引っ込み思案だったクラリス・ビューラーは、ある時、散々な風評で知られるノヴァ・バーネットと婚約を結ぶ事になった。
それが、クラリスにとっての人生最大の失敗。
それからというもの、ノヴァ・バーネットの婚約者というだけで降り掛かる不幸の数々。
婚約破棄をしようにも、実家の立場が弱くなっていたが故にバーネット侯爵家と縁を持とうとした実家の思惑もあってそれは叶わなかった。
そして、クラリスは20歳という若さで命を落とし、散々な生を終えた───筈だった。
気づいた時、クラリスは婚約を結ぶ5年前。
13歳の頃にまで遡っていた。
クラリスは決めた。
だったら、あの時のような散々な生だけは送らないで済むようにしよう。
ノヴァと再び婚約を結ぶ事になったとしても、今度は婚約破棄出来るように実家以外の味方を増やしておこう────と!
そんな思惑を持ったクラリスは、引っ込み思案だった過去の性格を無理矢理矯正し、ループ前の記憶を使って己の味方を作ろうと画策するのだが、それがとんでもない溺愛ルートに続く第一歩とはまだクラリス自身も知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 15:41:20
15933文字
会話率:27%
孤児である少女アマシアは、ある日「死ぬかもしれない」けど「大金を払うから伯爵令嬢の身代わり」にならないか、伯爵家の侍女長ファルベッドに話をもちかけられる。自分の育ての親で第二の母親であるシスターに、少しでも楽をさせてあげたいと思ったアマシ
アは、ほいほいとついて行ってしまう。もちろんファルベッドは、最初からアマシアを「伯爵令嬢をこの世から隠すため、アマシアには身代わりとして死んでもらう」と考えており、そのためにアマシアを一流の貴族令嬢へと育て上げ始めた。
屋敷に滞在中、伯爵令嬢が顔が醜いと言って捨てた婚約者・グレンと、令嬢の身代わりであるアマシアは出会ってしまう。「悪女なのでグレン様は(身代わりだけど)わたしを殴る権利があります」「え?」「さあどうぞ!」アマシアは、他人とは違う『悪女』への憧れがあって……?
今まで醜いと蔑まれてきたグレンは、アマシアの裏表のないまっすぐな性格に徐々に惹かれていく。
──そして、毒殺される日がやってきた。
※リハビリ作品なのであんまり長くせず終わりにすると思います。感想待ってます※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 13:00:00
43091文字
会話率:38%
はじめまして、ムイです。魔族で、奴隷をしています。最近ご主人様が、お貴族様に代わりました。ご主人さまのお家には、ルーク様という息子様がいます。ルーク様は、ムイに“エーデル”という新しい名前を付けてくださいました。エーデルは、この家で罰を与え
られないように、お仕事を頑張りたいと思います。あ、今のお仕事は、子どもを産むことです。
俺の名前はルーク。家にはエーデルという魔族の子がいる。俺は彼女が可愛くて仕方がない。どうすればいいだろう。
※短編として書いたのですが、視点が二つに分かれているため連載として投稿しています。元は長編小説として考えていた設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 09:52:04
10087文字
会話率:36%
黒猫の神様と契約してうっかり異世界転生したら
まさかのお人好し愛されポンコツ悪役令嬢として爆誕しました。
本命王子以外は全員、主人公(美少女)までもが私を溺愛してきて!?
絶対に断罪ルートに乗らないといけないのにどうすればいいの……!
溺愛
され系悪役令嬢の、断罪ルートまったり爆走計画!
※平日毎日18:00更新、最終日は土曜日12:00更新です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-11 12:00:00
138916文字
会話率:39%