みを堪能して、にくきゅうをもみもみして。
ああもう考えるだけで幸せな気持ちに浸れます。
さあさ帰りましょうと荷物を纏めていたわわたくしでしたがなんだか様子がおかしくて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 21:51:34
7173文字
会話率:18%