【手短に述べると】
結界1センチの聖女は不要と実家を追放されましたが、領地を守っていたのはわたくしの裏人格なのに大丈夫でしょうか。隣国で英雄になってしまったので今さら謝られても帰れませんが。
【詳細に述べると】
ウィンズベリー伯爵家は、聖
女の家系。
その結界の防衛力によって、王国内で確固たる地位を築いていた。
しかし、その四女アリステアの結界は、たったの1センチ。
「あなたにはこの家から出ていってもらいます」
実の母や姉から実家を追放されたアリステアは、侍女のヒナとともに隣国へと渡る。
そこで修練を積むアリステアは気付く。
「もしやわたくしの結界の本質って……」
さらに、危機に陥ったアリステアの裏人格が目覚める。
「聖女なめてっと〝解体〟しちまうぞコラアッ!」
少しずつ成長していく結界と最強の裏人格で、アリステアは隣国の英雄となっていく。
そして、アリステアを追放したウィンズベリー家は――。
「ま、まさかアリステアがいなくなっただけで、こんなことになるなんて……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 13:18:37
69629文字
会話率:48%
「初級魔術すら使えない無能が、なぜこの魔術学院にいる!」
魔術師としての実力で全ての地位が決まる世界で、才能がなく無能として扱われていたルーク。
しかしルークは剣の勇者として異世界に召喚されたことをきっかけに、自らに剣士としての才能がある
ことを知り、修練の末に人類最強の力を手に入れる。
魔王討伐後、元の世界に帰還したルーク。
そこで彼は、Aランク魔物を棒切れ一つで両断したり、国内最強のSランク冒険者の師匠になったり、魔術騎士団相手に剣一つで無双したりなど、数々の名声を上げていくことになる。
これは異世界を救った世界最強の剣士が、魔術師が支配する元の世界でも容赦なく無双する物語である。
他サイト様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 11:00:00
135010文字
会話率:37%
創世暦4755年。
人類は新たな進化を遂げ、崩壊した地球を脱し、「漂流者」となって宇宙を旅していた。
彼らは第4次世界大戦の後、核兵器の使用によって荒廃した大地の上で、死にゆく星と生命の行く末を見届けようとしていた。
人類を救ったの
は、ソラリス(調停者)と呼ばれる外界の“ヒト”であり、人類の“祖先”であり、——現生生物の祖先であった。
実は、人類を含む地球上のあらゆる生命体は、地球の誕生以後、宇宙生命化プログラム(エネルギー保存化計画)の一端として、原始生命体の細胞を分け与えられ、独自に進化を遂げた歴史を持っていた。
ソラリスは全宇宙に存在する無数の星に種を植え付け、あらゆる生命体の可能性を探り、様々な種と生命の繁栄を手助けする「箱舟」の役割を担っていた。
人類は、彼らの集積する生命のパーツ、——すなわち“宇宙生命化プログラム”の「データ」の一部として回収され、次なる進化へと向けたステップに移行していた。
銀河GN-z11の中にある星、カストル星には、かつて地球で暮らしていた人類の細胞を受け継ぐ「フェアリー」や「バーバリアン」、「アヤカシ」、「エルフ」、「ドラゴニア」、その他様々な種族が、“第一次大陸間戦争”と呼ばれる大規模な戦時時代の真っ只中にいた。
東の大陸に鎮座する帝国、ミゼリア東方共和国の兵士養成学校、『セントラル・アカデミー』の期待の新人として名を馳せる“セフィリア・ハールート”は、自らの特性を活かした修道士(ソーサラー)としての道を極めようと、日々の修練を重ねていた。
そんな最中、アカデミーの教官から“ある人物”と手を組んでみてくれないか?と提案を受ける。
彼女は研修生の身ながら、次期魔導兵候補生の一員として将来が約束されていたも同然だった。
誰かの手を借りる必要も、余計な勉学に励む必要もない。
しかし、教官は言ったのだ。
「お前に足りないものは、戦闘に於ける「力」ではなく、「知識」なのだ」
と。
彼女は理解できなかった。
力はもちろん、知識が不足していることなんて…
才能あふれる彼女の前に現れたのは、同じく“期待の新人”として名を馳せていたダリの村出身の戦士、“ソラ・アーケード”だった。
