「――俺が、お前を守る。」幼心に約束を刻んだ少年は、麗しい姿に成長を遂げる。天然美少年・ウサギと色黒イケメン・クマはともに、名門男子校として名高い皇楠学院高等学校に入学するが…この学校、ちょっと、いやかなり変!?むさ苦しい野獣たちの群れから
、クマはウサギの貞操を守ることができるのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-02 08:48:46
31315文字
会話率:26%
大橋の周りは見届け役の兵に見物人で黒山の人だかりとなっていた。橋の両側にはそれぞれ『常陸国江戸崎住人 一羽流 日本無双の士 岩間小熊』だの『愛宕太郎坊大天狗直伝 微塵流 天下無双兵法家 根岸兎角』だのと大書された幟がはためいている。
そ
の幟を背にし、木刀を手に向かい合う二人の兵法家あり。眼光鋭く山伏の如き総髪の大男は随分と羽振りがよいのか上質な衣服を纏い、その顔は艶で光っている。対する男はそれと真逆で、頬は痩せこけ無精髭は色濃く衣服は薄汚い襤褸も同然、およそ見栄えのしない色黒の小男だった。だがその双眸から放たれる凄まじい眼光は武芸の心得なき者や心弱き者が直視するに堪えぬほど恐ろしい迫力がある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-12 01:29:04
9429文字
会話率:38%
色白で体の弱い白雪姫のような男の子と、色黒で元気があって力持ちの王子のような女の子の物語。
最終更新:2011-01-14 12:33:38
66031文字
会話率:45%
僕は旅をしている。「恐いのよ」と彼女は言った。「またパンクするのが?」「そうね。またパンクして職場から三十分の道のりを歩くのが」くたびれた軽トラック。降りてきたのは白髪頭で色黒のこぢんまりとしたおじいさんだった。
最終更新:2006-05-26 18:05:57
7841文字
会話率:43%