侯爵家の跡取り娘のわたくしは、家のためにも浮気者の彼との婚約を解消しなければならないのに、幸せだった頃の記憶に振り回されて、なかなか諦めきれずにいた。
踏みだすための勇気が欲しい。
そんな時に縋ったのが、怪しげな魔法薬の薬屋さん。
恋心
を消す薬って何だかちょっと乙女チックよね……。
甘くてほろ苦い、どこか切ないような柔らかい口溶けの大人の味。
ちょっぴりビターな、ホットチョコレイトのような、そんなものを想像しておりましたの。
だけど、まさかこんなにもクソマズイだなんてっ!!
何だかいろいろと思っていたのと違うことばかり。
浮気者なんて、どうでもよくなりましてよ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 01:43:42
12413文字
会話率:15%
東雲氷菓は、真島伊織が小学校六年生の時に転校してきた時からの幼馴染だ。
家が隣で、よく一緒に登下校し、お互いの家で頻繁に遊んだという典型的な幼馴染。しかし、中学のある時期からその態度は豹変することになる。
甘々だった氷菓は、名前の通り氷の
女となり、顔が合えば罵倒紛いの言葉を投げかけてくる始末。明らかに態度が変わっていた。
「はあ? うっざ。こんなこと正面から言ってくれるの何か私しかいないんだから感謝して欲しいくらいだわ!」
この有様である。
その結果彼女は伊織の中で、幼馴染というカテゴリーから「幼馴染だった」という存在へとシフトチェンジしていた。
そうして時は経ち、高校二年生の春。しばらく距離があった二人だが、とうとう伊織と氷菓は同じクラスになる。
氷菓は高校進学のタイミングで地味っ子から美少女へと変貌しており、リア充としてカースト上位に君臨していた。
ただでさえ陰キャでボッチな伊織が、氷菓という氷の女まで相手にするとなると、今まで以上に疲弊することは確実。
何事も出来れば省エネで平穏に乗り切りたい伊織にとって、氷菓の存在はまさに百害あって一利なしだ。これから面倒な日常が始まってしまう……。
そう思っていたそんなある日、伊織の元にもう一人の幼馴染――雨夜陽が転校してくる。
陽は幼い頃のノリで激しいボディタッチと、まるで大親友だったかのようなフレンドリーさ。
二年になっても相変わらずボッチの伊織にとって、高校で初めて出来た友達のようで満更でもなかった。
陽もまた美少女で、周りから明らかに注目され、またも伊織の平穏な日常が脅かされる。……だが、一緒に遊べる友達がまたできるというのも悪くないかな……と思い始めた矢先、なんとあのツンツンだった氷菓が、急にツンデレへと変貌した!!
一体何があったのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 23:59:11
100034文字
会話率:55%
これはイラクサシリーズ第三弾です。
第一が「イラクサのブーケ」
⇒ ⇒ https://ncode.syosetu.com/n0147ej/
第二が「イラクサのかたびら」
⇒ ⇒ https://ncode.syosetu.c
om/n1775fi/
そしてこの第三のシリーズ題名が「イラクサとドッグリーフ」です。
人物名はアルファベット順ですが、固定名もあります。
私の実妹がZ、叔母Jは私の母の次妹、叔母Fは母の末妹、Fの夫がG,
母やJ,Hと従姉妹にあたるのがH。
このうち、Jと、Hは元農協勤務。
(●は実妹Z、□は叔母J関連話)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 17:56:19
181483文字
会話率:14%
イマジナリーフレンドらしい「何か」としか関われない、佐峰幸人はぼっちの高校生だ。
多少勉強はできるがそれはそれとして、面白みのない平凡な高校生活を送っている。そのはずだった。
なのに、その日突然、三年前に失踪したはずの元同級生から殺されかけ
る。
何とか助かった、と思ったら、見知らぬ男に「お前は神の器」だと、訳の解らない事を言われて、もう慣れ親しんだ「日常」には戻れなくなった―――
日本神話の神々が、その力が、今この世界で何かと戦う。敵が見えない、先も見えない戦いの渦中に、幸人は放り込まれていく。
日本神話とかチョットチガウ日本だとか色々とか。異能バトルファンタジー。
※ネグレクト、虐待、残酷な描写が含まれます。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:40:08
30580文字
会話率:38%
サッカーに商業価値を見出した日本政府は、サッカー界を代表する英雄たちの遺伝子から選手を創り出す計画、通称プロジェクトGを極秘に遂行していた──。
