「地球はあと十年で滅びます」
その報せから人類は人種宗教言語を越え、叡智を集結させて火星移住を目指した。
報せから三年後、完成した第一号火星移住宇宙船「きぼう」は儚くも大気圏で宇宙の藻屑となった。そして「『きぼう』だったもの」はそれまで均衡
を保っていた月を巻き込み、地球へと沈み始めた。
「地球はあと一年で滅びます」
「きぼう」の悲劇は終末時計の針を四倍速で進めた。
この星と共に運命を共にする覚悟を持つ者、全てを敵に回してでも火星へと逃げようとする者。
「月ヲ読ム」能力を与えられ、新人類へと至ろうとする者。
月が地球に沈むその日まで一年の人類の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 06:08:36
2139文字
会話率:28%
本作は拙作『瑞雲高く〜戦国時代風異世界転生記〜』を本編としたIFストーリーとなっております。本編第二部第22話から分岐するストーリーとなっておりますのでまだ本編をお読み頂けていない方は先に本編をお読み頂きますようお願い致します。
北の
谷を使って実野盆地の横手庄へ逆侵攻を仕掛けた三田寺、山之井、板屋勢だが板屋の裏切りに因って敗走してしまった。報せを受けた若鷹丸は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 18:00:00
32602文字
会話率:47%
※R15作品です。
平和で小さな村に住んでいた少女。家には両親に兄。彼女は不自由もなく、穏やかに過ごしていた。
しかし、その日々は前触れもなく崩れ去る。ある日、襲撃を報せる鐘の音とともに。
最終更新:2024-01-08 06:53:25
270850文字
会話率:51%
父が玄関で転倒して急死したとの報せを聞いて、私(良子)は家に帰った。母は放心したのか緩んだ表情で玄関に座り込んでいた。車いすの祖父は施設から帰宅して、葬式を差配した。長男の弟は電話で「葬式は出ない。家にも帰らない」と言った。
電話を切
ってから十分ほどして、弟が電話をかけてきた。香典が集まるようだから家に帰る、と言う。弟は香典を盗みに帰るのだろうと考えた私は、銀行から引き出した現金を金庫に移した。
葬式の途中で弟はいなくなり、金庫は空になっていた。弟は香典を盗んだのだろうか。
葬儀が終わると、あらためて誰も父の死を祖父も弟も、そして男尊女卑の家庭で差別されてきた私も、父の死を悲しんでいなかったことに気がついた。
ここで疑問が湧いた。母は悲しんでいたのだろうか。父は、どうして死んだのだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 18:11:12
2126文字
会話率:15%
王国中の憧れを一身に受けた、巨大な豪華客船の処女航海。国中の著名人・功労者を乗せた船上パーティーのその日、王女なのに私は乗り遅れた…
翌朝入った、客船行方不明の報せ。どうやら、一度入ったら二度と引き返せない魔の海流に乗り、これまた入ったら二
度と出ては来られない、「竜の巣」と呼ばれる島に向かってしまったらしい。
報せを持ってきた大臣は、王の遺言として国務を任されたと宣言し、その家族ともども王族のように振る舞うようになる。王女の私が生き残っていることに気づかずに…。
大臣の息子は自分の恋人を王宮に引き入れ、大臣の娘は王女の自室に我が物顔で棲みつく。住処もなくした王女は国を取り戻すべく、王のみが持つことを許され、王位継承の証ともなる神器を手にするため、「竜の巣」へと乗り込む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 19:00:00
54778文字
会話率:46%
魔法使いのトーマは、仕事先の宿で獣魔の卵が孵りそうだと報せを受ける。獣魔が使い魔として契約できるのは、生まれて初めて目にした人間だけ。果たしてトーマは卵が孵る前に帰宅できるのか!?