彼は、期待の新人ながら、とある問題点を抱えていて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 15:44:21
12193文字
会話率:24%
普通の高校生、篠崎健太は日常の中で特別なことなど一つもなかった。そんな彼がある日、突然異世界エンカンティアに転生することになる。「ここは……どこだ?」目を覚ますと、彼の周りには見たこともない美しい景色が広がっていた。空はピンクと紫の色彩に染
まり、星が輝く草原が広がる。風は花々の甘い香りを運び、夢のような世界が彼を包み込んでいた。
「あなたが篠崎健太様ですね?」透明な羽根を持つ天使のような存在が現れた。彼女はアリアと名乗り、エンカンティアの守護者だという。アリアは、健太がこの世界を救うために選ばれた存在であることを告げる。突然の使命に驚きと不安を感じながらも、健太は自分の中に眠る特別な力を解放し、エンカンティアを守るための訓練を受ける決意をする。
エンカンティアは五つのエリアに分かれており、それぞれが独特の文化と神秘を秘めている。無限の空が広がる「セレスティアの大空」、透明な水晶の海が広がる「クリスタリア・アクアリウム」、永遠の春が続く楽園「フローラ・ズ・エデン」、常に燃え盛る火山地帯「イグニス・ヴォルカルノ」、そして常に夜が訪れる「ラノクターン・シャドウ」。健太はアリアと共にこれらのエリアを巡り、各地での修練を重ねることになる。
初めの数日間、健太は自分の内なる力を引き出すことに苦労する。手を合わせ心を静めても何も感じることができず、不安な日々が続く。しかし、アリアの忍耐強い指導と優しい声に支えられ、次第に彼は自分の力を感じ始める。そしてある日、内側から湧き上がる力を感じた瞬間、彼の周りに輝く光が広がり、草木が芽吹き、風が彼の髪を撫でる。初めて自分の力を実感した健太は、喜びに満ちた笑顔を浮かべる。
健太の力は美しさと力強さを兼ね備えていた。植物を生やし、風を操り、光を呼び出す力を身に付けた彼は、エンカンティアの平和を守るための使命に立ち向かう覚悟を固めていく。アリアの導きの下、彼は自分の力を解放し、魔法の世界での冒険に挑む準備を整えた。
この物語は、普通の高校生が異世界で自分の力を開花させ、絆を深めながら成長していく冒険の物語である。エンカンティアという美しい異世界での冒険と訓練を通じて、健太は自分の力を信じ、新たな使命に立ち向かう勇気を見つける。異世界での彼の旅が、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 20:12:05
24093文字
会話率:26%
僕が恋した女性は100歳以上年上でした
日露戦争において、ロシア兵の間には噂があった。
黒い軍服を着た日本兵は撃たれれば倒れるが、赤い軍服を着た兵士には全く弾が当たらない…。
平河町にある喫茶店「乃木坂」女マスターのトキネさん。
若い見
た目とは裏腹に嘉永3年生まれの171歳だという。
長い修練の末、通じた武道は全て達人の域に達している。
歳の割には血の気が多くて、そこは見た目の若さ通りです。
(この作品はカクヨムにも掲載しています)
※以前書いた「トキネさんは歳上好き」を加筆修正して、長編に書き直したものです。
週一での更新を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:02:34
175893文字
会話率:17%
冒険者。
彼らは治安と秩序と司る王国の要であった。しかし、そんな彼らと言えど、モチベーションが無ければ命懸けの冒険者などやっていられないだろう。
そんな彼らに王国が用意した場、それが【ブレイバーズ大会】であった。そこで優秀な成績を残した
パーティは金も名誉も欲しい儘となるのだ。
そんな名誉ある冒険者となるべく、主人公【リック少年】は今日も修練に励んでいた。
いつか巨乳のお姉さん達にチヤホヤされ、あわよくば致したい。そんな不肖な大望をその胸に抱いて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 05:10:00
71493文字
