魔法少女ミルキールリィの長き戦いは、ひとまずの終わりを迎えた。
そして訪れる、別れの時。
苦楽を共にした最愛のパートナー──プルルとの。
穏やかな時間が流れる。
どこか優しく……どこか哀しく、
どこか温かく……どこか寂しく。
だが─
─
“彼女”の中に今、渦巻いているのは、そうしたものとはまったく違った感情だった。
彼女が思うのは──
彼女の事情とは。
悩みとは。
抱えている問題とは。
彼女の一番の、望みとは。
それは果たして、叶うのであろうか。
今ここに、1人の魔法少女の、
夢と希望と、
意地と尊厳と、
その他諸々もういろんなものをかけまくった、
最大にして、
最後の、
どうか頼むから、お願いだから今度こそ最後であってほしい、
戦いの幕が、上がる。
さよなら──魔法少女。
君の勇気を、僕たちは忘れない。
たぶん。
「GC短い小説大賞」参加用に書かれた同名短編を、読みやすく分割して加筆修正を加えたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 15:33:52
33269文字
会話率:13%
何千年と続いた天界と魔界との戦いは、天界の勝利で終わった。
魔王のマティアスは、他の悪魔同様、羽を落とされ、魔力を奪われ、人間が暮らす地上へ落とされた。
落ちた先は――アジアの島国・日本だった。
金髪碧眼の魔王秘書のソフィア、残存魔力わずか
で動物に変化した魔王の騎士のロルフ(♂・狼犬の子犬の姿)とベラ(♀・ペルシャ猫)、そして元魔王のマティアスは、人間として地上で余生を送ることを決意するが……。
地上は魔界よりシビアだった。
ロルフの顔なじみの店の女悪魔にかくまってもらおうとするが、無一文なのに対価を求められたマティアス。対価を体で支払うことになったが、マティアスは悪魔でありながら、千年前から禁欲の誓いを守り続けた童貞魔王だった。
さらに魔王の秘書なのに聖女のようなソフィアに何かと胸がときめいてしまうマティアス。
マティアスは果たして対価を支払えるのか⁉ ソフィアへの淡い想いの行方は⁉
羽もない、魔力もない、金もない童貞魔王の奮闘が、今、始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 21:00:00
300405文字
会話率:36%
これは数多の銀河の中にある、とある惑星系の物語――
海陽と呼ばれる恒星を中心に12の惑星が集まる海陽系。
その海陽系の7割を統治していた星間連合帝国と帝国に反旗を翻した統合軍の戦いは、
帝国皇帝の戦死によって終結を迎える。
これにより
星間連合帝国は崩壊し、3000年以上に渡り繁栄を極めていたガウネリン王朝は幕を下ろした――
――85年後
海陽系屈指の名門大学パネロ大学の近代歴史学部に通うミカン=フランソワ・ナカハシは自らの仮説を立証するため、ヒート・ヘイズと言う人物を探っていた。
このヒート・ヘイズという人物は、統合軍の創設しながら、戦後一切表舞台に現れることはなく、海陽連邦政府によってその存在さえ抹消されていたのだ……。
――帝国暦3379年
帝国史上最盛期と呼ばれた時代……軌跡先導法による徹底管理体制の中、帝国民は最低限以上の生活と、暖かな家庭、充実した仕事に恵まれ、誰もが平穏に暮らしていた。
しかし、帝国には不安の種がいくつか存在していた。
帝国皇帝ダンジョウ=クロウ・ガウネリンの兄であり、前皇帝の座にいたランジョウ=サブロ・ガウネリンが建国したフマーオス公国との冷戦状態が続いていたのだ。
さらに、協力を求めるも静観する神栄教民主共和国や、未だ軌跡先導法に不満を述べ帝国に歩み寄ろうとしないローズマリー共和国、そして各宙域には宇宙海賊の横行が目立つようになっていたのだ。
幼少期から共に育ってきた三人組、アーカーシャ・デュナン、エルディン=ネメシス・ミュリエル、メアリー・ブランド・ガンフォールは、帝星ラヴァナロスの衛星ベオルフで民間の軍事関連の仕事を請け負う“シャドー・ウルフズ”という組織に属し、親代わりでもあるカンム・シーベル・ユリウスが持ってくる帝国軍の後始末や依頼をこなす生活をしていた。
そんなある日、3人のもとに新たなメンバーがやってる。
少女の名はリオ・フェスタ。帝国軍士官学校を首席卒業した秀才である。
エリートコースから脱線して、民間軍事組織の監視役にやってきた彼女と協力し、4人は神栄教民主共和国の諜報任務に向かうのだが……