最終更新:2023-12-01 23:59:21
944文字
会話率:34%
ふわふわした銀の毛並みを持つ聖獣、キャス。サラサは聖女として神殿で一緒に生活している。膝の上のキャスを撫でたり、結界を張る宝石に魔力を溜めたり、平和な毎日の中で神殿長の怒鳴り声を聞いたり。
そんなある日、この国に魔物の群れが向かってきている
と報せが入る。サラサはキャスと共に国や街を守るべく、神殿を飛び出した。その先で、サラサはキャス、そして聖獣たちの実力を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 19:30:13
9135文字
会話率:51%
永禄三年五月――、駿河国および遠江国を領する今川義元との緊張が続く尾張国。ついに尾張まで攻め上ってきたという報せに、若き織田信長は出陣する。世にいう桶狭間の戦いである。その軍勢の中に、信長と乳兄弟である重臣・池田恒興もいた。必勝祈願のため
に、熱田神宮参詣する織田軍。これは、若き織田信長が池田恒興と歩む、桶狭間の戦いに至るストーリーである折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 12:00:00
47883文字
会話率:37%
人と魔族は争い続けてきた。どれほどの年月そうしてきたかもはや誰も分からないほど、なぜ争いが起こったのかを誰も覚えていないほど、長い長い時を争い続けてきた。
勇者と魔王。人と魔族、それぞれの希望の象徴。人と魔族の戦いは、勇者と魔王の戦い
と言っても過言ではなかった。
勇者と魔王は、互いの種族の存亡をかけて争い続けた。勇者が勝てば世界は人の手に、魔王が勝てば世界は魔族の手に。
そうした争いをずっと続けーー
ある日。その報せにより、人族は絶望に包まれた。
それは、勇者の裏切りであった。
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この作品は、前に書いていたものを削除して、新たに書き直したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 00:00:00
130148文字
会話率:41%
聖女が不在の期間、代わりに大規模な結界を張り続けた魔術師カイト。彼は王太子お気に入りの公爵令嬢が次期聖女に内定すると、アラサー男が代理を務めていたのは外聞が悪いとして功績をなかったことにされ、闇魔法以外が使えなくなる呪いをかけられてしまう
。
しかも、もう一人の聖女候補を召喚する際、誤って竜が呼び出されると、皆がカイトに後始末を押し付け、彼を竜といっしょに国外へ放逐しようとする。
だが、その竜こそが実は本物の聖女だった。彼女は政治利用されることを嫌って正体を隠していたのだ。
カイトは聖女を守るためあえて追放処分を受け入れ、森の奥で薬師として二人で暮らすことに。
ただ、ひっそりと目立たないようにするつもりだったのだが、実は闇魔法は使い方次第でチート級の性能を発揮するものだった。
そのおかげで薬屋は大繁盛。カイト自身も近隣の冒険者たちから頼りにされ、時にはダンジョンに足を運んで彼らに代わって無双することも。
とはいえ、帰宅すれば銀髪の可愛い奥さん(仮)が迎えてくれる新生活。これも案外悪くない。
そんな中、数十年に一度の魔獣の大発生により、結界が破られたとの報せが届く。
「……いや、俺に助けを求められても困るんだが。闇魔法しか使えないんだから。それより結界外の皆を守る方が先だろうが」
※完結に伴い、タイトルを変更しました。(旧題:『聖女が見つかったから用済みと追放された宮廷魔術師、かけられた呪い【闇属性】を逆手に取って成り上がる』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 12:57:55
80293文字
会話率:33%
高校時代のクラスメート、古河優子(ふるかわゆうこ)の訃報を受け取った進藤雅弘(しんどうまさひろ)は、実感が湧かない。
最終更新:2023-08-25 00:00:00
16896文字
会話率:38%
――――花先輩が、死んだ。
その報せを、名門華御門女学園に通う奨学生、田中仁子は信じていなかった。だが、ある日届いた『彼女』からの手紙により、信じざるを得なくなる。学園のシンボルである時計塔で、なし崩し的に“勉強会”と言う名の、“逢瀬”と呼
ぶにはささやかすぎる密会を重ねたけれど、それは、こんな手紙が欲しくて続けていたわけじゃないのに。
蟹と呼ばれる奨学生と、花のように美しい“ラプンツェル”の、おわりとはじまりの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 16:06:07
10559文字
会話率:33%
即位100年を迎えた魔王は、疲れていた。疲れ果てていた。
魔王引退を考え始めていた魔王の元へ1枚の報せが届く。
それは、勇者が自分を殺しに来るという報せ。
魔王ジェイクは考えた。勇者に殺されてしまえば引退できると。
そして晴れて
表舞台で殺されたジェイクは新しい身体に転生する。
8歳の少年の身体で人生をやり直す彼は、国外逃亡からのスローライフを目論むのだが……!