会話率:60%
《修練場》――
そこは魔法大国セイレーンを守るため,
王国の兵士となることを誓った者たちが集まる学び舎。
魔法剣士科の門下生であるルイスは首都・セレンに兵舎を構えるアーリア修練場の
無能な魔法剣士として“深海魚”と呼ばれ,皆から見下されてい
た。
そんなある日,ルイスは怪しいオーラを放つ剣を見つける。
その圧倒的な強さにルイスは興奮するが,実はその正体は呪いの剣で!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 21:51:23
28868文字
会話率:38%
素手による暗殺、刀、槍、縄、投擲、銃、毒と様々な武具を使用しての暗殺や殺人術を極めた。
一輝は老衰で死に、地獄に堕とされた。
地獄、生前の罪が重い者を裁く世界、極卒を相手に殺戮と闘争の日々は続く、一輝は許せなかった。
強者のふりを
して暴れる者、弱者の権利を利用して傍若無人に振舞う者、弱者を踏みにじる者など様々な者が許せなかった。
明王、仏、菩薩、天部にすら戦いを挑む一輝に天界の武を司る者達もうんざりしていた。
天界の決定により転生させられた一輝、新たな世界はダンジョンが存在し、異能者や武人などが大いに活躍する世界、過去の英雄の能力を受け継ぎ、2代目の英雄を襲名する、武家や侍の系譜の子孫達がダンジョンに挑む世界。
そんな世界の名武門の家柄の子として、15歳にして過去の記憶を思い出す一輝。
八幡太郎を太祖にもつ源氏の武門の名家、六条家の子として転生していた。
だが六条家は商売では成功している家だったが、武家としてはもはや見る影もなく、後を継ぐこの六条一輝の体もぶよぶよと太っていて、六条家は一輝をべたべたに甘やかしてた。
同じ源、八幡太郎を祖と持つ子供はそんな一輝を虐め、周りの名家達からも六条は終わったと言われ、泣き虫一輝と言われ馬鹿にされている、俺。
俺は六条家の名誉を取り戻す為、かつての修練を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 19:43:14
78084文字
会話率:50%
「光と闇と薬師の少女」の枝、スペシャルに成ります。
レミは熊のヌイグルミ、少し耳が欠けています。
妖精の卵の蛍玉がダンピーラ、ルビの魔力により引き寄せられ、
熊の縫い包みに飛び込んでしまった為、
動き出してしまった魔法生物、人形です。
幼い心で、好奇心旺盛、頑張り屋だけど、寂しがり屋です。
一生懸命やった事が、裏目に出る事が多く、ララによく怒られます。
それでもララの訳に立ちたいと、思う、可愛い娘です。
お話の時系列的にはララがレミと一緒に神の修練場に居る時。
今回もみんなに良い所を見せたいと思ってやったことが、
思わぬ方向に向ってしまった様です。
私の大好きなキャラクター、レミのお話、聞いてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 18:00:00
55263文字
会話率:15%
女だてらに、大嫌いな叔父の仇討ちを引き受けて江戸に出て来た黒霧志麻。
ひょんな事からいきなり仇と鉢合わせしてしまう。
全く相手にされず逃げ出した志麻は、裏長屋の住人一刀斎と出会い、一刀斎を仇に見立てて修練を続けていた。そんな時偶然見かけた仇
を追って、危うく命を落とすところを一刀斎に助けられる。意気消沈の志麻は、不思議な幽霊と出会い、持った者の力を倍加するという妖刀鬼神丸をもらう。さて、仇討ちの顛末は・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 11:14:07
317058文字
会話率:59%
少年ロジャーは、山の庵に住んでいる魔法使いアイザックに拾われた。
そして厳しい修練と肉体改造の末、魔物狩り(スレイヤー)となり魔物退治に赴く。
経験を積み、冒険を通じて成長していく物語。
戦い、長旅を続け、出会い、苦難と喜び、煩悩と葛藤に揺
れる少年の心を描く冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 11:00:00
213156文字
会話率:33%