多種多様な人々が様々な感情の中で繰り広げるスペースオペラ第ニ部第四章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 10:00:00
218504文字
会話率:55%
心胞虫という寄生体の開発により不老不死の力を手に入れた稀代の犯罪者・斎藤帳と日本最大規模の暗殺集団の戦いから二十年。
彼の遺志は形を変え、新たな犯罪組織による水面下においての寄生体の災禍は拡大の一途にあった。寄生体対策を目的として設立された
非公開の公安組織セクター・ナインの長きにわたる戦いは、因縁の血を宿すメイの手によって大きく動き始める。
闇社会に寄生体が蔓延したこの世界で、世界から独立したメイとセクター・ナインの伏魔なぎさを中心に物語は繰り広げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 13:44:38
58910文字
会話率:44%
大陸全土を巻き込んだ、侵略者との戦いは、連合軍の勝利に終わった。
寝耳に水な婚約話が降ってきた帝国宰相アーリヤは、皇帝を問い詰めるが──
最終更新:2022-10-09 12:36:44
5342文字
会話率:34%
関ケ原の戦いは、一日で終わった。西軍は小早川秀秋の裏切りにより、崩れたのだ。わずか一日で天下を決したこの戦いには、すべての責を負わされて刑死した石田三成と、その朋友であり、戦いで討ち死にした大谷吉継の姿もあった。
最終更新:2022-09-22 19:00:00
3978文字
会話率:33%
死した永遠のライバル秋葉秀樹に託された彼の実娘『MARA』を救出すべく、エマは単独極東ロシアへと飛び立っていく。
エマの前に立ちはだかる巨大組織『ヴァローナ』......
気付けば『MARA』を巡って『ヴァローナ』との全面抗争に発展してい
た。
ユジノサハリンスクで幕を開けた両者の戦いは、サハリン最北の町『オア』を経て、海を渡り『カムチャッカ』『マガダン』『チュクチ』と戦いの場を北へ北へと進めていく。
エマが最初の地、ユジノサハリンスクで知り合った謎のロシア人通訳アレクは、『チュクチ』に存在する彼の故郷を『ヴァローナ』から守って欲しいとエマに懇願し、エマはその願いを受け入れる。
『MARA』を探し、『村』を守り、『ヴァローナ』と戦うエマの姿は正に『神』そのものだった。
圭一、美緒、ポールの3人も、日本における『ヴァローナ』との戦いを経て、次々とエマの元へと飛び立っていく。
笑いあり、涙あり、恋あり、別れあり......
『極神島の秘密』『樹海の怪』に続くシリーズ3作目は、正に集大成の大作に仕上がっています。
初めて同シリーズをお読みになる方でも、問題なく読み進められます。
※この小説に登場する人物、団体、地名、町等全てが架空であり、実在するそれらとは一切関係有りません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 00:00:00
779152文字
会話率:36%
志道恒美(しどうつねみ)、中学二年生、遍在(へんざい)の十四歳。
そんな彼女の運命は、猫の外見をとる異世界の種族との邂逅を果たした日を境に急転を余儀なくされた。
彼を始めとする異形の面々「西風(アンドヴァリ)」は、さる母体からこの世界に派遣
された医療チームを自称した。そしてその目的は、彼らの保有する量子コンピューター、「エイル」を用いた精神の具現化による次代の療法を、後進地域の人々に施すことだという。
それは患者となるべき人間の無意識をサイバースペース上に電子的に再現した世界、「深域(インナーサークル)」に、実務を担う「術者(エイダー)」の意識を潜入させ、その感覚で以って精神的な病因を物理的に究明するというものだった。しかるにこの世界の人々の想像力が存外手に余り、そこで現地の人間を以って充当する方策が採られたとの由。そうして彼らの、いわばスカウトを恒美は受けたのだった。そのまま彼女は術者に任命され、超技術による医療に携わる仕儀となった。
無意識とはいえ患者には侵入を阻もうとする本能があり、それも同じく具現化され、しかも患者の嗜好を反映するのが常だった。だから治療のためにはそれを充分に学習し、且つ干戈を交える必要があった。
