今年もまた、怪物のような暑さが訪れ、そして去って行く。
当たり前のように、そしていつもと同じような顔つきの夏だが、去年とは確実に違う夏。
その終焉が唐突なればこそ、鋭く深い。だから痛い。
(他サイト、ならびにブログでの投稿あり)
最終更新:2012-06-08 00:01:21
1989文字
会話率:5%
病気の男は、一枚の葉を自らの寿命に見立てたのだがーー。
最終更新:2011-11-22 18:10:23
640文字
会話率:0%
今日も『俺』は友人一樹への見舞いへ訪れる。
一樹と妻の不義の子『信』の手を引いて。
------
音澄奏が運営するサイト『ねずみの住処』より転載致しました。
最終更新:2011-08-25 16:45:15
2663文字
会話率:37%
とあるサナトリウム。
そこの中庭には、いつも真っ黒な猫がいる。
最初は追い出されていたその猫も、何度追い出しても帰ってくるので
いつしか、みんながその風景を受け入れるようになった。
そして噂が流れる。
「あそこにいる猫の鳴き声を聞
くと死ぬんだって」
着いた名前は「死神」
不吉と言われる黒猫が、サナトリウムの中庭で死神の名を持つ……。
そんな絶望を知った人達の、最大の皮肉にも動じず、黒猫は今日も日向でのどかに眠る。
そして少女がやって来る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-04 12:20:58
139123文字
会話率:51%
健康で、まったく病気らしい病気をしたこともない一般人の僕、音無 静司は、いとしい彼女の病気のことを知る。毎日病院に通って、励ましてあげたりする。……けれど、僕は。僕は、彼女に、何もしてあげらない。
僕は、彼女のために何をしてあげれるかを、
見つけたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-29 22:32:41
8300文字
会話率:61%
少年院を出た真夜は保護官のすすめでサナトリウムでボランティアをすることになった。ある事がきっかけで心を閉ざしていた真夜だったが患者である美岬と出会い、徐々に癒されていく。しかし真夜の前には様々な出来事が待ち構えていた。
キーワード:
最終更新:2005-06-15 17:45:02
39450文字
会話率:36%