ここは幻の国ヒノモト。この国には太古の昔から人間と人ならざる者アヤカシの二種族が暮らしていた。アヤカシはヒノモトを治める権利を人間に託し森でひっそりと暮らし、互いに干渉することはなかった。
ある時を境に違いはこう言われる。
「森の奥へ行って
はならない。行けばアヤカシの怒りを買い、二度と戻ってこれない」
「森の外へ出てはならない。行けば人間たちにその身を引き裂かれ、魂は地獄に堕ちる」
この戒めの言葉は親から子へと伝えられ、決して関わりを持つことはなかった。
そのお陰なのか、長い平和が保たれていた。人々は笑い、アヤカシはひっそりと静かに暮らした。
そう、あの青年が森に足を踏み入れるまでは---。
教えておくれ、アヤカシよ。俺の運命を---。教えておくれ、人間よ。私の使命を---。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-13 21:38:58
118044文字
会話率:46%
人ならざる者として生を受け、虐げられてきた女の子が大好きな人を守るために戦うお話。
この作品はpixivの方でも投稿しております。
最終更新:2017-05-06 19:05:11
5812文字
会話率:35%
西暦1600年。人と妖が共存する時代。
人と妖は互いに、協力し合いながら平穏に暮らしていた。
しかし、妖たちが人間狩りを始めた事から、徐々に亀裂が生まれ完全に対立してしまう。
そして、人類は悪い妖たちから身を守るため、討伐隊を設立する。
時
は現代へ戻り、2017年。
これは、史上最年少で2等討伐尉になった2人の少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 13:32:28
4057文字
会話率:33%
世界は一度、滅ぶ。
しかし、人はしぶとく生き残っていた。
人ならざる者も同時に生きる世界で。
赤目の少年は、記憶を求めてその世界を彷徨っていた。
名はリベル。
無名の剣技の使い手である。
彷徨った果てに少年は西の最果ての街に辿り着いた。
そこで、一人の少女と出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-06 08:56:19
40416文字
会話率:18%
呪いで人を殺すことのできる時代、能力が高く人々から恐れられていた少年が作ったのは人の形をした人ならざる者...羽守《ばしゅ》だった。
1000年近くが経ち、羽守達は各々の生活を築いていた。
最終更新:2017-03-20 20:29:39
19057文字
会話率:47%
世界が終わろうとする、死は死でなく
生者を同じ存在にすべく襲いくる、惑い迷う者に
命有るものは闘い逃げ惑う、生きるために
そんななか、1人の男が迷う者に死の証を受ける
男はどうなるのか……
最終更新:2017-03-12 10:27:17
2772文字
会話率:18%
ある時、世界の外側に生まれた『自分』と『誰か』。
大いなる力を持った二人は、成長することも老いることもなく、静かに時を過ごしていたが、人間が人ならざる者達と邂逅したのをきっかけに、『誰か』も人ならざる者達と関わりを持つようになる。
やがて人
間は人ならざる者を「魔」と呼び、滅ぼそうと侵攻してきたが、『自分』の力の前に撤退。
人ならざる者達はその庇護を求めて『自分』と『誰か』の配下になり、人間の前に姿を現した『自分』と『誰か』はそれぞれ、『魔王』と『神』と呼ばれるようになるのだった。
これは長い時といくつもの世界の境界を超える、引きこもりのツンデレでSな魔王と優柔不断のデレツンでMな神の恋に似た物語ーー。
『幽霊王女と優しい殺し屋』(http://ncode.syosetu.com/n6808cu/)と『communio』( http://ncode.syosetu.com/n0262eg/)、『碧玉寺へようこそ!』(https://ncode.syosetu.com/n2906ex/)に登場する魔王が主人公(の一人)であるスピンオフ作品です(世界観がリンクしているだけなので、他作品を読まなくても特に支障はありません)。
神も魔王もチート系主人公なのに、バトル要素はあってもおまけ程度でしかない日常系の物語なので、一風変わったチート系主人公の物語を読みたいという方はどうぞ(一話完結型の物語なので、気が向いたらまた中盤のエピソードを追加するかも知れません)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-10 20:00:00
193644文字
会話率:19%
僕がこの街に来て、この神社をまかされて、彼と同居し始めて、半年の月日が経とうとしている。
同居人は人ならざる者。彼と酒を酌み交わしながら、時に妖怪や幽霊なんかとドンパチしながら、どんどん僕の人生は崩れていく。
