異能を用いて異次元に生まれた怪物を狩る。それがこの世界の隠された生存競争。
人知を超えたその力ゆえ、恐れられ、社会から排除された異能者達。
その中の一人であった少年――ユキも、日々の糧を得るために異次元の怪物達へ錆に塗れた刃をふるっていた。
そんな殺伐とした生活も、ある秋の日の夜を境に変化する。
新たな人との出会いに戸惑いながらも、時に誰かに寄り添い、時に反発しながら、少年は少しずつ大人になっていく。
2章開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 21:03:26
154365文字
会話率:20%
【狐耳の女の子が四苦八苦する話、もしくは文明リセットを生き延びた現代兵器が無双する話】
すべての大地は海へと沈み、僅かな痕跡を残して文明は滅び去った。何もかもが振り出しに戻った世界に残されたのは人が住めるほど巨大な樹だった。新たな文明が繁栄
を進める中、呪術師である家出人スズは自分の住む大樹が腐り始めている事を知る。腐食の進行を止めるため既に枯れ果てた隣の大樹へ調査に赴く事になり、樹上を見回るうちにある場所を発見し、そこでは自らが機械だと言う少女が待っていた。腐食を食い止める事はできたものの、その元凶は自分の親であった。その暴走を止めるためスズは故郷へ戻る事を決意する。
-日本神話ベースのファンタジーですが時折戦艦がラム戦やったりします(17-8/3時折どころじゃ済まなくなってきました)。メインキャラクターは剣と魔法で戦いますがその他大勢の主武装は鉛と火薬です。
18-1/18、14章で若干の辻褄合わせ改変を行いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-28 21:17:56
834463文字
会話率:60%
AIによる腐食金属細菌テロにより荒廃した日本。
賭け、違法研究、ヤクザ。地下に生きる少年少女。
そこではVRゲーム『ハンニバル』が流行していた。
そしてそれをめぐる闘争。
なにかが起こる。そんな予感。
最終更新:2018-03-24 15:44:53
31404文字
会話率:32%
魔法は変わった。かつて魔法は、一部の、選ばれそして選んだものたちが収めることの出来た、特殊技能であった。魔法は変わった。今は違う。文字を読み書きできぬ文盲が呪文を暗記することなく、活版量産されたスクロールを投げつける。一級の魔道士と学のな
い農奴が同じ戦場にたつことができた。そして、旧い魔道士は駆逐された。破壊魔道士はそんな戦場に残った。しかしそんな彼らを襲う魔法は、酸の雨でもなく、大地を死なせる毒でなく、腐食する霧でなく、飛ばされた大岩、あらゆるものを沈める泥海でもない。それは──たった一発の魔導銃から放たれる、そして圧倒的な数の軽い死であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-31 23:00:00
2750文字
会話率:4%
徳永(とくなが)衛(まもる)。28歳、会社員である。
しかし今は…12、13歳のガキンチョどもと一緒の学園1年生である。
この物語は、空に4つの島が浮遊する現代日本に近しい世界で、神業(かみわざ)とよばれる超能力が使えるようになったガキン
チョ…もとい新人類と共に、何の因果か腐敗・腐食、および回復の神業がつかえてしまう主人公が、お金の為に、なによりも友達? の為に、懸命に頑張ってみようかな? という物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 10:49:22
7141文字
会話率:38%
冬の山で遭難し死んでしまった。……気がつくと、異世界にいてキノコ人間になっていた。――そして、僕は草食系でも肉食系でもない腐食系(きのこ)として、今日も平和な森の中にある。
最終更新:2015-06-10 10:00:00
2750文字
会話率:13%
異世界に渡った男が老境に差し掛かった時にふと思ったことが
「豆腐食べたい・・・・・・・」
男が一言つぶやいたことから始まる物語。
拙作【故郷は豆腐にありて思うもの】の童話祭向け改稿版です。話自体はほぼ同じなので突っ込まないでください。
最終更新:2014-12-15 19:51:39
6867文字
会話率:62%
自サイトからの転載です。
ユナニアスという少年とユーグリアという自称神を名乗る青年の歪んだ運命と、死と腐食の話。
ユーグリアは本当に神なのか、ユナニアスはただの蘇った人なのか。
それすらユナニアスからだけではわからない。
そう、これは主人公
は彼ではない話。
さて誰が主人公足り得るのか、これから話をしようじゃないか。
ユーグリア?幼馴染のオストリエラ?仕事を持ってくるベッツィ?
