満月の夜にだけ交わされる僕らの会話。冬に鳴く蝉。見えない影。彼の死ぬ夢。
最終更新:2006-11-08 03:38:22
894文字
会話率:35%
その昔、神は二人いた――。しかしあることをきっかけに世界は分裂し、それぞれの世界の王という存在に世界を託し、神は深い眠りについた。それから新しい王が生まれ、死に、そしてまた新しい王が生まれた。そうやって何千年と時が経ち、また新しい王が誕生し
たのだった。その名をティーラ。稀に見るとても美しい王女だった。そして生まれ落ちてから十八年経ち、彼女に思いがけないことがおこってしまった……。片割れの王子『龍登』との強制結婚。最初は嫌がるが、どんどん運命に足を絡め取られていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-03-19 14:30:36
2263文字
会話率:38%