これは私が、電車に乗っていた時の話である。
男と女が揃って階段を使い、駅のホームへと降りてくる。女は若干足早だ。電車は既に停車し、扉が開いている。だが急いでいる理由はおそらく、電車を逃すからではなく、隣にいる──女に絡み付くように歩いて
いる男の所為だろう。
声がここまで聞こえている。
「なあほらー、俺って結構お買い得だよ。みんなからカッコいいって言われるし」
「私、貴方ほど顔至上主義じゃないんで」
女は非常に嫌そうな顔をしている。
女が電車に乗り込み、さあ終了! かと思いきやそこから始まる男との温度差攻防。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-16 20:34:21
3894文字
会話率:39%
いつの間にか大切なものを無くしちゃったんだ。僕はどこまでも探しに行くよ………………ねえ、君には僕の声聞こえているのかな?
最終更新:2015-07-27 20:00:00
8227文字
会話率:37%
人嫌いの老人、エドワードは森の中の村に暮らしている。気に食わない存在が大半の村での生活だが、唯一エリーゼという少女とは付き合いを続けていた。彼には夜、不思議な声が聞こえている。暖炉の火が揺れる闇の中。「ソイツ」との会話はいつもそうやって始ま
るのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 14:40:24
12833文字
会話率:47%
ちょうどひと月くらい前から、私は意味不明の指令を受けるようになった。それはいきなり耳の中で野太い男の声が聞こえる、というもの。最初は身がすくんだけれど、私に話しかけている人もいなかったし、周囲の人が私のことを気にしている風でもなかったから、
それはただ声が聞こえているだけなのだとわかった。
そして、その声の通りにしてみると、私が気が付いていなかったことだったので、もしかして、何かが私に何かを伝えてくるの? と思い、その声の意図を考えるようになった。
これは自ブログ「かくー・ぴんぼけ覚書」に掲載したものです。
http://raimi.blog.so-net.ne.jp/2015-01-03
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-19 16:26:45
3726文字
会話率:0%
聞こえているのは、雨の音だけ。
最終更新:2014-08-23 21:14:18
214文字
会話率:60%
寝ようとしたら、するはずのない音が
この音は何処から聞こえているのか?
最終更新:2014-04-19 18:32:01
341文字
会話率:0%
21歳のママと
20歳のパパとの間に
生まれてきてくれた
小さな命‥
二重瞼で睫毛が長くて
目がパッチリで天パで
女の子に間違われちゃう
可愛らしい男の子でした
――けれど、その子は
生まれつき難病を抱えていて
「一生、
治ることはない」
「治療法はありません」
「原因も分かりません」
と主治医から告げられました
子供に罪はない。
息子は悪くない。
それなのに
世間の目はあまりに冷たくて、
「何か、あの子‥変だよね。」
そう言って指をさしたり、
「え、2歳なのに歩かないの??」
と多人数で囃し立てたり、
「死産の方が良かったかもね。」
非常識なことを言う人もいます
‥あのね、
たとえ目が見えていなくても
耳は聞こえているんだよ?
今は歩けなくても
いつかは歩けると
信じているよ?
100%の人なんて
誰一人としていないのに
誰にだって苦手なことが
あるはずなのにどうして
『障害』があるだけで、
世間の目は冷たいの‥?
耳が聴こえない子は
『聴く』ということが苦手で
目が見えない子は
『見る』ということが苦手なだけで
周りの子達と何ら変わりはないんだよ
パパとママはいつだって
風くんの味方だよ
世界で一番大切な
『たからもの。』
風くん、愛してるよ
パパとママのところに
産まれてきてくれて
本当にありがとう
---
他サイトでも
『バパとママのタカラモノ。』
というタイトルで
執筆させて頂いています。
誤字脱字がありましたら
ご指摘ください(*_*)
※誹謗、中傷はお断りさせて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-19 09:57:21
1433文字
会話率:29%
これは私のホームページでも書いている小説です。
http://www-4.hp-ez.com/hp/baby-nico
彼女の目には何が映っている?
彼女の耳には何が聞こえている?
現実的に生きようとする少年と
自然に耳を傾け
る読書家の少女の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-29 00:05:04
230文字
会話率:0%
独白する声はどこから聞こえているのだろうか?---突然メールには入れられないR指定作品です。
最終更新:2012-03-15 18:42:50
631文字
会話率:13%