患者が変われば当然嗜好も異なり、それはバトル漫画であり、ロボットアニメであり、格闘ゲームであったりした。知識だけならエイルによって補い得るが、実践のための技能となればそうはいかない。そこで恒美の戦いは、精神も肉体も総動員した、いわば人間力を用いた戦いとならざるを得ないのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 00:39:17
668089文字
会話率:31%
その地球の二十一世紀において。
実用性を伴った巨大人型機械を工学的に人の手で作り上げるなど、不可能である。
まして実現したとして、戦争目的では、構造面、運用面でのデメリットが大きすぎる。
そう、それは、兵器でもなければロボットでもない。
す
べてが一点ものであるが、世界中で無数に作られており、特別な存在でもない。
戦いは命がけだが、人類の存亡を懸けてなどなく、ただ生活水準を巡る縄張り争いである。
手に入る材料は、生物由来ゆえに常に異なる。
出来栄えは、作り手のセンスと技術がものを言う。
乗り手はそれを、自らの身体の延長のように扱う。
それは、巨大な怪獣を狩ることを可能にする巨大で人型の鎧。
──それは「自在甲冑」と呼ばれる。
その戦いは、命がけではあるが、人類の存亡など懸かっていない。
西暦1999年に特殊な隕石が降り注ぎ、十年以上を経て発生した怪獣が存在する地球。
怪獣は人類の天敵でも侵略者でもなく、他の天体から来たと思われるだけのただの生物である。
人類を敵視しているわけでもない怪獣は、ただの生物であるがゆえに普通に増え続け、その巨体は存在するだけで文明に多大な破壊をもたらす。
最新兵器も苦戦する怪獣への対抗手段は、怪獣の体を再構成して外装で覆った巨大人型構造物「自在甲冑」。略称「JK」。
JKの見た目は、美少女フィギュアのようなものからロボットのようなものまで多様である。
JKは女性しか動かせず、JKで怪獣と戦う者たちは「バスター」と呼ばれる。
西暦2021年、バスターを養成する訓練校に不合格だったチハという少女は、突発的な事態により和風女性型人形のような外装の「紅姫(くれないひめ)」で実戦に挑むことになる。結果、特異な能力を示すこととなった彼女は、予想外の事態に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 16:55:25
254214文字
会話率:30%
北海道美唄市。口数は少なく、何事にも真面目で優秀な野球少年、田中恒成。彼は野球が大好きであった父親が亡くなったことをきっかけにプロを強く目指すようになる。
対して北海道中標津町に住む、うるさく荒い性格で、野球以外は何をやってもダメな少年、
高木駿太。野球嫌いな父親の中で生まれ育つが1度出会い、唯一続けることが出来た野球だけは手放すことが出来ず、親と時々ぶつかり合いながらもプロを目指す。
そんな対照的な2人は少年野球の北海道大会決勝で対戦する。激戦の末に高木のサヨナラヒットで幕を閉じたこの戦いは、プロを目指す2人の心に印象強く残ることになる。
苦い思い出、嬉しい思い出。
野球少年が、対照的に残る思い出を胸に夢見るプロ野球へ突き進んでいく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 00:17:50
15597文字
会話率:14%
あるところに、二人の姉妹が居りました。
ひとりは 姉のことが たまらなく大好きで、
ひとりは 妹のことが この世で一番 大キライでした!
ヤンデレ妹とベルセルク(狂戦士)姉の戦いは、
ときどき片方を殺しかけるほどでしたが、
奇跡的に 死者
は出て おりませんでした!
……しかし、なにを血迷ったのか ふたりは なろう小説を
二人で書くという 暴挙に出てしまい、とうとう運命の
歯車は 大きく狂ってしまいます!!
―――なんと、姉妹が 相思相愛に
なってしまったのです!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 07:00:03
207715文字
会話率:4%
※この作品は『笑わないチェシャ猫の霊障討伐録〜和心茶房ありすの狩人たち〜』の続編です。
クールな霊障退治屋チェシャ猫と、ハイテンションとウルトラポジティブで霊障を跳ね除ける女子高生の、アクション&サスペンス&ちょっとホラー
な非日常的日常!
