夜の使者はその魂を翼に抱き、穏やかな夜空へ飛んでいく。
最終更新:2014-07-09 03:48:19
399文字
会話率:7%
暑い夏の日、駅のベンチで電車を待つマキオは、子供の頃に経験した、苦くも懐かしい光景を観ることになる。
最終更新:2011-09-27 07:23:42
3532文字
会話率:20%
『ニュースです。今朝、○△駅の近くの踏切で酔っ払いの男を助けようと、女性が遮断機を越え線路に飛び出し、電車にひかれて死亡しました』
誰かがこれをひどい話だと言った。
世間とって、それはとても可哀相な話で。ある人にとって、それはとても気分の
悪い話で。そして、彼女の恋人にとって、それはとてもひどい話だった。
『善人のまま死んだ彼女は、僕にとって確かに“悪”だった。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-01 20:14:13
7253文字
会話率:52%
遮断機を隔て、踏切の両端に二人が立っている。自殺しようとする女と救おうとする男。二人のお話。
最終更新:2009-09-26 14:55:53
2954文字
会話率:26%
満員電車に乗り、帰路につく男。最前車両で運転士の後ろから飛んで行く風景を楽しんでいた。やがて電車が踏切に差し掛かると、そこには幼子を胸に抱いた母親が居た。男が見ていると、突然彼女は遮断機のバーをくぐり……。
最終更新:2009-02-26 00:16:11
3006文字
会話率:0%
一時間に二本くらいしか電車の通らない単線の踏切。遮断機の向こうから、私を見ている小さな男の子がいることに気付いた。
キーワード:
最終更新:2008-06-09 20:38:28
3835文字
会話率:12%
カンカンカンと遮断機が降りる。ちらちらと白いものが目の前に舞っている。足は根が生えたように一歩も動かない。息は白くなり僕の頬を掠めていく。カンカンカンと遮断機が鳴り響いている。
最終更新:2008-03-01 06:03:16
1970文字
会話率:18%
私は遮断機の前にいた。自殺するために。その時、私は出会った。4年前の友人に。彼はいったい何のために私の前に来たのだろう。コメディー作家のカツオが送る。生と死について語る恋愛小説。感動するかはどうかは別という事で…。
最終更新:2005-07-20 03:15:17
4894文字
会話率:44%