鳴枝ノ国。太古の昔から存在する島国。五百数十年前、隣国斗和佐ノ国との争いにより、大地は裂け、元々陸続きであったものが島国となった。斗和佐ノ国が復活させた魔神亜籠により、大地は血に染まり、数え切れない命が失われた。鳴枝ノ国の十一人の勇士に
より、亜籠は倒され、戦は集結した。その後は両国和睦により、更に島国になったことによる侵攻の難儀により、鳴枝ノ国の平穏は破られることなく続いた。それが破れたのは、斗和佐ノ国が北の大国藍王国に占領されたことによる。藍王国は、南の同じく大国、桜蔡帝国を手中に収めるため、鳴枝ノ国に封印された魔神亜籠を復活させようと目論んだのだ。魔神復活の鍵を握るのは、美形の霊能師紗那姫。そして、復活を阻止するのは勇士の血を引く十一人の守護者。新たな戦乱の風が、島国に吹き荒れようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-04 18:42:45
3674文字
会話率:25%
魔族の頂点に君臨する魔王のもとに、人間の国の聖女がやってきた。魔族の地を手中に収めるために来たと思しきその聖女。迎え撃つために送り出した魔王の配下はことごとく帰らず、ついに魔王は、城でただ一人彼女を迎えることにするが…。
遊森謡子氏主催の
春のファンタジー短編祭参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-26 16:00:00
4052文字
会話率:52%
西暦5071年。人口は全世界で120億を超えた。
人口の増加は食料不足や暴動を引き起こした。
国際連合事務総長のフライブはこの事件を収めるため
ある政策活動を発表した。
「人口数を全人口の半分、60億人に減らします。」
世界を恐怖の渦に引き
込む大量虐殺が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-08 22:05:23
16990文字
会話率:45%