食物 小説家になろう　作者検索

　ちょっとした理由で喧嘩をしてしまったカップルの話です。 　※ 一話一話が短い連作短編三部作となっています。

発光所から発光されるもの。それは、注ぐ場所をなくした光。それは関わる人間の寂しさとか、不安とかといった崩れやすい部分につけこむように、私の内臓から爛れおちるように重なる。レクイエムを刻むかのように狂気じみた旋律を奏でる腐食物

“無限のエネルギー”であるディジーフィルとアンチ・ディジーフィルが日本で発見されてから二十三年。狂った生態系より生み出された変異体(ミュータント)が人々を襲う中、人類は互いに争い続けた。食物連鎖の頂点から転げ落ちても、その胸より噴き出す己の欲望に従って―― 世界は、ただ混乱の中にあった。折りたたむ>>続きをよむ

空腹で衰弱しきった蜘蛛の前に、世間知らずな蝶が現れた。蝶は蜘蛛に近づき…さて、この二匹に何が起こるのか？恋愛か？友情か？はたまた、自然の厳しさか？

妹を愛するあまり狂気に取り付かれる兄の捕食的物語

昼食を食べていた男がふと思ったのは、家畜について・・・。

深い闇の底にある黒い街。建物や食物だけでなく、住人も真っ黒な世界に彼はいた。