天川市四丁目裏路地には、あの世とこの世のはざまでさまよう妖怪たちが集結する。一人残された飼い主を案じる動物。子供の将来を気にして成仏できない母親。記憶を失くして何かに縛られ続ける妖怪。自分の存在に悩む妖怪を助けるために、陰陽師は高校に仲間を
求める張り紙をした。「超常現象研究会、新入部員大募集」
集いしは霊の思いを代弁するイタコの少女と、神を呼び寄せる神官の少年、男嫌いの破戒巫女。
経済成長に忘れ去られた町で、失くした何かを探すため、彼らは今日も走りまわる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-21 16:47:11
20681文字
会話率:65%
悪魔の美酒。ETA ホフマン原作、その6、
ダイジェスト版の続きをどうぞ、
物語はいよいよ佳境に入っていきます。
破戒僧メダルドウスの運命は?
聖女アウレーリエの運命は?
最終更新:2011-01-15 13:13:53
2071文字
会話率:8%
悪魔の美酒、
副題、カロー風幻想曲の作者によって出版されたカプチン会修道士メダルドウスの手記より。
ウンベルト・エーコの「フーコーの振り子」『薔薇の名前」を愛読したあなた、
シオン修道会やテンプル騎士団について興味のある、あなた、
そ
してダン・ブラウンの「ダヴィンチ・コード」が好きなあなたは、
この、「悪魔の美酒」(『悪魔の霊液』『悪魔の霊酒」とも、訳される)はさぞ気に入ることと思います。
現実の卑近さ、先祖の因果応報、魔女、不倫、姦通、ドッペルゲンガー、殺人、巡礼、棄教、殉死、純愛
おそらく何でもあるというこの潤沢さ、
イギリスゴシックホラーの「マンク」の筋を借用しているとの批判もあるが
内容はこっちのほうがずっと深く、パッショネイトで陰残だ。
この小説は当時としては、破天荒な異常心理小説・犯罪小説であった。
精神分析的な要素あり、性欲の問題あり、異常心理あり、アガペーへの希求と、肉欲の葛藤あり、
近親相姦テーマあり、殺人の心理の深い分析あり、犯罪と贖罪の相克テーマあり、まあ、今でこそこんなテーマの小説はあるにしても、この小説は未だにその、価値を失わないだろう。
メダルドゥスが巌の上からヴィクトリンを突き落として、落下してぐちゃぐちゃにつぶれて死んだときの、あの、殺人者の心理は、そして逃げるメダルドゥスの犯罪者の心理描写はやはり鬼気迫るものがある。
そして誘惑者オイフィーミエの妖しい魅力の描写も魔女的な怖さが描写されている。
メダルドゥスはとっさに毒入りワインを交換して、それをのんだオイフィーミエは悶絶して死んでいく
。
まあ、これは今で言う立派な犯罪小説であろう。罪の意識に怯えるメダルドゥスの苦悩、うなされる悪夢。
その罪をあおるかのような不気味なドッペルゲンガーの出現。そしてローマへの逃亡生活が続くのである。これは、旅行記・遍歴小説でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-22 11:04:09
4030文字
会話率:6%
ネット小説なんか読んでるお前らに理解できますかね^^
最終更新:2009-02-13 03:21:23
10040文字
会話率:55%
文章的破壊はおきるべくしてきる。一種の自然現象に他ならない。
最終更新:2007-12-21 10:19:10
1965文字
会話率:0%