それは一目ぼれであった。
その聖剣に宿った精霊は息を潜めて勇者が現れるのを待っていた。長い長い年月、聖剣の傍でじっと予言の勇者を待っていた。
そして運命がやってきた。偶然山の奥にやってきた少年の姿を見て聖剣の精霊はそれまで感じたことのない熱
い感情を覚えた。無機質な心に熱烈な恋が胸の中で踊った。少年に運命を感じた。彼こそが勇者なのだと信じた。
―――しかし、彼は勇者に選ばれることはなかった。
………………えぇっ!?彼、勇者じゃないんですかっ!?そんなっ!まさかっ!私がこんなにも運命を感じているのにっ!?こんなにも可愛らしいのに勇者に選ばれないんですか!?どういうことですかっ!?
…………納得できない、納得できません!私が必ず彼を勇者に成長させて見せますっ!
「さぁ!聖剣式ブートキャンプの始まりだっ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 19:00:00
28937文字
会話率:37%
すたこらと、個人的第三世界へ。
最終更新:2016-12-29 00:00:00
701文字
会話率:0%
病気がちの高校生、高村コウタは友人のいない無機質な日々を過ごしていた。退院して復学したコウタはカウンセラーの女性と出会い、その生き方に共感していく。生きること、死ぬこととは何か。
残酷な描写(青春的に)があります。
最終更新:2016-12-06 14:50:58
6385文字
会話率:63%
未来だが昭和な街並みが残る世界。
無機質だが少し人間味のある建物や機械が溢れかえった世界。
笑ったり泣いたり怒ったりする機械が惑わす世界。
情報の氾濫、企業の派閥、機械にはない人間の憎悪や皮肉で歪んだ世界。
妖艶な提灯が未来でも灯っているか
もしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 19:41:50
19576文字
会話率:61%
「ごく平凡な青年が異世界転生をした」―――そんな三文主人公な俺はエマスという名を与えられ、地下の鉱床で働いている。血の通わない冷たい体、石や鉄でできた陽気な仲間たち。ちょっと変わった平穏なゴーレムライフは、ある日突然一変する。そんなお話。
最終更新:2016-11-25 10:00:00
10731文字
会話率:63%
主義を持たない人間がいるとしよう、果たしてそれは人間といえるのだろうか。
無主義で無価値で無意味で無機質で無味無臭な僕は、果たして真実生きているのだと、言えるのだろうか。
これはそんな僕が、皆様が溢れんばかりに持っているであ
ろう、愛という名の未確認物質を探し求め、理解し得ることで少しでも価値を得れるのではと。ふと思い、なんとなく動き始め、どこかサンチマンタリズムではあるが、ロマンスの欠片もない、どうにかしようとし、やはり方法の片鱗も見つからない物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 15:14:50
3165文字
会話率:29%
恋のうたが嫌いでさ、愛のテーマも反吐がでてよ、それなのに夢みてね。
もがいてるのが好きだから、この街で生きてるんだよ。
大人になれない苦しさに一生悩まされるの?
