――その日、僕は青春が始まる瞬間を目撃した。
新学期が始まる4月某日、青春恋愛が大好物な『僕』は、電車の連結部分にほど近い角の席に座り、今日も青春恋愛ものの小説を読んでいた。
そんな僕の座席の前方に陣取ったのは、他校の制服を来た1年生の長
身男子とボブ髪女子。
はじめは知り合いですらなかった様子の2人だが、毎日同じ電車に乗り合わせるうちに、少しずつ仲を深めていく。
肩がぶつかってキョドったり、話しかけようとモジモジして一週間経ったり……。
そんな他校の後輩の様子を、毎朝電車の座席の目の前で見せつけられて『僕』は思った。
ピュアか!!
だが、それがいい!!!
青春恋愛(になるかもしれない)2人の様子をリアルタイムで見られるなんて、本なんかより余程いい朝の娯楽じゃあないか!
これは、毎日電車の中で繰り広げられる青春恋愛劇を特等席で眺める『僕』という観客が、2人の様子に砂糖を吐いたり涙したり妄想が爆発したり発狂したり末永く幸せになれよと思ったりするだけの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 14:04:24
6795文字
会話率:27%
『僕』の受験生記。
高校三年生の僕が他人や目標大学との学力の差に悩みつつも努力し、遊び、勉強し、そして後悔する話。
最終更新:2024-04-02 00:08:38
92492文字
会話率:20%
ゲーム会社で働く『僕』の周りで起こる奇妙な出来事。
ゲーム開発にまつわる怪談/奇譚をまとめた一話完結の短編集です。
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ttps://twitter.com/gaishi_yu
他の小説の事とか、日々の事を呟いている作者のtwitter折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 00:00:00
163295文字
会話率:19%
--自分を形作った、ダークヒーローを卒業する。
女性ながらも、自分のことを『僕』と呼ぶ、高校一年生の夕凪晶。
彼女は、友だちや恋人をつくるといった人並みの青春を謳歌するため、
内気な自分を変えてくれた存在でもある『ダークヒーロー』を卒
業すると決めた。
拒絶的な言葉遣いや皮肉を抑え、たいした理由もなく遠ざけていた同級生とも距離を縮めるために努力した。
しかし、思うような成果はなく、晶はクラスで孤立したままであった。
そんなとき、晶は自分と同じようにクラスから浮いている同級生、北宿雪姫とひょんなことから親交を深めていくことになる。
彼女の歯に衣着せぬ物言いに辟易としつつも、自分がかつて憧れた存在、ダークヒーローと同じ強さを持つ雪姫に晶は心を惹かれていく。
相変わらず、友だちもできなければ、恋人もできない時間が続いたが、晶は雪姫との日々にある種の充足感を得て過ごしていた。
だが、ある日、晶のことを好きだと言う同級生が…しかも、女子が現れて…晶と雪姫の関係は変わり始めてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 18:00:00
61866文字
会話率:31%
※他サイトからのセルフ転載です。
学生寮に住む『僕』は人と関わるのが得意ではない。人は心が分からなくて、それがとても恐ろしいから。
対照的に、ルームメイトの『彼』は社交的で友だちも多い。
けれど彼には、秘密があった。
最終更新:2024-02-21 22:00:00
28599文字
会話率:14%
バレンタインの今日、ずっと想いを寄せていた『水島さん』が可愛い包み紙を持って投稿してたのに気づいてしまった『僕』は、正直それが自分のために用意されたものではないと気づいていた。
失恋に苦しむ『僕』がトボトボ回り道をして帰宅していると、包み紙
の中のチョコを池に投げ込んでいる水島さんに会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 20:48:28
1189文字
会話率:41%
遠距離恋愛を続ける『僕』は「一人前の男になったら結婚しよう」という彼女との約束を果たせずにいた。未熟な自分を卑下し、彼女の人生を奪うような決断なのではと思い悩む。そんな中、友人の結婚式に呼ばれた2人。叶えられない約束はいずれ腐敗してしまうの
か、それとも。
家紋武範様『約束企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 12:06:42
3858文字
会話率:21%
「なろうラジオ大賞5」に参加させていただきます。
『僕』と黒猫『モタ』そして『ラン』の絆を通して『僕』の家族のあり方を描いています。
最終更新:2023-12-27 13:08:47
963文字
会話率:8%
夏の甲子園予選の県大会会の決勝戦。九回裏ツーアウトランナー3塁。3対1でリードしている。あと一人、勝利はすぐそこだ。こんな時に支えになるのは帽子のつばに書かれた言葉である。その言葉を書いてくれた彼女の事を思うと、力が湧いて来る。帽子を支えに
ピンチに向かう、そんな『僕』のお話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 11:53:14
1000文字
会話率:16%
大学生の『僕』はゆっくりとした生活に魅力を感じ、少しづつ馴染んでいく。
最終更新:2023-12-21 19:02:27