最終更新:2017-02-22 22:18:26
27203文字
会話率:32%
二十一世紀、日本国は突如として現れた「黒い霧」に隠された。
霧は瞬く間に日本の国土全てを取り込み、そして霧は外部からのあらゆる通信を遮断した。誰もそれが何なのかはわからず、原因も対策も見つけることが出来なかった。
そうして日本が国際社会か
ら隔絶されてから十年後、外の国々はついに重い腰を上げた。民間主導で多国籍調査部隊を編成し、霧の突破、そして日本国への直接干渉を試みることにしたのだ。ベイル・H・ストーンズは自身の生まれの故郷である日本を目指し、その調査部隊の第一陣に参加した。
そして霧を越え、彼とその仲間が見たものは、人ならざる者共が闊歩する、異界と化した日本であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 17:28:06
336327文字
会話率:56%
人間と人ならざる者、互いにバランスを取り合って生きているそんな世界。人に友好的な種族もいれば排他的な種族もいる。そんな中で排他的代表とも言える吸血鬼に対して一人の男が土下座して頼むこんでいた
「ここで、働かせてください!」
最終更新:2017-01-20 20:26:58
2508文字
会話率:75%
1980年代、日本のとある地方都市である遺伝子が発見された。
妖怪の遺体、と呼ばれたものを解剖していた名もない博士が発見したそれはヒトの遺伝子にとても近く当初「妖怪は人に近い遺伝子を持っている」と発表された。
それが間違いであると発表され
たのは2000年代初頭。そのとある病院での血液検査がきっかけだった。
―その遺伝子を持つ者は、何らかの要因により人ならざる者へ変異する―
そう発表された時、日本はそのものを「覚醒者」と呼び保護する名目で遺伝子を採取
覚醒者犯罪における重要な証拠として保管したのだ。
いっぽう、主人公夕張優希(ゆうばりゆうき)はとある地方都市の国立大学で遺伝子学を学ぶ大学二年生。
その大学の授業で覚醒者の遺伝子を取り扱ってからその者に興味がわいていた。
運動力学を専攻している友人、冥頌川大丈夫(みょうしょうがわ ますらお)と二人で覚醒者がらみの大きな事件に巻き込まれていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 14:19:48
5044文字
会話率:59%
これはかつて人と人ならざる者達の戦争において誰一人犠牲を出さずに終戦させたと言われている無敗の王、夜の支配者、黒き伝説と呼ばれた最古の吸血鬼が、失った自分を幻想郷の住人達と出会い、異変や日常回を通して昔の誰とでも関わりを持とうとしていた自分
を取り戻そうとしていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-06 23:36:24
556文字
会話率:23%
死神…それは人ならざる者達
最終更新:2017-01-05 23:27:32
2687文字
会話率:18%
幽霊、妖怪、都市伝説。そういった人ならざる者、姿が見えない者、されど確かに存在する者。それをまとめて怪異と呼ぶ。
怪異は人に見えない。だから、見えないところで様々ないざこざや問題が発生する。それを解決するために、ひっそりと怪異たちの相談
を受ける者がいる。
『怪異相談役』である。
とある田舎県の山の麓。その寂れた古民家に住んでいる高校生、日下部秋雨もその一人。
秋雨の下を小さな小さな怪異が訪ねた時、この物語は動き出す。
これは、ひねくれ者の高校生と小さな怪異の日常物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 20:03:35
131100文字
会話率:52%
教会と寺院の二大勢力が張りつめていた、人と人ならざる者が暮らす世界―パトラシア。
そんな世でも民衆から絶対的崇拝を受ける存在がいた。
それは、「鏡の神子」と呼ばれる七人の存在。
彼女らを抱え込むことが勢力の安定に繋がることから、それぞれの
勢力は神子を抱え込むことに躍起になっていた。
一方、鏡の神子らはそんな窮屈な毎日に辟易していた。
ある日突然、教会に集められていた六人の神子らは司教から命を受ける。
それは、色欲・暴食・傲慢・憤怒・強欲・怠惰・嫉妬の「七つの大罪」と呼ばれる、悪魔の力を持つ七人を教会へ連れて来ること。
そして、鏡の神子の残りの一人を見つけ出し連れて来ることだった。
理由も分からず、言われるがままではあったものの、久しぶりの外の世界を前にして神子たちの心は弾んでいた。
旅をはじめ、新しいもの、新しい人、新しい衝撃、新しい事実に触れてゆく少年少女であったが、それは次第に「世界の真実」を知る方向へと物語の針を進めていくことになった…。
罪とは?正義とは?
数えきれないほどの犠牲も、涙も、笑顔も、想いもすべてが絡み合い、意味が紡がれる―!!
