1954年9月26日 北海道函館市。
この地に普段北海道には殆ど上陸しない台風が勢力を保ったまま上陸し、北海道に多大な被害をもたらした。
当時は現在ほど天気予報の体制が発達しておらず、予測見込み違いによって青函連絡船5隻が転覆・沈没し、
全船合わせて1430名が亡くなる大事故が発生してしまった。
その中で最も被害が大きかったのは、貨物鉄道だけではなく旅客輸送も行う「洞爺丸」で1155名もの乗員乗客が七重浜の大波に消えた。
その物語である。
※ このお話は、1990年に実際に遭難し生存された方から託された手記を元に描いております。
1991年函館市社会学自由研究コンクール銀賞作品リメイク
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-01 23:49:09
57700文字
会話率:15%
僕は死んだ、のか?
いえ、集中治療室でかろうじて生きながらえています。
400年前の水難事故で生まれた禍根と悔恨を、現代に引きずるファンタジックな人間ドラマ。
正義とは何なのか。クライマックスの舞台を厳寒の日本アルプスへ移して、真相が明かさ
れる物語です。
過激な描写を可能な限り削ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-31 19:15:08
125275文字
会話率:41%
海難事故のせいで男は海の上を漂流することになった。
すると男の目の前に現れたのは、海に浮かぶ巨大な古い風車だった。
その中には一人の老人が住んでいた。
老人の話によると、この風車は海底に眠る宝を採掘するためのものだという。
そして、男と老人
は、その風車で一緒に暮らすことになるのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-17 14:05:21
3314文字
会話率:35%
練習船『海王丸』は日本の航海訓練所が所有する世界最大の練習帆船である。2004年10月20日22時47分、実習生を含む167名の乗員を乗せた『海王丸』は、台風23号の影響によって伏木富山港の防波堤に座礁する。乗員の大半は十代後半の実習生だっ
た。座礁した『海王丸』の船内で一体何が起こったのか―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-22 23:07:07
12429文字
会話率:37%
海上自衛隊所属の護衛艦『あたご』と漁船『清徳丸』の衝突事故。漁船側乗組員二名の行方不明者を出した悲劇は世間を騒がせた。自衛隊側に責任が追及され、死者が出た、ただ悲しいだけの事件。何故このような事が起こったのか、何故このような事が回避できなか
ったのか、事故発生に関する調査に綴って、そして十字架を背負う事となった“彼女”の記憶を辿って、事件の内幕が明かされる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-01 23:45:22
45303文字
会話率:38%
久遠流は幼い頃に両親を海難事故で亡くし、それ以降、様々な怪異に巻き込まれやすくなる。
本日も不審者やらストーカーに出くわしてしまう。
妹のみやび、義理の兄にあたるレンと無職(予想)の父親と明るく楽しい日常生活を送るというささやかな夢はどうや
ら叶いそうにない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-08 21:38:12
8072文字
会話率:22%