とある時代、妖の調伏を行う術者の『ともなり』は、ひょんなことから、猫又に取り憑かれることになってしまった。
海が見たいと訴える猫又の願いをかなえてやるために、旅に出た『ともなり』と、騒がしい猫又の、他愛ない日常の一幕。
カテ替え、改題しま
した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-08 13:00:00
26115文字
会話率:51%
「だってこれは――人が死ぬ、話だから」
普段は変態ばかりの妖怪達と、笑える戦いを繰り広げている高校生退魔師の影森和樹は、真面目な顔でそう語り出した。
三年前、霊力のない出来損ないと蔑まれ、追い出されるように故郷の村を出た和樹は、新たな地
で一人の妖怪少女に取り憑かれる。
電話を掛けながら近付いてきて、振り向いてその姿を見たら殺されてしまうという、都市伝説の妖怪・メリーさんの電話。
和樹の背後に現れた彼女は、必死な声で願う。
『私を殺した犯人を、どうか一緒に探し出して欲しいの』
そうして、今日まで続く少年と少女の物語は始まった。
ノンストップ悶絶ラブコメ、変態が(あまり)出て来ないシリアス外伝、スタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-14 00:00:00
95822文字
会話率:39%
十二時。それは日と日の境界を生み出す魔の刻。殆どのものは床につき、夢の中へと旅立つ。一部のものは目を開け、活動を続ける。そしてごく稀なものは、夜の怪異に取り憑かれる。そんな魔の刻。そこに在るのは人の認識の内に存在し、人の常識の外で蠢く怪異。
人は彼らを生み出し、そして彼らに滅ぼされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-02 03:55:20
7555文字
会話率:20%