御前試合の為に王都に出てきた青年は、怪しい不思議な赤い髪の男と出会う、知らぬ間に大きな力に飲み込まれて行く主人公と、全てが揃ってしまうと厄災が訪れるという5つの聖剣の物語
最終更新:2012-05-27 22:46:58
7595文字
会話率:53%
ある日、増水した川で溺れた良人は、流れ着いた世界でアルテグラと名乗る少女に命を救われる。
そこは、彼が知る世界とは異なる世界で、現代日本の常識が全く通用しない世界だった。
たまたま持っていた現代の釣道具と知識で、漁村の危機を救った良人。だ
が、その村で一年ほどを過ごしたある日、その技術と道具の噂を聞きつけた釣り道楽の国王に気に入られ召し出される。そして、そのことが理由で指南役への仕官を目指すブライドという釣り名人との御前試合を行うことになったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-23 18:10:51
1929文字
会話率:57%
弓術師で賞金稼ぎ、男と間違えられること多々ありのフィフィは、ふいに安定した高収入を求めて城の大魔術師助手の面接を受ける事に。
さくっと面接に受かったものの、その大魔術師アシュリーに会ってみれば「要らない」と言われる始末。負ければ即・ク
ビの御前試合でなんとか残り、正式に助手(何故か兼護衛)となったものの、一向に「要らない」と言われ放置され・・・。
そんなアシュリーに勝手についていく彼女と、彼女を面白がって応援する城の住人達。
そして、突如起こった嵐よって引き起こされる異変。その解明の為に出た旅で、徐々に距離の近づいて行くアシュリーとフィフィの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-29 17:44:42
205316文字
会話率:51%
『黒竜を倒し、国を救え――』
少女は意思を貫く為に王都を飛び出し、少年は憧れだけを何もない手に掴んで、雪深い北の辺境を旅立った。互いに目的も違うまま、二つの軌跡が重なる――。旅の先に彼等が見い出すものは。(原案/O)
※「王の剣士」前日
譚です
【story】
雪深い北限の地、黒森ヴィジャ。14歳になる少年レオアリスは、育ての親達のもとで法術を学びながら、まだ自分の本当の姿を知らなかった。
遥かな王都、そこに座す王への、理由も知らない、漠然とした憧れを抱いていたレオアリスは、ある日村を訪ねて来た男から、王の御前試合が開かれる事を聞く。御前試合の出場条件は、西のカトゥシュ森林の竜が守る宝玉だという。
憧れを抑え切れず、レオアリスは育った村を出て王都を目指す。
一方、王都に暮らすアスタロト公爵家の公女アナスタシアは、先代公爵の急逝により、14歳という若さで公爵家の継承を控えていた。アスタロト公爵家は炎の力を有し、それ故「炎帝公」とも呼ばれていた。
春の夜会の日、アスタロト公爵家長老会は、一方的にアナスタシアの婚姻を決める。結婚などしたくないアナスタシアは従者を伴い、王都を飛び出した。
だが宝玉を求めて多くの挑戦者達が竜達の寝床へ踏み入った事は、伝説とも言われ、ヴィジャの奥深くに人知れず眠る黒竜を目覚めさせた――
黒竜はカトゥシュ森林に降り立ち、王都は黒竜を封じる為、正規軍を派兵する。
そして二人は、深い森の中で巡り会った。
――北の辺境、黒森ヴィジャから旅立った少年、レオアリス
「王都に行って、王の御前試合に出たいんだ」
「馬鹿だね。みんな御前試合が最大の目的みたいに言うけど、本当に厳しいのは竜から宝玉を取る事だ。御前試合にゃ、あんな化け物は出ないよ」
――『炎帝公』 アスタロト公爵家次期当主、アナスタシア
「それに、丁度いいじゃん。黒竜を土産に王都に凱旋して、長老会に私が当主だって事を認めさせてやる」
――正規軍第六大隊大将、ウィンスター
「お前の身の内の剣は、使えるのか」
黒竜を倒し、国を救え――
(個人サイトで掲載している作品ですhttp://www.joy.hi-ho.ne.jp/musa/fakestar/novels/novels-index.html)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-08-07 00:47:31
368155文字
会話率:36%