令和の時代に死者が出るような厳しい修行を行う時代錯誤な寺「修練寺」の全修行を終え、寺に伝わる武術「島原流古流武術」の免許皆伝を果たした右京詩音は、大老賢者と呼ばれる爺さんに、他の勇者と共に間違えて召喚されてしまう。だがその強そうな見た目か
ら、勇者ではないが共に魔王を倒すよう頼まれた。
詩音はこれも師匠の言う修行だと思い、仲間を作りながら、技を磨き、男を磨き、人としての正道を歩む為、異世界を旅する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 00:44:01
4497文字
会話率:61%
ミタル・ウィフオンス山。
一般には手ごろな修練場所として、あるいは運動場として。
一部には素材の収集、研究の場として。
一握りには…。
最終更新:2024-02-08 22:31:44
2360文字
会話率:11%
突然だが私は転生者である。名は一番合戦桜花(いちまかせ おうか)。幼き頃に前世を思い出した訳だが……例えそこが前世で見知った創作物の世界であっても、何か物申す余地など微塵も介在しない圧倒的暴力が支配する倫理を投げ捨てた名門中の名門武家に生ま
れ変わりっていた。そして地獄のような修練に明け暮れること幾年。ついに【一番合戦流氣功術皆伝】を賜るにまで至っていた。羅刹悪鬼のごとく生きた賜物であろう。であるならば――この世界でなすがまま武をふるうのもまた一興と思っていたのだが……ふと気づくと今度は魔法の世界【バルバロード】に転移していた。なんだろう、この節操のない人生は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 00:39:59
77659文字
会話率:20%
ある男は気がつくと赤ん坊として異世界に転生していた。
その世界は少しおかしな世界であり、違和感のある世界であったが、最大の違和感は別のところにあった。
そう、男は女として転生していた。
その男は前世でとある武術の流派で修練しており、鍛えた
武を生まれながらに身に付けていた。
そして男が6歳の時、孤児院の近くにある森で秋の恵みを収穫していた時、物語が動き始める事件が起きる。
見た目は美少女、中身は修羅。地獄の鬼すら斬り伏せる、男の異世界生活が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 17:00:00
35307文字
会話率:47%
目を覚ますと、魔術が使えずバカにされる田舎貴族の赤ちゃんに転生していた。
名前はリッドという。
転生先のスプリングフィールド家という子爵貴族は、百年間も魔力を持つ人材を輩出できず、没落しっぱなし。
そのため他の貴族たちからバカにされていた
。
だがリッドには、極めて強大な魔力が秘められていたのである。
彼は赤ちゃんの頃から努力し、次第に自らの魔力をコントロールできるようになっていく。
「両親をこれ以上バカにされないよう、魔術でお家を再興しよう」
そう決意するリッド。
しかし――修練の末に【呪言使い】となった彼の実力は、規格外だった。
「ちょっと待って? 呪言って強すぎない?」
これは実家を救うべく努力した結果、図らずも無双状態になってしまった少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 12:22:11
115053文字
会話率:38%
信じていた国に裏切られた少女は、魔境の底で、炎の厄災となった。
人類の天敵たる魔物が蔓延る魔境、そこから襲い来る魔物を迎撃する五つの監視塔にはそれぞれ聖女がいる。
サルザリア聖教国の学園では、いずれ聖女となる可能性を秘めた数多の少女が
学業と聖術の修練に励んでいた。
そして告げられた聖女選定の儀。不真面目なララは親友である優等生シアが選ばれると信じてその日を迎えるが、予想に反して聖女に選ばれたのはララだった。
苦しい修練を終え、監視塔に上がったその日、ララは大きすぎる喪失と共にこの国の正体を知る。
焼き尽くしてやる、この国も、人類も――赤々と燃える火に復讐を誓って、彼女は人類未踏の地、魔境へと逃れた。そこで、魔王の称号を戴く師に出会うとも知らずに。
※カクヨムにも掲載しています。
※感想、評価、レビュー大歓迎です!