全国に散らばる英雄たちの遺伝子《スキル》を受け継ぐ人間。覚醒した遺伝子保持者は、遺伝
子《スキル》に応じた能力を英雄さながらに発揮することができる。
優駿高校に入学した不良少年、有馬堅太郎は、サッカー部のマネージャー細江かなえに一目惚れし、初心者であるにもかかわらず、かなえ目当てにサッカー部に入部する。地道な練習や試合を通じて才能を急速に開花させるが、かなえの片想いの相手がサッカー部二年、武遼平だと知りライバル心を燃やしていた。
一方で政府が運営するプロジェクトチームは、順調に成長する遺伝子保持者たちを遠巻きから見守っていた。プロジェクトは、遺伝因子を掛け合わせることで、より優秀な選手を誕生させることが目的だと思われていたが、その全貌は、競走馬の配合理論に基づき『奇跡の血量』を持った選手を創り出すことだった。
※奇跡の血量とは、インブリード3×4と呼ばれる遺伝の影響が色濃く出る配合理論で、交配相手の曽祖父母(ひいじいさん、ひいばあさん)と、高祖父母(ひいひいじいさん、ひいひいばあさん)が同一人物であることが発動条件になる。
一九五六年、日本政府はのちにサッカーの神様と呼ばれるブラジル人『ゲレ』の遺伝子を極秘に入手していた。ゲレの遺伝子『創造主』から配合を繰り返し『ゲレ』のインブリードを持つ選手を誕生させることが目的だった。
Gキャリアーと呼ばれる『創造主』の遺伝子保持者たち。
政府からプロジェクトを任された三ヶ日コンツェルンの御曹司、三ヶ日静は『創造主』を曽祖父に持つ男性だった。そして、交配相手として選ばれたのが『創造主』を高祖父に持つ女性、優駿高校サッカー部のマネージャー細江かなえだった。
その陰謀を阻止するために有馬堅太郎は、ワールドカップ優勝を条件に、かなえを懸けて三ヶ日静と戦うことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 14:22:33
42635文字
会話率:33%
ちょっぴりアダルトチックですが。
じつは、甥っ子といっしょにお風呂に入っただけなんです。
最終更新:2024-11-23 23:06:26
200文字
会話率:0%
ポテトチップスを食べていたら、急に銀歯が取れた女性の話。
最終更新:2024-11-17 18:00:00
1164文字
会話率:9%
ジャック・グノーは元サッカー選手で今は選手のエージェントだ。
日本から卯月優吾というストライカーの売り込みを得て、自分の生まれ育ったフランス2部リーグに所属するチームへ送り込むことになった。
しかし、優吾を空港でピックアップしてホテ
ルへ向かう高速道路で……
欧州を舞台にしたクライムサスペンスを読んでみませんか?
登場人物
【ジャック・グノー】
元フランス1部リーグのサッカー選手で引退した今は巧みな交渉術を持つ敏腕のエージェントとして活躍。日本に知己が多い。
フランス一部リーグのリールや、イングランドのポーツマスで活躍した伝説の守備的ミッドフィルダー。
【卯月優吾】
ガビアータ幕張のサテライトチーム(2軍)のエースストライカー。類まれなる身体能力とサッカーセンスを持つが才能を持て余すチームから干されており、海外に活路を見出すためにフランスにやって来た。
ジャックをして、「エゴイスト」。ストライカーに必要な要素を全部持っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 12:41:11
88162文字
会話率:43%
増福鬼 一之助は、異常な咀嚼音を立てる「クチャラー」で、その音は地獄の叫びのように周囲に不快感を与える。彼はその騒音を楽しみ、食事中の咀嚼音を「ミンミン音」として自己満足の快楽とする。ある日、一之助は通勤電車でピーナッツとポテトチップスを持
ち込み、乗客たちを騒音で苦しめる。若者に怒鳴られても笑い続け、ポテトチップスが車内に散乱する中でさらに音を立て、一之助の「アンプ道」は終わる気配がない。
彼の正体はまだ誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 14:25:30
2178文字
会話率:0%
久々に実家に帰る話。
親とは仲が悪くもう二度と帰ることはないと思っていたが、そこには確かに愛があったことに気づく。
アダルトチルドレンの悩み
最終更新:2024-09-22 03:26:47
2137文字
会話率:2%
ジャカルタのストリートチルドレン
キーワード:
最終更新:2024-09-14 23:01:13
872文字
会話率:0%
白昼夢って、ホワイトチョコレートみたいじゃないか?
