”4月14日 今日僕は好きな人に告白する”
”脩平”が告白しようとしていた意中の同窓生”響子”が告白直前に目の前で急に倒れた。
病院に運ばれた響子に下った病名は「原因不明の脳死」。
このままでは一晩と持ちそうにない現実に絶望した脩平の脳裏
に浮かんだのは山奥に佇む廃屋の様な稲荷神社
そしてそこに現れたのは秒速比1/999の次元に乗ってやって来た時聖結界の巫女・御代だった。
神の炎である御灯(みあかし)を使い、他人の回想録である幻燈(げんとう)へ入って行く二人は、歪んでしまった響子に纏わる心の因果応報を正す事で、降りかかった運命の因果変動を試みる。
命と時間の因果応報を描いた生命慈酷譚第二弾
誰も知らない春の中、時間と絆の間に咲いた救出劇が今、始まる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-14 23:53:31
9939文字
会話率:41%