その書いてる教科書を全部否定する為に
きっと異端児はもがいてる。
き
っと陽の目を夢みてる。
きっとなにかを認めたくて生きている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 02:26:03
2880文字
会話率:15%
少年は、涙を求めて旅をする。
楽園と呼ばれたこの世界を歩き続ける。
新型フルダイブゲーム『Paradise World』を始めたのが間違いだった。彼らが目を覚ましたそこは、ゲームの設定と全く同じである異世界だったのだ。元の世界に帰る
手段はたったひとつだけ。他種族を出し抜き、自分たちの『種族目標』を達成すること。混乱の最中、アリカは自分の身体を見つめる。関節球体に機械の四肢。口から発せられるのは無機質な合成音声。そんな彼に向けられるのは、恐怖と忌避の視線だった――。
何番煎じかわかりませんが、ゲームの設定を踏襲した異世界ハイファンタジーです。
基本的に更新は遅めです。
突発的に思いついた物語なので、設定が変更する可能性もあります。
*一章はシリアス成分多めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 22:26:21
118378文字
会話率:20%
人類にとって新時代の幕開けとなった20世紀初頭、それは突如として地球上に現れた。
深淵から産み落とされたかのような漆黒の外殻と澄んだ水面を閉じ込めたかのような青い発光部を持つ、到底生物とは考えにくい生物。
彼らが通り過ぎた大地は荒れ果て
、都市や町は破壊され無機質な瓦礫の山と化した。
有史以来、明確な意思を持った人類最大の敵、「FUBAR(フーバー)」。
皇紀2697年、それはついに日本に上陸を開始した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-16 23:08:43
1127文字
会話率:14%
【五月末再開予定】
ファンタジー世界でハーレムするんだと、知識も体力も準備万端だった俺が目をさましたのは、グレー一色の無機質な狭い空間。丸窓から見えるのは、深くきらめく宇宙空間。扉は開閉の概念を捨てて、一瞬にして消え去る仕様になり、ハーレム
予定の俺を迎えにきたのは、むきむきマッチョ。与えられた仕事はまさかの戦闘機のエサ。
それでも俺はあきらめない。ぜったいハーレムしてやるぜ。チートだって、チートだって……神様そりゃ無いぜな成り上がりストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-05 20:00:00
107979文字
会話率:41%
紅月の惨劇、そして巨人との闘いから何年が経ったのだろうか。
人類は文明を開花させ、生活に役立つ様々なものを生み出していった。
その1つが、“VOCALOID”と呼ばれるバーチャルシンガー達。
その中でも一番人気があったのが、「初音ミク
」である。
無機質だがどこかあたたかい歌声、シアンのツインテール、そしてニーソ。
そのうえニーソ。極めつけにニーソ。
もはや、「一世を風靡している」といっても過言ではなかった_______
あの日までは。
この作品は、http://uranai.nosv.org にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 07:28:57
808文字
会話率:16%
ここは、正義の味方と悪の組織が数世紀に渡り争い続ける世界。
ここは、人を襲う怪物と怪物を倒すために生まれた戦士たちが終わりなき死闘を繰り広げる世界。
ここは、何万という犠牲を出しながら暴走する男と男のために生まれた何千という犠牲者が存在する
世界。
これは、そんな世界の片隅の、小さな小さな世界(・・)の住人の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-13 09:01:32
3562文字
会話率:0%
元々無機質だった僕は、ある日猫を見つけた。
心にぽっかりと空いた穴が満たされた瞬間だった。
僕は猫と数年間一緒に暮らした。
ずっと一緒にいれると思ってた。
猫のリリがそばにいなくなってから僕は心を閉ざし人との関わりを持とうとしなくなった。
そんなある日、僕とは真逆の存在、能天気で明るい女の子がやけに僕につっかかってくる。
あぁ、僕は誰とも関わらず静かに暮らしたいのにな。
能天気な女の子がひたすら僕を追いかける、そんなお話。
「私はあなたの事がーーー」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 09:39:04
1459文字
会話率:7%
「我らが手を下すには、時期尚早では?」
闇の中に女の声が響く。何処か落ち着いてはいるものの、氷のような冷たさを孕んだ声だ。
何者かと話しているのだろうが、その内容は解らない。というのも、声の主はその場におらず、彼女の意識に語りかけてきて
いるためだ。
「それは真ですか?」
一瞬ではあるが、無機質であった女の声に、動揺のようなものが混じる。
そして、暫くの沈黙の後――