『レイシー』。
それは日常生活に溶け込み、人間に混じって生活を営む振りをする。そして、身近な人間を喰う、名もなき化け物たち。
この世の人ならざる者たちの総称である。
また、それらに対抗し、人知れず暗躍する者を『狩人』と呼ぶ。
その街には、「チェシャ猫」のふたつ名を持つ狩人がいた。
シロの叔父の事件が終結して数日。役所から新たに、厄介なレイシー出現の通達が来た。
鏡の中に住み着き、映した人間の姿で鏡の外へ出て、勝手な行動をするという傍迷惑なレイシーである。
「ジャバウォック」と名付けられたそれが近づいてくる中、指定研究機関ポイソンコーポレーションにも怪しい影が……。
チェシャ猫とシロの小さな諍い、合コン、大怪我。
狩人たちを取り巻く戦いは、今日も都会の片隅でひっそりと繰り広げられている。
(この作品は2022年1月より「エブリスタ」にも掲載しております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:00:00
190065文字
会話率:51%
私こと小山内牡丹は、毎日毎日エレベーターのボタン押し係をさせられている。
誰に命じられたわけでもないが、いつも流れでそうなってしまうのだ。
そして私が巻き込まれるのは、エレベーターの操作権限を巡る水面下の争い。
何をどう努力しても勝てないそ
の戦いを前に、私は一計を案じる。
――勝てない戦いは、しなければいいだけの話だ!
押しボタン係というデスゲームの最前線から、離脱を図る私。
しかしそんな私の知略に立ちはだかったのは、あまりにも巨大な伏兵だった。
私は無事、この血で血を洗う闘争から逃れ、勝利を掴むことが出来るのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 12:09:01
3897文字
会話率:4%
魔王復活の兆しを受け、再び始まるであろう闘いに、初代勇者は憂いていた。
魔王は何故この世界に生まれたのか、勇者は何故その度に異界から召喚しなければならないのか。
繰り返されるこの戦いは、何故終わらないのか。
救えなかった<あの人>への罪を背
負ったまま、年老いて前線を退いた今も、何を持ってすればすべてを救うことが出来るのかを模索していた。
一方、この世界に生きる人々は、それぞれの悩みを抱えながらも日々を懸命に生きていた。
ある者は、世界を護る為に。
ある者は、真実を知る為に。
ある者は、傍らで見守る為に。
ある者は、罪を贖う為に。
複雑に絡み合う彼らの関係は、とある人物を廻り、やがて一つの事実へと繋がって行く。
*受け取り方は読み手次第。
人の数だけ違って見える「万華鏡」、是非お楽しみください。
※本作はノベルアッププラスにも掲載しています
ノベルアッププラスの方が更新が進んでます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 17:11:46
576238文字
会話率:23%
「横断歩道は私のバージンロードなのですから」──
〝絶対に渡れない交差点〟vs〝絶対に渡るマン〟
シグナル紳士が一方的にプライドをかけた戦いは、思わぬ結末を迎える。
最終更新:2021-12-30 22:36:12
1000文字
会話率:11%
セブンスグリートと呼ばれる異世界があった。
太古に行われた 人・獣人・エルフ・ドワーフ達による人種族連合と、魔王と呼ばれた悪魔が率いた悪魔・魔人・魔物といった魔族との世界をかけた戦いは、魔王の力により一方的なものとなっていた。
敗北で終
わるかと思われた人種連合だが、人の中から聖女が現れ勇者の召喚が行われた。勇者の活躍により、最後は魔王が打ち倒され長い戦いは終結した。
それから長い年月が流れ勇者の話もおとぎ話になった頃。迷宮都市と呼ばれる場所に一人の鍛冶屋がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 00:05:06
59436文字
会話率:53%
魔王は倒すべき存在。
それを倒せるのは、勇者しかいない。
しかし戦いは、犠牲者を生む。
それは許されることなのか?
