高校生の「わたし」はある日、中学一年の頃に好きだった人からデートの誘いを受ける。結局二人ででかけたが、「わたし」はなぜか彼の隣にいるとき緊張した――。好きじゃない、でも嫌いじゃない。微妙な位置で揺れていた気持ちが、どちらかに傾きそうになる。
心地良い彼の隣で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-04-03 21:45:39
2367文字
会話率:26%
太平洋の東に位置する島、神吟島。かつて人と竜、動物達が共存して生きていたその島では、年月が経つにつれて人が竜や動物を殺し、自分達が生きるための領土を手に入れた。別れ別れになってしまった二つの種族を繋ごうと試みた、一人の少女の物語。
最終更新:2007-03-04 10:51:34
44660文字
会話率:26%
今回の舞台は『ネバーランド』と呼ばれる仮想世界。その世界は様々な種族が共存を計り、または争い、或いは国家間で戦争しながら生活している世界である。物語はネバーランドの三大陸の一つ、ネバーランド大陸より南に位置するプリエスタという緑豊かな国家。
主人公のブラッドは人間と猫との間に産まれた亜人、これは単にその男の生涯を映したものと言っていい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-02-25 04:14:45
16038文字
会話率:19%
部活を終えて、乗るバスは19:50発。本数が少ないそのバスは、乗客の定位置が決まっていた。ある日、俺の定位置に人が座っていたんだ。
最終更新:2007-02-13 17:43:28
1145文字
会話率:0%
光と闇、天と地、貧富、優劣。どれも真逆の位置にあるはずのモノ。だが、本当にそうだろうか…?
最終更新:2006-12-31 22:00:05
1116文字
会話率:8%
――人は生まれながらにして二つの世界に生きる――平安の頃、対の世界に意識を飛ばし、そこへ存在する自らを操作する方法を見出だした靱代家。闇の中で“ウルク”と呼ばれる対の世界の鬼の手から人々の命を守ることで繁栄してきた血筋は、槹也のまだ幼い時、
完全に絶えたかと思われた…。そして現在。高一になった槹也はウルクを殺すためだけに生きていた。二つの世界の境界――一衣帯水――に位置する少年はこの世界と対の世界を行き来する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-12-10 12:24:46
15596文字
会話率:28%
「”歩くイカ”知らない?」突如、道で出会った『いくみ』という少女が『正人』に問いかけた言葉。その言葉から、正人の日常が少しずつ変わっていく。
最終更新:2006-11-13 15:17:12
8318文字
会話率:41%
彼のとなりをならんで歩きたいのに、あたしの位置はいつも半歩後ろ。これじゃまるで背中とオツキアイしているみたい。だから、もう決めたの。
最終更新:2006-07-19 19:53:33
1786文字
会話率:0%
地図に存在しない、絶海の孤島。その島は常に暗雲に包まれ、中央に位置する、雲に隠れた山の頂上には、あるものがあった。「手にした者の願いを叶える」事ができると言われる、詳細不明の存在。島に辿り着いた百人の資格者は、それぞれの望みを叶えるため、「
それ」を手にしようと島に挑む。求める先に、待ち受けるものを知らず――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-05-10 17:18:43
171125文字
会話率:41%
サクンテウス国の領域内南西に位置するサトラ村の宿屋「狗の顔」の二人の客がやってきた。
最終更新:2006-04-03 10:19:28
4025文字
会話率:44%
格好良い男子生徒でつくられる御三家。そんな御三家の一人、紺野とは同じ委員会。またもう一人、諸星とも接点を持ってしまう主人公、東条遥。誰もが羨む位置にいるのに遥は・・・。だんだんずれていく歯車は複雑な三角関係の恋愛へ。
最終更新:2006-01-25 18:51:14
3711文字
会話率:40%
世界は3つの大陸から出来ており、北に内戦の大陸トランミラノ、東に商業の大陸レギナ、西に軍事と文化の大陸ラミーヤがそれぞれ分立している。その3つの大陸を結ぶ中央には未開の土地ドールクエスタが広がっている。本編の舞台は西大陸ラミーヤの最南部に位
置するセルメン王国。大げさな軍は持たないが数百年間あり続ける大陸随一の文化の国である。しかしここ数年北に隣接する大国アグリードとの関係が悪化して、まもなく交戦状態に入ってしまうこと必至であった。そして、セルメンの国王は王子ルードに出撃を命じるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-09-19 08:16:11
5630文字
会話率:44%
私の家の風呂は、一風変わっている。多分、こんな風呂、どこの家にもないだろう。といっても、別に浴槽が広いわけでも、深いわけでもない。地下から温泉を汲み上げて使用しているとか、名湯をわざわざ有馬からトラックで運んできてそれを使用しているとかいう
訳でもない。床が大理石とか、砂利がしきつめてあるとかいう訳でもない。見た目は、ごく普通の風呂だ。青いタイル張りの壁に、白い浴槽。小さな鏡と、いつも水が溜まっている石鹸置き。高い位置にある格子のついた窓には、錆びかけた銀色の枠。カワックもジェットバスも、それどころか湯沸かし器すら付いていない。けれど、私の家の風呂は特別だ。何故かって?それは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-08-31 15:46:48
7731文字
会話率:12%