※30話弱で完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 12:20:37
73822文字
会話率:39%
おっぱいが暫く揉めないと禁断症状が起こるほどおっぱい好きで乳腺外科に入った新人医師・胸広浩介はマンモグラフィーの手入れをしていた所謎の衝撃波を受け気がつくと機械と一体化して古城の中にいた。彼の前には角の生えた銀髪巨乳の美女がおりクーデターで
孤島に部下共々追放された異世界トラゼンタの魔王と名乗る。彼女によるとこの世界ではおっぱいが大きい程魔力が強い為巨乳の部下が多く、権力の奪還を企て密かに修練してきたが最近様々な胸の異常が増えてきた為検査や治療の必要がありマンモグラフィーを召喚しようとした所このような結果になったとのこと。一旦絶望する浩介だが魔物の巨乳が揉み放題じゃなくて検査し放題だと聞いてやる気を出す!おっぱいおっぱい!(※なお、登場人物は全員18歳以上です
w)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 21:00:00
154724文字
会話率:44%
此方の 言葉の習得も進み いよいよ修練所で剣を習うことに
そこで此方で初の同年代の友達が出来た 色々と遊んだが ちょっと問題が発生
最終更新:2023-08-02 16:42:25
6640文字
会話率:15%
こちらに来て 大変な事も有ったが 殆どは楽しい事ばかり そしてついに語学の勉強が始まり かなり話せるようになった 言葉が分かるように成ったので修練所に行ける様に成った
最終更新:2023-07-25 06:02:30
4309文字
会話率:48%
「オリオン! 貴様は今日かぎりでクビだ!」
ある日のこと。
オリオンは、勇者パーティのリーダーであるオリバーに、突如クビを宣告される。
「オリバー、いきなりどうしたんだ? これまで一緒に頑張ってきたじゃないか!」
「黙れ、この寄生虫
が! ろくに基礎魔法すら使えない。これまでパーティに居られたことをありがたく思え!」
この世界の魔法は、炎・水・土・風・闇・光の6属性に分類される。
そしてオリオンの使う魔法は、その6属性魔法のいずれにも属さない固有魔法である。
それはギルドでは評価されない力。
それでも修練を積み、支援魔法に攻撃魔法と、パーティの戦力として十分役に立ってきた。
「本当に良いのか? このパーティーで、魔法はすべて俺が担ってきた。俺の使う支援魔法が無ければ戦力は大きく下がる。それに魔法攻撃しか効かない相手が出てくれば――」
「はっはっは。役立たずのおまえに代わって、すでに優秀な魔法使いをスカウトしている!」
高笑いするオリバー。
そうしてオリオンは、パーティを追放されることになった。
しかしオリオンの使う固有魔法は、実は、当の昔に失われたとされる【古代魔法】であった。
その力は、従来の6属性魔法とは比べ物にならず、まさしく魔法の常識を塗り替えるものであった。
やがてオリオンの作りあげるパーティは、最強の名をほしいままにしていく。
一方、勇者パーティには破滅が待ち受けていた。
独断でオリオンを追放したことで、メンバーからの信頼はガタ落ち。
依頼は失敗続きで、徐々に社会的信用も失っていく。
――勇者パーティには、どこまでも暗雲が立ち込めているのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 20:24:28
88209文字
会話率:37%