524文字
会話率:28%
結婚記念日に、僕は妻に『チョコレートコスモス』をプレゼントした。花言葉は『移り変わらぬ思い』。一般的には、美しい感情を思い起こさせるものかもしれないが、妻は恋人を轢き殺した『僕』を、僕は学生時代にいじめていた『妻』を、お互い一生憎み続ける。
最終更新:2023-12-17 18:26:45
962文字
会話率:30%
おやすみ。また明日。
これは夢の中の『僕』と『僕の影』とのお話。
僕が困った時、僕を助けてくれる影のお話。
最終更新:2023-12-16 10:02:48
1184文字
会話率:44%
恋人と喧嘩してしまい、落ち込む『僕』の前に現れた謎の女性。彼女は自身のディルドとオナホを戦わせようと『僕』に提案してくるのだが……。
最終更新:2023-12-09 00:47:59
3530文字
会話率:55%
「あー……お久しぶりです。突然ですけど私の身の上話ってやつを少し聴いてやってはくれませんか。いえいえ、特別不快ではないはずの、どこにでも転がってる新鮮味もないほんの十数分くらいで終わるお話ですから」
人生は不幸とまでは呼べず、されど生きる
希望も見いだせない弱い『僕』は、いつか訪れる理不尽な『死』を心待ちにしている。
これは何処にでも居る誰かみたいな『僕』の些細な願いの話。
「それでもこれは、前向きな独白なんだ」
『僕』の本当の幸せとはいったい、何だったのだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 22:12:26
10004文字
会話率:31%
──骨はその人間のすべてなのだと思う。
少年時代、病弱なお姉さんに一目惚れした『僕』は、毎日彼女のもとに通っていた。ある日『僕』は胸に秘めた想いを告げ、二人は約束を交わす。その約束こそ、「私が死んだら私の骨をあげるよ」
「私の骨で着飾っ
て」
しかし死んだ彼女は知らぬ間に火葬され、骨は納骨されてしまった。
成長した『僕』は、お姉さんの妹と結婚する。同居初日、仏壇にお姉さんの骨壷を見つけてしまい──
カクヨムさんにも掲載しています。こちらは保存版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 00:47:01
9494文字
会話率:29%
先生は僕に世界を見せてくれた。そして僕は、先生に生涯でただひとつの小さな小さな恋をした。
スカートを履きながらも自分を『僕』と呼ぶイチは『僕っ娘』として遠巻きにされ、転入から二週間経っても友達も出来ずに寂しい高校生活を送っていた。そん
なある日、イチは生物教師の結城と出会う。驚くことに、彼は育ての親・葉にそっくりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 21:39:53
93595文字
会話率:47%
これはとある村の一角、一つの店の中で行われる物語。
『僕』と『魔女さん』のなんてことのない日常。
交わされる会話と思い。その行き着く先は?
ほのぼの日常ストーリー。
最終更新:2023-09-11 07:16:42
6712文字
会話率:62%
青かった『ぼく』と『きみ』は、大人になって『僕』と『君』になる。
最終更新:2023-08-25 00:01:06
2030文字
会話率:3%
◆お嬢様には聞かせられない、ここだけの話。この物語は転生したら悪役令嬢の従者だった『僕』が、彼女の人生をより豊かにするために奮闘する、異世界・性転換・主従ストーリーだ。◆
『僕』は『どこにでもいる』の枠には入れない落ちこぼれ男子高校生。
勉強も運動も平均以下だし、趣味といえるほどのめりこめるものもない。
両親は僕の扱いに困っていたし、僕と違って優れた兄は眼中にも入れてくれない。
そんな僕を必要としてくれる存在と言えば――姉、ただ一人だった。
姉はいわゆるオタクってやつで、中でも乙女ゲームのたぐいにハマりがちだ。
僕に唯一才能があるなら、それは聞き上手の才能ってやつで、姉の話す異世界での恋愛模様によく耳を傾けていた。
そんな僕が…ある日……
背後から刺され、目が覚めたら異世界に転生していた!
しかもこの体、使い慣れた男の体ではない…。
そう。僕は女になっていた。
異世界での“わたし”の役目はわがまま令嬢ルチナ=ディートリヒの従者にして話し相手。
でも、このルチナって子……そして彼女を取り巻く人間模様……どこかで聞いたことあるような……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 03:18:19
13617文字
会話率:38%
『僕』が長い間、引きずり続けていた初恋についてダラダラと書き並べた話。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※作者の体験談ではありません。
最終更新:2023-08-17 18:00:00
7604文字
会話率:5%
夏の終わり、2学期の始まりに転校した『僕』は、ひょんなことから生徒会に入ることになる。
気分屋な生徒会長、いたずら好きの広報係、冷静沈着な書記係……
ひとりひとりがクリームソーダの上のサクランボのように輝く、広大な学園を舞台に
『僕』の
スローペースな青春が動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 06:49:58
56951文字
会話率:56%