僕こと、泉涼平(いずみ りょうへい)は変わりない日常に鬱々していた。そして、水谷京香(みずたに きょうか)も同じだった。
似た者同士の僕らは、考えることも似ていて、似た『嘘』をついていた。
今日も僕は僕のために、誰も傷つかない『嘘
』をつく。
君も君のために誰も傷つかない『嘘』をつく。
僕らはそして、あの日を境に、『嘘』の共有者になった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-24 11:18:18
62942文字
会話率:30%
ある日ある場所。一発の銃声から始まる、誰も死なない、誰も傷つかない物語
最終更新:2009-03-11 22:35:49
21945文字
会話率:12%