家族を亡くした一人の少女が、生涯憎むことを誓った男へ向けた言葉。
「私はあなたが死ぬほど嫌いなの。」
二人の中で起こ
った出来事とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 15:51:44
8132文字
会話率:19%
古代エジプト、新王国時代。 19王朝の第三代ファラオ・ラムセス二世の治世。
奴隷の若者セテムは、軍人カーメフの策謀により、ヒッタイト王国との軍事決戦の場での、ファラオの身代わりを務めさせられる。 カデシュの戦いは、エジプト
軍の大勝利に終わる。
戦場近くで身をひそめていたファラオは、運悪く身分を知られぬまま捕虜になり、ヒッタイト本国に連行されてしまう。 ファラオ捕虜など知られれば、究極の屈辱、カデシュの大勝利も水泡と帰してしまう。
やむおえず、セテムは偽ファラオを強要される。 ファラオの身代わりを、無事にこなす。 恐怖の後宮に入り、数多くのファラオの妻女との関係を見事にこなす。 次第に、偉大なファラオ、ラムセス二世へと、成長を遂げるのであった。 九十年に及ぶ生涯に、王妃ネフェルタリを始めとする数十名を超える妻女に、百名もの̪子女を儲ける。 エジプト史上、最大の偉大なファラオとなる。
数奇な運命の末。 王家の谷にファラオとして葬られ、静かに眠る。
一方、真のファラオは、運悪く宮刑に処せられ、ヒッタイトの後宮で宦官を務めさせられる。
后妃、皇女に使え、重要される。 何故か、不思議な幸福感の中で、人生を歩む事になる。 長い、後宮生活を経て、宦官の墓地に、今静かに眠る。
姿形の酷似した奴隷とファラオ。 二人の運命は、不思議な交錯を重ねて行くのだった。
古代文明の不可思議な幽玄世界。 歴史の大いなる闇は、今、解き明かされようとしている。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 20:42:47
53986文字
会話率:19%
生駒海忠(いこまうみただ)は高校二年生。彼には戦士としての優れた素質がある。彼は、美少女との出会いにより、戦士として立ち上がることになる。
彼は、前世で転生する時、今までのような学園生活もおくることのできる、戦士と魔法使いのいる世界に生
まれたいと願う。
その通りに転生するが、楽しみにしていた学園生活の内、大きな部分である恋愛、これがなかなかうまくいかない。そして、若くしてモンスターの攻撃により倒れてしまう。
再び転生することになった彼は、前世とは違う世界だが、同じような世界に転生したいと願う。願い通り、その世界に転生をすることになるが、その為にはその能力を生かし、強い戦士になる必要があった。
彼は強い戦士になることを使命として、その世界に転生していく。
彼が行った世界では、その破壊と制圧をすることを目的としたグループが相当数存在する。そのグループの一つが、ホルンラオンブルク中佐をリーダーに、侵略を開始しようとしていた。
美少女との出会いで、その使命を思い出し、戦士として立ち上がった彼は、ホルンラオンブルク中佐と戦うことになる。
ホルンラオンブルク中佐の繰り出すモンスターとの戦いは、激しくなっていく。しかし、彼は、モンスターを次々に撃破し、レベルアップをしていく。
そんな中、彼は、同じクラスのツンデレ美少女、そして、屋上で出会った恥ずかしがり屋の美少女の二人と、時には心の距離が離れることはあったが、少しずつ好意を持ち合うようになっていく。
そして、運命の出会い、と思える美少女との出会い。
ますます激しくなっていくホルンラオンブルク中佐との戦い。そして、その中で、心の距離を近づけていく彼とこの三人の美少女。
この二つを軸として、この話は展開していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 06:50:29
112557文字
会話率:38%
高校二年の弾脩太は、高名な科学者だった曽祖父からの『遺言』を受けて、サイメタル研究のメッカ『形代学園』に転入する。そこは、『二號教育委員会』の支配のもとで、自分の身体をサイメタル化した『生徒会メンバー』が学内を統治する独立自治区の様相を呈
していた。
脩太はそこで『二號教育委員会』に反旗をひるがえす新興組織『スクールメーカー』の大槻先生やクラスメイトの千歳佐菜子たちと出会う。
『脩太たちVS生徒会』の戦いは、やがて『スクールメーカーVS二號教育委員会』の代理戦争の様相を呈してくるのであった。
本作品は「カクヨム」様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 13:21:32
112899文字
会話率:40%