キーワード:
最終更新:2024-09-05 20:29:48
527文字
会話率:5%
ニートの主人公君のところに友人からの動画が送られてきます。オカルトチックな動画で興味を持って云云かんぬんという話です。2章のあとがきでそれなりにしっかり解説を入れてるので読み終わった後にそちらをご覧ください。
最終更新:2024-08-31 20:54:53
3703文字
会話率:22%
おれ、辰彦。昔からレイカンってやつがあって、生きてる人と同じように〈生きてないヒト〉も見えてしまうんだ。
夏休みのある日、親友の勝たちにダマされて旧校舎で幽霊探しをすることになってしまったおれは、記憶喪失のユーレイ、ユウコさんと出会った―
―。
【登場人物】
辰彦………「おれ」。どこにでもいる平凡な十二歳とおもいきや、母譲りの霊感があり幽霊が見える。お人好しで、やや巻き込まれ体質。
勝…………辰彦の親友。スポーツが得意なガキ大将。足の速さといざというときの瞬発力はピカイチ。態度はデカいがビビり。
大夢………辰彦の親友。勉強が得意な大人しい少年。オカルトが三度の飯より好きで、幽霊探しの言い出しっぺ。
ユウコさん…「旧校舎のユーレイ」。辰彦たちより年上らしい少女。記憶喪失になっており、自分の名前もどうして死んだかも、生きていた頃何をしていたかも忘れてしまった。どうやら戦時中に亡くなったらしい。
トモちゃん…ユウコさんの一番下の弟。ユウコさんによると、いつもお腹を空かせて泣いていた。ユウコさんは自分のことを忘れてもなお「トモちゃん」が心配で成仏できずにいた。
モトチョー…辰彦たちの通う小学校の先代校長。「元校長先生」を略して「モトチョー」と呼ばれている。
ひいじいちゃん…辰彦のひいじいちゃん。戦時中兵隊に取られ、南の島で餓死した。幽霊になって戻ってきたとき、自分の妻と娘に霊感があることに初めて気がついた。お盆になると帰ってくる。
橋の少年……辰彦が夏祭りから帰る途中、橋のたもとで出会った少年。実は川に落ちたことで亡くなっており、両親に気づいてもらえない寂しさから声をかけてくれた辰彦を道連れにしようとした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 11:46:18
41121文字
会話率:47%
宇宙空間が生活圏となった時代。
遠い惑星まで、短時間で行き来可能な技術が必要とされた。
そこで発見されたのが【スピード元素】。
核の周囲を光素子と影素子が回転運動しているこの元素で生成された物質は光の速さを超えると言う。
人類は、超光速機を
開発し、宇宙空間に数多く存在するスピード元素の探索を開始した。
新元素をめぐり、宇宙空間の覇権を争い、惑星間での戦闘も勃発する。
兵器となるマシンは【加速変化型ロボット】。
スピード元素で製造された超光速機(スピードスタイル)を加速させると、ロボット(バトルグレード)にグレードアップする。
ただしそれは従来の可変戦闘機などとは違い、自然現象による加速変化で扱いが困難。
主人公の所属する開発チームとパイロットチームは、新型ロボットの開発と異星間戦争に苦悩しながら成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 10:17:32
9997文字
会話率:50%
少しずつ
変えられないなら
切り替えていかないと
キーワード:
最終更新:2024-08-06 21:49:24
276文字
会話率:0%
配信サイトで「古典文学をコテコテ厨二病言語にして朗読」と言う共感性羞恥プレイをやっているのですが、せっかく原稿を作ったので投稿した次第です。
本文を意訳→単語をAIで変換→意訳で文章に再構築
をしていますので、基本文法とかトチ狂ってます。
専門家の方すいません(;∀;)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 20:17:26
6976文字
会話率:4%
気になっていた音楽家の方々のコンサートチケットを、手に入れることができました。
一人では抱えきれない感動を、文章にしました。もし、興味のある方はご覧ください。
(めちゃくちゃ感度したのに、文章は拙いです。お許しください 笑)
最終更新:2024-07-01 07:29:50
2639文字
会話率:7%
孤児からストリートチルドレンとなり、その後も養父に殺害されかけたりと不幸な人生を歩んでいた天才錬金術師グラス=ディメリア。
若くして病魔に蝕まれ、死に抗おうと最後の研究を進める彼は、禁忌に触れたとして女神の代行者――神人から処刑を言い渡され
る。
抗うことさえ出来ずに断罪されたグラスだったが、女神アウローラから生前の錬金術による功績を讃えられ『転生』の機会を与えられた。
本来であれば全ての記憶を抹消し、新たな生命として生まれ変わるはずのグラスは、別の女神フォルトナの独断により、記憶を保有したまま転生させられる。
グラスが転生したのは、彼の死から三百年後。
赤ちゃん(♀)として生を受けたグラスは、両親によってリーフと名付けられ、新たな人生を歩むことになった。
これは幸福が何かを知らない孤独な錬金術師が、愛を知り、自らの手で幸福を掴むまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 01:16:02
1104023文字
会話率:52%
【Story】
古びた商店街の一角にある花屋『フローリストM』の店主、後藤ミキの元には、お客さんや友人が訪れます。花を買い求める人達はそれぞれに色々な悩みを抱えながら生きているのです。
大きなトラブルがあるわけではないのになんとなくすれ違っ
てしまったキョウコ夫妻、母親の毒にやられながら何もしてくれない夫の元から家出するハナエ、客先のお局さんとのトラブルや再会したライバル? との過去……。
そんなちょっとした夫婦のモヤモヤを描いた物語です。
主人公のミキも、夫は再婚、母とはなんとなくギクシャクしていて。
夫婦関係や親子関係、子どもを持つということ20代以降の既婚女性たちのリアルを描きます。
原作はインスタにて完結。WEB小説Ver.として、『小説家になろう』『カクヨム』『エブリスタ』にて掲載予定です。
【登場人物】
後藤ミキ……『フローリストM』オーナー。巻き込まれ担当。人より花が好き。
川本キョウコ……ミキの小中高の同級生。夫が浮気をしているかもしれないと疑っている。
鈴木ハナエ……ミキの小中高の同級生。夫が何もしてくれないことにイラつき、家出する。
後藤悠介……ミキの夫。公認会計士。神夫、バツイチ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 07:00:00
157023文字
会話率:51%