「オリオール公爵令嬢コランティーヌ、あなたとの婚約を破棄する。そして、私はバリエ男爵令嬢ポレットと結婚する」
卒業パーティーで王太子ファブリスが婚約破棄を宣言するのを、男爵令嬢ポレットは虚ろな目で見ていた。
ポレットは王太子妃の座など狙って
いない。愛妾となって左扇の生活をしたかっただけだ。
コランティーヌは何もしていない。ポレットへの嫌がらせも、そしてファブリスに寄り添うことも。
何もしなかった悪役令嬢と、真実の愛で結ばれた二人。断罪されるのは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 13:40:04
6249文字
会話率:18%
●あらすじ
王太子の婚約者を決めるパーティーに参加させられることになった侯爵令嬢エヴェリーナ。
王太子妃の座に無関心なエヴェリーナはこれまでの自由気ままな生活を死守するために、あえて令嬢とはかけ離れた素のまま過ごすことを画策する。
しかし、
品位を重んじるエヴェリーナの祖母は家名に泥を塗られることを危惧し、彼女にある誓約を課す。それは、パーティーまでに貴族令嬢としての教養を身につけなければ勉強漬けの日々、つまりエヴェリーナの自由を奪うというものだった。
自らの安寧のためにも真面目に淑女教育に取り組むエヴェリーナであったが、いまいち勉強がはかどらない。
淑女として赤点だといとこたちにバカにされたことで闘志を燃やしたエヴェリーナは最低限のマナーだけでなく周囲を驚かせるほどスキルを身につけ見返してやると決意する。
そのためには1日1つのペースで習得しないと期限までに間に合わない。
無謀ともいえる挑戦もやってみなきゃわからない!
自由を愛する少女は家族や友人たちの力を借りてスローライフを守るために奔走する。はたして無事課題をクリアできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 16:00:00
9001文字
会話率:43%
新たに婚約者になったのは、世界で一番嫌いなヤツだった。
私は今日もヤツの魔の手から逃げる算段を綿密に練り上げる。
私が欲するのは王太子妃の座ではなく、弟が成人するまでの領主代行の座。宰相職に忙しい父に代わり、幼い弟が立派に育ってくれるまで
、姉上がしっかり領地を守って見せるからねと言い張りたい。
言いたいことはただ一つ。元婚約者とその寵姫のバカヤロー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-08 11:26:49
8907文字
会話率:29%
王太子妃にふさわしくないと自覚している令嬢は素直に婚約破棄を受け入れた。これは妹に王太子妃の座を奪われた令嬢がその後に愛を手にしたと言う話である。
【連載版あります】
最終更新:2015-08-11 13:00:00
2555文字
会話率:33%