心疾患の人たちが集められる病院の5階。
そこの501号室で、高蒔 蒼也と雪森 恋は出会った。
恋は入院初日から病院を出たい、といい始めそこから物語がはじまる。
最終更新:2011-12-29 09:41:44
17658文字
会話率:56%
海沿いの工業地帯には打ち捨てられた廃ビルが立ち並んでいる。人の姿が消えた集合住宅、複合ビル、事務所。降り積もる年月は、そのかつての時代の空気をビルの中に澱ませ、暗く閉じ込めている。
その中のひとつ、人実会館。
喫茶店、美容室から病院ま
で備えた複合施設として多くの人でにぎわった昭和の中層ビル。しかしそこは45年前に起きた火災で5階から上が全焼し、廃館となった。
上層は焼けただれたまま、下層は食堂の食器や病院の機材など打ち捨てられたままに、ビルから人が去った。次第に周囲の建物からも人の姿が消えていった。
時は流れ、かつてのにぎわいの跡には荒涼たる廃墟だけが佇んでいる。
人がいないはずの建物からは、夜な夜な笑い声がきこえ、窓には人影が浮かぶと言われる淋しく、冷たい廃墟群。
かつて起きた猟奇殺人の真相。
焼身自殺を遂げた女の伝説。
そして当時の人々の悲喜交々の人間模様。
これは、そこに立ち入った肝試しの学生たちの、一夜の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-10 21:38:41
2812文字
会話率:50%
心理カウンセリングのお題で書いたもので、設定は心理士さんによるものです。
「今、あなたは5階立てのビルの最上階にいます。時間は午後7時、天候は大雨です。地震が発生してエレベーターは使えません。階段も崩れて階下に下りることは大きな危険を伴いま
す。5階にとりのこされている人は10名です。けが人が1人、老人が人含まれています。」
以上を踏まえたうえでお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-25 19:57:17
1234文字
会話率:0%
松田桂太はごく普通の青年。あるデパートでのアルバイトが決定し、そこで働くことになる。そこで絶対に入ってはいけないという『地下5階』の存在を知る。
最終更新:2007-04-24 00:58:27
1735文字
会話率:46%