※スローライフって書いてるけどスローライフは全く送れません。ごめんなさい。
キーワードに”スパイ”が入っている理由は、読めば分かる。はず。
この作品は「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 19:09:14
150332文字
会話率:29%
魔王城にて勇者パーティーと魔王、そして魔王四天王は対峙していた。
勇者と魔王、勇者パーティーメンバーと魔王四天王が戦闘を行っている中、1人戦闘に参加していない者がいた。
デッドエンド王国の王太子であるサキナイルである。
それぞれ
戦っていた勇者パーティーと魔王たちの距離がある程度近くなったと思ったサキナイルは、懐から魔導具を取り出し戦闘中の彼らに向かって魔導具を投げた。
魔導具は光を放ち封印結界を展開した。
勇者パーティーと魔王たちを封印結界に閉じ込めたのを確認したサキナイルは、バッグから認識阻害の付与されたローブを着てフードを目深に被ってその場を後にしデッドエンド王国に帰国した。
サキナイルは、両者が戦闘に集中している隙に魔導具を投げ封印したのだが、勇者パーティーは魔王たちと相打ちになり死んだことにした。
国王は、聖女のソフィアと王太子のサキナイルを結婚させるつもりでいた。
グオクズ国王は、宰相を呼び世界に魔王封印の報せを出すよう命じた。
サキナイルに封印結界魔導具で封印された勇者パーティーと魔王たちは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 12:00:00
2451文字
会話率:47%
大聖女ルクレーシャが王宮から追放された。
その報せに国中は動揺したが、錬金術師であるエステラにとっては別に驚くようなことでもない。
王都上空を魔物が飛び交っていようが、どこぞの村が魔物に襲われて壊滅しようが、やっぱりエステラは気にしない。
「あ、エステラじゃん。おかえりー」
「ただいま。なんかルーちゃん宛てに出頭命令がきてるけどどうする?」
「なに、あたしがここにいるってもうバレてんの?」
我が道をいく天才錬金術師と、史上もっともガラの悪い大聖女。
そんな二人を中心として、ノースライド王国で起きたとある一連の騒動と、その結末までの物語。
※恋愛要素は無きにしも非ずな程度。
※ざまぁ・復讐等の要素は一切ございませんので、それでも大丈夫という方のみお進みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 19:29:54
157200文字
会話率:51%
雨が降ると外にいる猫が報せてきます。
最終更新:2023-06-04 03:38:39
1000文字
会話率:4%
十月も中旬に差し掛かる頃
最終更新:2021-11-21 06:00:00
777文字
会話率:0%
その日、王国騎士団に出撃要請の報せが届いた。突如として帝国軍が攻めて来たのだ。
そして向かった戦場で騎士団が出会ったのは帝国兵でも無い黒いドレスを身に着けた幼女だったのだ。
最終更新:2023-05-02 07:00:00
2443文字
会話率:22%
その姫君、絶対無敵。立ちふさがる者は、ただ死あるのみ。「切り裂き姫」と呼ばれた最強の戦士ヘルガ。彼女の唯一の癒しは、年の離れた妹オルガの存在であった。妹が成長しても、ヘルガはただひたすら妹オルガを溺愛する。いつまでも子供扱いする姉ヘルガに、
妹オルガは窮屈さを感じ始める。そんな中、ヘルガはオルガの想い人であるキリトを、大衆の面前でバカにしてしまう。オルガは激怒し、「姉さまなんか嫌いだ!」と言い放つ。それにショックを受けたヘルガは、なんと精神年齢が退化してしまうのであった! そこに、敵国の攻撃の報せがやってきて……! □■□■□ 「残虐非道な令嬢」をテーマに、好きなように書いたのが本作です。テーマが同じでも、テンプレに沿って書いたのが、前作「血塗られ王女が贈る素敵なプレゼント」でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 16:16:17
13660文字
会話率:34%
父親の背負った借金返済の肩代わりを条件に、"幽霊男爵"に嫁いだ田舎の伯爵令嬢、シャロン。
ところが商人である夫エイベルは他国に滞在中のため、一年経ってもまだ顔を合わせたことがない。
それでも彼から届く手紙や贈り物は温か
く、"クーパー男爵夫人"として慣れない社交に奮闘しながら、彼の帰宅を心待ちにしていた。
が、"困った"という言葉を鵜呑みにし、よかれと思って動いてしまうシャロンの行動は失敗続き。
いつしか「幽霊男爵のおせっかい夫人」と囁かれるように。
「エイベル様は、不出来な妻を迎えてしまったと、呆れられるでしょうね」
気落ちしていたある日、シャロンの元に一人の訪問者が。
クーパー邸の近郊に別邸を構えているという二コラ伯爵は、シャロンに庭師を貸してほしいという。
「絵が、泣いているのです」
「……はい?」
奇妙な「泣いた絵」には、"幽霊"が絡んでいるとか。
「そんなの、気になって仕方ないじゃない……っ!」
シャロンが持ち前の好奇心と"おせっかい"で、「泣いた絵」の真相を突き止めようと奮闘する最中。
"幽霊男爵"ことエイベルの帰宅の報せが。
「その時が来るとなると、その……どんな顔をして、お会いしたらいいのかしら」
"おせっかい"な令嬢が旦那様や使用人たちに愛されながら、問題解決に挑むお話。
※他サイトでも掲載中です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 21:37:55
32119文字
会話率:37%
没落寸前のカーター家には美しい両親と三人の子どもが住んでいた。天使のような可愛らしさをもつ妹とこの家の跡継ぎとなる優秀な弟が生まれてから、両親に似ていなかった長女のペルルは厄介者扱い。居場所がなかったペルルはこっそり作った秘密基地で王子の従
僕をしていると言う少年に出会う。優しい彼に気を許していくが、自分なんていなくなったほうがいいと嘆く少年を一喝した。「それだけは言っちゃダメ。生きてさえいればどうにでもなる、こんな私でも生きている」今まで口にしたことがなかった思い。辛いのは少年だけじゃないと慰めていたハズなのに、いつのまにか自分が慰められている。“いつか幸せな家庭を築こう”叶わないと分かっていてもそんな約束をして二人は別れた。――――あれから8年。カーター家に突然王宮から報せが届く。「娘を王宮に迎え入れたい」喜ぶ両親とさらに美しく成長した妹を横目に、ペルルはため息をついた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 21:31:37
21912文字
会話率:40%