『センチュリア・オンライン』。それは五感全てが実装された前代未聞のVRMMORPG。
『第二の現実』と呼ばれるほどのリアリティを売りに世界中の人々を魅了した。
主人公『ヴィネル』は攻撃スキルを持たない俗に云うネタ職業『道化』を極める酔狂なプ
レイヤー。
だが彼がその道を選んだのは決して伊達や酔狂では無かった。サービス開始以来、誰も使いこなせていない最強職『凰鬼』を操るための布石だったのだ。
最強の名を欲しいままにするために彼は満を持して転生するが……彼が目を覚ましたのは見知った世界では無かった。
ここは何処なのだろう? いや……それよりも自分は誰なんだ?
記憶を失って困惑し焦る彼の目の前に音を立てて現れたのは、一つのシステムログ。
【クエストを受理しました『メインクエスト・失われた記憶』】
そうして『第三の現実』を舞台にした彼の物語の幕は切って落とされた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-10 13:43:40
46356文字
会話率:24%
かたつむりって、なんでかたつむりって名前か知ってる。
そう女の子が聞いてきたのは、雨の公園だ。
その言葉のおかげで、僕の心に傘がひらいた。
最終更新:2011-04-07 21:45:12
1241文字
会話率:42%
百万人に一人いるかいないかの特殊な手を持ってうまれた人々は、ある特殊なスケッチ法を使うことを許された。
特殊な紙、特殊なペン、特殊なインク、特殊な技法、そして特殊な手が揃った場合のみ、完成したスケッチとスケッチ対象に生じる「繋がり」。そのス
ケッチを、人は至福スケッチと呼んでいた。
そして、その至福スケッチの使い手として生きていた老人は、“閉ざされていた少女”や“手を失った至福スケッチの使い手”と出会い、至福スケッチの真意を知る為の旅を始める——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-22 12:53:06
2529文字
会話率:8%
「マコは僕のだ!」幼い声でそう主張していた彼の切り札は双子という血のつながりだった。だが今は、その血のつながりが、二人を隔てる最大の障壁になってしまった。双子の姉弟の禁断の恋を描きます。
最終更新:2011-01-05 15:47:39
59801文字
会話率:27%
繰り返しの日常の中、一滴だけ落とされたインクの染みのように、突然現れたその異端はオレたちに告げた。「君よ、物語をはじめよう」と―――。田舎の公立中学生に唐突に降りかかった、非日常な一週間が幕を上げる。
最終更新:2009-11-27 21:52:52
28449文字
会話率:48%
世界を司る、「色」。それは万物のもと。ある男が、力を求めた。そして彼は、「色」を手に入れたいと思うようになった。だから彼は、空に架かる虹にこう言った。「私はお前を手に入れたい」と。すると虹は、笑って答えた。「あなたは私です。もう手に入れてい
るでしょう?」もう、虹は綺麗に消えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-09 19:01:02
1486文字
会話率:35%
四色ボールペンには、どの色にも同じだけのインクが詰められています。それはとても残酷なことだと思いませんか。そんなお話です。
最終更新:2009-04-11 00:35:57
1127文字
会話率:0%
そう、僕は変わった。いや、変わってしまったんだ。それでも、僕は信じてる。輝ける未来があることを。
キーワード:
最終更新:2006-06-18 01:59:03
11079文字
会話率:33%