笑いと勇気と少しの涙と…飛び切りの冒険ファンタジー!
(短編版)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 23:00:00
9847文字
会話率:26%
黒々と燃えさかる炎を前に少年は何の力も持たなかった。
それも当然のはず。ちょっと発語が早く、好き嫌いが一つもなく、聞き分けの良い、おおよそ常識の範疇を出ない五才児が、蝶よ花よと育てられた五才児が、飛び込めば骨も残らない『黒炎』に立ち向かお
うなどとできるはずもないーー。
これは、人ならざる者の物語。失ったものを取り戻そうと必死にもがく化け物が、かつて大切なものを根こそぎ奪っていった化物を討つ物語。
意見・感想どんどんお願い致します!!
これからも書き進めていきますので気長に見守っていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-16 03:50:32
8630文字
会話率:23%
「人狼」
それは古より存在した「人ならざる者」
人であって人でなし。
狼であって狼でなし。
故に人類は彼らを忌み嫌い、何世紀にも渡って戦争が行われてきた。
彼らは住処を追われ、いつしか人間社会から忘れ去られていった――――。
時は現代。
人狼、吸血鬼など、かつて実在したはずの異形は伝承のみの存在となり、数多の物語の中で語り継がれるようになった。
しかし人狼は、過去より蔑まれてきた記憶を忘れてはいなかった。
人類の目を逃れ、1つの組織として結集していた彼らは遂に蜂起。
侵略を開始したのである。
『我が同胞よ! 今まで虐げられてきた人狼族の怨念を晴らすのだ!』
人間社会に溶け込んでいた人狼は瞬く間に人類の作り上げた文明を破壊した。
人類に対抗する術は無く、世界の殆どを制圧された。
生き残った人類は結集し、レジスタンスとして人狼と戦い続けた。
一枚岩に見えた人類であるが、やがて二分化される。
1つは、完全に人狼を絶滅させる事を目的とした「赤ずきん」。
もう1つは、協力する人狼を擁護する一方で、反抗する人狼の殺戮も行い、地上に『神の大地』を築かんとする「涙の教会」(通称:ティアーズ)。
時に協力し、時に相反する2つの組織は、氷河期を迎える地球上で収束のつかない戦いを続けていた。
舞台となるのは、侵略から10年後の世界。
組織「赤ずきん」の中でも特に異端児として名を馳せていた、24歳の女性ガンナー、ジャンヌ。
別名:赤ずきんの復讐者(The Avenger of Little Red Riding Hood)。
家族を皆殺しにされたジャンヌの壮絶な復讐劇が幕を開ける――――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 00:50:11
50016文字
会話率:38%
祖母は森の管理人をしていた。
祖母の死後、その仕事を引き継ぐ事になった桧山椋一
その森に着いた翌日、椋一は家を守る妖精とガッカリ美人の不法侵入者と出会う。
話によるとこの森は人ならざる者が住まう異界に通じる扉があるらしく、椋一はそこ
から来る異界の住人の入界管理をしなくてはいけないのだそうだ。
その異界の住人は神話や御伽話に出てくる幻獣や精霊、妖精にアンデッド、果ては神と悪魔までなんとまあ幅広い。
これは異界の住人達と人間桧山椋一の特に盛り上がりの無い妙な日常をミドルテンションで描いたスクラップストーリーです。
三話目から、冒頭で昔話や幻獣について概要を掻い摘んで解説します。その際作者の主観も入っていますのであしからず。
それと異世界モノではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-04 20:50:15
56044文字
会話率:51%
失踪を遂げた父を探すため一人で旅をしていた千代は、ある日突然見知らぬ家に居た。人ならざる者達と過ごしながら奇妙な世界からの脱出を目指す十二日間のお話。
(江戸末期辺りを参考に和風ファンタジー。ホラーとかミステリーとか恋愛要素は添えるだけ。
)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 14:00:00
81997文字
会話率:40%
ある日、睦月は同居中の三歳上の姉・皐月から、青い目の外国人男性を婚約者だと紹介される。彼の仕事の都合で、二人は近々日本を離れると言う。そして、目下失業中で再就職が決まらず、貯金を切り崩す生活の睦月も、一緒にこないかと誘われた。両親は退職後に
夢の海外暮らし、親戚とも疎遠だった彼女には他に頼れる人もなく、日本に一人残っても路頭に迷うのは確実……死んだつもりで心機一転し、ついて行った先は、何と人ならざる者や魔法が蔓延る異世界だった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 03:35:44
27618文字
会話率:35%