「……はい、ご主人様。その役目、この私が引き受けましょう」
姿の見えない『主』に対して、女はそう告げた。
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小説ストーリーテラー様でも書かせていただいております。
少し修正加えたりしているかも。
わりと王道な剣と魔法のファンタジーです。ハッピーエンドを目指せればなと思っております。難しく考えず、緩い雰囲気でまったりと楽しんで頂ければ幸いです。
最近のニーズ(?)に応えるべく女性キャラは多めですが、作者の力量が色々と不足しているために、恋愛要素や萌えなどはあまり期待しない方がいいかもしれません。また、かなりソフトですが流血描写があるため、苦手な方はご注意くださいませ。
拙いところばかりですが、何卒よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-24 18:28:29
212521文字
会話率:43%
省エネ少年の前に現れたのは、半透明で身体に鱗を持った幽霊少女、ユーレイさんだった。成仏してほしくて振り回されているうちに、岬の日常が色付いていく。
※自傷癖のあるキャラクターが登場しますが直接の描写はありません。
以下、ネタばれ有りのあ
らすじです。
「うらめしやっほー!」中二の夏休み、ハイテンションな挨拶とともに岬《みさき》の部屋に現れたのは、やたらとクラシカルな服を着た幽霊だった。何事も要領よく、親しい友人も恋もしないで無機質な岬の日々を、半透明の「ユーレイさん」が色付けていく。覚えているのは、高校二年であることと、家族のこと。ユーレイさんはお姉さんぶって岬にあれこれ口を出す。
両親健在で、健康で、ただ生きていられることは当たり前ではないのだと、家族とろくに口もきかない岬に、ユーレイさんは両親からの受け売りだと、友人、家族、恋と、持論を交えて言い聞かせる。
誕生日ケーキを食べたいというユーレイさんに、それが未練かと岬がスポンジケーキを焼くも膨らまない。さっさと成仏させようとホットケーキやフレンチトーストを教わるうちに、岬は兄への劣等感など、少しずつ年齢相応の本音をこぼすようになる。ユーレイさんはわらったりしないで岬の言葉を受け止めて「傷は大切な人が出来たときに役に立つよ」とわらった。
成仏することにした、とユーレイさんが言いだしたのは夏休みの終わる二日前。いっそこのまま一緒にいてもいいと岬が思い始めていた頃だった。岬はパンケーキを積み上げて誕生日ケーキを贈る。
ちゃんと見つけてね、と意味深な言葉を残して消えたユーレイさんを思いながら、高校生になった岬はユーレイさんの面影を持つ少女、茉莉《まり》に出会う。茉莉に惹かれた岬は、過去の傷も受け入れて恋人になり、結婚する。
岬は長女と双子の弟の父親になったが、娘が高二の夏に病に倒れ、生きるか死ぬかの手術を迫られる。娘の強い希望で手術を受けることにした岬は、麻酔が効いている間に行けるマジカルランドを医師から勧められる。麻酔が効いてから意識が戻るまで、脳波を通じて仮想空間に滞在できるのだ。娘は九月の誕生日ケーキとプレゼントを約束して手術に臨んだ。
誰も気づかずに起こるバグを、岬だけは知っている。
高二の娘の行く先が、中二の岬の夏休みであるということを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 17:00:00
64285文字
会話率:51%
一人の青年から見える、狭い世界の形
最終更新:2016-06-12 01:47:39
480文字
会話率:0%
とあるファミレスで起こった実話。小説になるくらい酷い対応。これが私の世界の中のファミレスだ。
最終更新:2016-05-13 18:56:03
7549文字
会話率:33%
平凡な青年、望月迅はあまりにも無機質な生活に嫌気が差していた。
唯一の癒しは読書であり、起きているうちはずっと本を読んでいた。
しかし、そんな日常に、ある事件が迫っていた。
最終更新:2016-05-08 18:27:43
680文字
会話率:0%
ヴァージルは忌々しい雨の日を境に、世界に違和感を持った。
自分が何者で、この世界は当たり前のいつも通りのものだったのに何かが違う。
無機質な体を持つ仲間も、温もりを持つ誰かだった。この世界は、自分が何故ここにいるのか・・・ヴァージルは考え続
けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 18:14:57
13606文字
会話率:32%
僕は知りたかった。僕がいなくても廻っている世界を。
そんな僕の眼に一つの広告が映った。その広告は無機質で必要以上なことは何にも書いていなくて、客寄せをする気があるのかと突っ込みたくなるようなものだった。その広告にはこう書いてあった。
『もし
……もし、あなたの過去や未来を改変できるとしたらあなたはどうする?』
ドンピシャだと思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-26 22:19:43
6303文字
会話率:50%