ゆうじくんとさっちゃんだった十歳のあの頃。
二人はあることからすれ違い、さっちゃんは非難を込めた眼差しで
見つめてくるようになる。
その矛先であるゆうじは恐怖するが両親の仕事の都合で転勤することに
なり逃れることができた。
怖かったはずなの
に、一抹の寂しさを抱きながら……。
それから十八年経ち、大人になってゆうじくんではなくなった
二十八歳の祐二はさっちゃんの葬式に参列していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-12 14:49:57
4727文字
会話率:26%
酒場に一人たたずむ男は目の前の若者に、ある昔話を語り始めた。
圧倒的な戦力差の前に敗戦も時間の問題となったある国の城下町に、ピエロが現れるようになった。
食糧難にあえぐ子供たちに飴を配って回るピエロは、皆を笑顔にするヒーローだった。
だが、
同時に「悪魔」と呼ばれる白黒衣装のピエロも現れた。「悪魔」と呼ばれるピエロは子供たちから飴を奪って回り、多くの人々から非難されていた。
しかし、その本当の善と悪は周りの思うものとは違っていた。
この男だけはこの悲しい物語の真実を知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-31 18:49:35
3425文字
会話率:30%
棗は友達の先輩、海斗に出会い次第に惹かれて行く…ー。周りの批判や、海斗を非難する声も棗には届かない…ー。棗は自分の想いを海斗に告げる事を決意。棗の想いは海斗に届くのか…。
最終更新:2009-02-07 15:16:11
3255文字
会話率:17%
きれい好きな妻からは当然非難されることになる僕の失態は止むに止まれぬことだった。育った環境がちがえば価値観にもズレが生じる。妻の「文化」を尊重すれば、彼女との約束を破っても、この事を秘密にしなければならない。その秘密の話。
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最終更新:2007-04-10 05:10:36
2929文字
会話率:0%