春日由紀子と上杉慶太は、日本三景で有名な広島県の宮島で育った。大学入試が二人の明暗を分け離ればなれとなってしまった。原宿駅の近くで十年ぶりに再会した、二十八歳の由紀子は、あまりにも美しくなりすぎていた。慶太の婚約者、吉山美幸は、別れる条件と
して慶太に「今後三年間は、由紀子と結婚しないでほしい」と言った。由紀子は、慶太への心の整理をするため、南の島、石垣島、竹富島と西表島を訪ねる。由紀子は、星砂の浜に来て慶太への素直な自分の気持ちを、初めて言葉にして、声に出して、思いを話していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-12-01 22:07:41
19509文字
会話率:13%
【七日通り】秋の章。桔梗は毎日見つめていた。人に育てられた紅葉の木に、宿った樹精を。和風ファンタジー(オムニバス形式)
最終更新:2008-10-16 15:30:56
10287文字
会話率:43%
私は桔梗の花を墓前に供える。彼の好きだった、桔梗の花。ひとりの女性の、決別と再出発をまとめました。
最終更新:2008-03-31 00:26:18
2079文字
会話率:16%
7年前の約束、それだけを信じて・・・――戦乱の世に生きる、琥珀軍の葵桔梗と麟爛軍の遠矢真。2人の過酷な戦いと悲しき恋物語がいま、旋律として奏でられる・・・
最終更新:2006-03-27 20:28:38
9251文字
会話率:46%
遥か昔、人類は月に移住した。月面基地という無機質な閉鎖空間で育った主人公・要。側には玲音という大切な友人がいて、日々の生活にもそれなりに退屈はしなかった。そんなある日、幼馴染みである桔梗が治療法の見付からない目の病に感染してしまい…。
最終更新:2005-11-25 17:23:49
2583文字
会話率:31%