誰が主人公かも分からぬまま、ユナニアスの周囲は決して変わらない。
―――ホントウ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-06 02:39:54
23203文字
会話率:39%
私、渡辺エリカはちょっと田舎の街で三人姉妹の末っ子として、共働きの両親に放ったらかされて育った。
高校では成績はわりと上の方で、友達もたくさんいた。
が、ある夜エリカはいつもの様に自分のベッドで眠った・・・・筈だったが。
目覚めてみる
と知らない部屋の知らないベッドで寝ていた-----
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-26 16:36:34
17278文字
会話率:30%
帝國暦254年、帝王ガーラント・バルパルス崩御。
次帝を継ぐ長男シャル・バルパルスは齢十に満たさずして、広大な帝國版図を継いだ。
絶対な権力者を失った帝國政府は汚職が蔓延り、私利私欲に肥え、飢えた者達が、自分達に都合の良い政治を行った。
やがて一部の富裕層に権力が集中し、物資の独占が始まった。
帝國の、瓦解の時。其れは静かに始まっていた。
帝國暦260年、その年は例年に無い日照りが続いた。
帝國各地は深刻な物資不足に陥り、民が飢えた。
地方の有力な領主が帝國に叛旗を翻し、そんな帝政の舵取りに危機感を募らせた貴族、ブラント・ローウレン候が反帝政を掲げ、新党を結成。
しかし時すでに遅く、帝國の弱体化は誰の目にも明らかであった。
帝國暦266年、大陸北西部に位置する神聖国ククルトゥがバルパルス帝国に進軍。
“飢餓に苦しむ民の解放”を大義名分に帝國を強襲した。
腐食の進んだ政治、形骸化した軍、最早帝國に国力は無く、一夜にして帝都クリスタルパレスは崩壊。帝王シャル・バルパレスは、クリスタルパレスの中央広場にて公開処刑された。
大陸は北西部を統べる神聖国ククルトゥ、南西に広がる海洋小国家群、東部を帝國から離脱した有力三貴族が三分割した。
帝國という強力な抑止力を失った大陸は群雄割拠の時代に突入する。
大陸全土を戦乱の嵐が席巻する中、やがて戦災の火の粉は大陸南東に浮かぶ島にも飛び火していた。
此れは、ガレントの島の覇権を巡る戦記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-18 23:35:30
50964文字
会話率:32%
母親を殺した。
あんなに、好きだった母親を殺した。
いつも絶望と共に生きてきた自分は、
"死"
を知らない。
いやな事が積み重なり、
自分を殺す。
人は死ぬと心も体も停止し
やがて腐食して
原型も無く消え去っ
てしまう。
だが自分は
心すら停止せず、自分を傷付ければ
付けた分だけ、いやな事が積み重なり
ただ絶望するだけだ。
そしてただ支えてくれたのは母親。
父は、母が言うには自分が生まれる前に
家を出て行ったと聞いた。
そして今。
大切な家族を殺し、家族がいなくなったところだ。
「絶望とは私にとって・・・いや。私たちにとっての
希望
だ」
"謎の男"にこう答えた
「自分のために僕は希望と共に生きる。」
僕はこの一言で魔霊術を手にいれる。
思ったことが現実化する
「魔想実無(スプリット)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-01 17:47:48
1352文字
会話率:15%
発光所から発光されるもの。それは、注ぐ場所をなくした光。それは関わる人間の寂しさとか、不安とかといった崩れやすい部分につけこむように、私の内臓から爛れおちるように重なる。レクイエムを刻むかのように狂気じみた旋律を奏でる腐食物
最終更新:2010-01-12 14:11:05
2772文字
会話率:4%