人間と魔族が、剣と魔法でせめぎあっている世界の話。羊番の少年レッコーは、「魔族が襲ってくる」と度々騒ぎ立てては、村の人々を脅かしていた。しかし本当に魔族がやってきたことはなく、人々は少年を「ほら吹きレッコー」と呼び、もはや誰も彼の狂言を信
じることはなかった。ただひとり、美しい女司祭アイナを除いては……。彼女は教義を理由にレッコーの言葉を何度でも信じ、年老いた司祭や面倒を見ている孤児達と共に避難することを繰り返した。そんなアイナを、人々は「間抜け司祭」と呼んでいた。
そんなある日、レッコーがいつになく真剣な様子で、「魔族が来る」とわめきたてるが……。
過去にケリをつけないと前へ進めない不器用な人々と、一風変わった旅の神官の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-28 06:00:00
107796文字
会話率:58%
現代から時は流れ、世界は再び血にまみれた世界へと戻った。
その、各国が争う中に、二つの対立している国があった。
その名はナストラ王国とイグナル帝国。
ナストラ王国は孤児を修練させ戦場に送り込んでいた。
この戦いもまた、いつもと同じように孤児
達が送り込まれる。
しかし、運命は何を思ったのだろうか。
歴史の一幕が、今ここに幕を開ける―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-28 20:25:08
672文字
会話率:34%
(あらすじ)
九州地方のある場所を発端にパンデミックが発生する。日本国内でウィルス封じ込めの対応しようとするが事態は思わぬ展開を見せる。
キングという革命集団の代表者からの脅迫電話で、ウィルスを飛散させているのはこの男である事が判明
する。キングは無理難題を要求する。
広域刑事の清原は、もう伝説になっていたマサオの力を借りる為に後藤凛の元を訪れる。
後藤凛から十五年前のマサオの真相を聞いたが正体は依然掴めなかった。
しかし、マサオが突然警察署に訪れ、ワクチン完成に時間が必要な為、清原に時間を稼いでほしいと頼む。
マサオはワクチンをつくりながら正義の児童施設であった出来事を思い出す。親友の伸之と見つけた秘密の小部屋にあった研究資料の事。自分達施設内の孤児が全員キル遺伝子を持っていた事。正義が人望を集めキングと呼ばれ始めた事。キル遺伝子が発動した孤児達の事。多くの「意味のある事」を学んだ事を思い出し、キングと呼ばれていた正義が今回の事件の主謀者であると確信していた。
清原は何とかワクチン完成までの時間を稼ごうとする。しかし、間に合わずパンデミック発生の為、都万子市が隔離される。
マサオは隔離されている都万子市に侵入し避難所にスパイラル・ライフを香港A型に似たウィルスに変貌させるウィルス・ワクチンをばら撒こうとする。
そんな中、マサオは隔離されている都万子市の避難所で正義に出会う。
最後にマサオは、警察にキングと名のった人間が正義ではなく伸之であった事に気づく。しかし無情にも正義は死んでしまい、伸之は死刑囚になってしまうが、マサオは「意味のないものなどない」事を学ぶ。
そして、伸之の死刑は執行される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-15 13:13:45
20235文字
会話率:41%
両親が他界している、虐待を受けているなどの理由で浅羽家に引き取られた孤児達の、脱力系シリアス風味ユルユル青春グラフィティ。
最終更新:2006-08-30 05:54:12
831文字
会話率:72%
†主人公マリアは、男でも女でもない《無性体》。その特異な体をひた隠しにして働き、身寄りのない孤児達を養う勤労青少年のマリアが15歳の誕生日を迎えた時から、妖精さんが見えるようになってしまった。子供達とただただ平和な日々を過ごしたいのに、マリ
アに引き寄せられるように、問題が次々に押し寄せる。見た目は美少女、中身はすさんだ少年のフェアリー・テイル†折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-01-02 08:57:01
12743文字
会話率:48%